第38話
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夜明け前から政務棟に顔を出し、国の結界と他国情勢の最新情報を耳に入れて。
さすがのコウェルズもわずかに顔色を悪くしながら、ようやく自室へと戻る事が出来そうだった。
後ろにいる護衛の二人はコウェルズの不調に気付いてはいるだろうが、あえて口にしようとはしてこない。
五年前、リーンに何があったのか。
それを知ったのは昨夜のことだ。
ニコルもガウェも混乱し、未だに真実を隠す魔術兵団にコウェルズは苛立ちと疲れを覚えて。
休憩も無しにやっていられるか。
コウェルズが今日一日を一斉休日にしたのは、ただ自分が休みたいからだった。
突然の休日なので、ファントムの襲撃以降ほとんど休みなく動いていた騎士や魔術師達もどう満喫したものかと迷う者も多いだろうが、今のコウェルズにはそこまで考えてやれる頭は無い。
耳に入れた他国情勢にも、一国の不穏な動きに凄まじく不愉快になったところだ。
末の妹オデットがいずれ嫁ぐアークエズメル。
小国の分際で、ファントムに掻き回されたとはいえエル・フェアリアに敵うと本気で思っているのか。
「…コウェルズ様」
ふと背後から短く呼ばれて振り向けば、既婚者の騎士は無言のまま前方に目を向けるよう告げてくる。
何だ?
促されるままに視界を前に向けて、その先を見やれば。
「--…」
俯いていたから気付かなかった。
王城上層、コウェルズの部屋がある扉の前に、彼女がいた。
浅黒い健康的な肌色の、コウェルズの婚約者。
気の強いサリアは自国の魔術師を引き連れて、コウェルズの扉をノックしようかどうか悩んでいる様子だった。
なのでこちらにはまだ気付いていない。
父王を殺した日から、彼女はコウェルズの傍から離れてしまった。
国に帰ってしまうだろうと思っていたが、サリアはエル・フェアリアに残ってくれた。ただし今に至るまでコウェルズと目を合わせてくれていない。
その姿を見たのも久しぶりのような気がした。
背後の騎士達には足音を立てないよう指示を出し、抜き足で近付いて。
サリアは扉とにらめっこをしていて気付く気配は無いが、イリュエノッドの魔術師達が静かに近付くコウェルズに気付き始めたので、人指し指を口元に当てて「シーッ」と黙っているよう指示を出し。
悪ノリの通じる者達に囲まれたサリアの背後に立ち、未だに扉に目を向けている為にガラ空きとなった耳元めがけて、コウェルズは息を短く吸った。
そして。
「わ」
「きゃあ!!」
大声は出していない。だが背後から耳元で声を聞かされて、サリアは背中を仰け反らせて甲高い悲鳴を上げた。
望んだ通りの反応が面白くて、思わずお腹を押さえて笑ってしまう。
サリアはすぐに驚かせてきたのがコウェルズだと気付き、耳ごと顔を真っ赤にしながら睨み付けてきた。
「あなた様!!驚かすのはやめてくださいませ!!」
ようやく目が合ったサリアは、コウェルズがよく知る強気な娘に戻っていた。
心臓が早く脈打っているのか、着慣れないだろうドレスの胸元を押さえながら、普段通りの口調で叱責を飛ばして。
「驚かしてくださいと背中に書いていたんだよ」
「もう!」
涙が滲みそうなほど驚いたらしく、サリアはそれ以上は言葉にならない様子だ。それを良いことにコウェルズはエスコートするようにサリアの肩を抱いて自室の扉を自ら開けた。
サリアは目を大きく見開いて見上げてくるが、コウェルズと話す為にここに来たはずだ。なら中でゆっくりと話せばいい。
「お前達も今から休むといい。サリアには今日一日私が付くからね」
サリアの意志は聞かずに、自分の護衛とイリュエノッドの魔術師達に命じる。
魔術師達はわずかに慌てた様子だったが、騎士二人は静かに頭を下げ、扉が閉まるのを受け入れた。
「あなた様…」
二人きりになった所でサリアが困惑したように呼びかけてくるが、逃がさないとばかりに無視してベッドへと向かう。そうすれば当然サリアの身体が強張るが、気にせずベッドに座らせ、自分は近くの椅子を引き寄せる為に少し離れた。
細やかな細工の美しいテーブルと同じデザインの椅子の背もたれを掴んでサリアの元に戻れば、ベッドを進められて万が一を危惧しただろうサリアのわずかに安堵に染まる表情が見えた。
婚約関係にあるのだからそうなっても構わないだろうに、強張られ、安堵されると少しもどかしくなる。
それともまだサリアはコウェルズに怯えているのか。
「君から会いに来てくれるなんてね。どうしたの?」
一人分の距離を取った位置に椅子を置いて腰掛け、普段通りの様子で訊ねる。
サリアは口にするべきかどうか迷う素振りを見せたが、静かに待てばやがて観念したように両手を膝の上で握り締めた。
「…今日は皆さまが手を休められると聞きましたので…あなた様も休まれるのかと…」
取り方によっていくつかの道筋に分かれた言葉だった。
コウェルズの体調を気遣ってくれたのか、暇なら相手をしてほしいという願い事か、単に気になっただけか、それ以外か。
気になっただけは無いだろう。誰かに聞けばいいことなのだから。
ならなぜコウェルズの部屋の前にいたのか。
相手が何を考えて行動しているのか。見極めようとするのは悪い癖なのだろうか。
「ああ…ごめんね。ずっと放置してしまって」
「いえ。リーンの為ですもの。…私には何もできないのが歯痒いです」
打算的なコウェルズと違い、なんて優しいのだろうか。妹達にも見られる性格だが、この健気さのひとかけらでもコウェルズにあったなら。そう思いながら、
「…ありがとう」
素直に口にしてみた言葉は。
「何ですの?改まられると不気味ですわ」
情け容赦無くバッサリ切り捨てられた。
「…君ね…仮にも将来の夫に向かって不気味とか言う?」
「不気味な謝辞を口にしたあなた様がいけないのです!」
ここに来てコウェルズの責任とは。
だが否定出来ないのは自分の性格をよくわかっているからだ。
はは、と力無く笑いながら首の後ろを掻いていると、サリアも少し身体の力を抜くように微笑んだ。
「皆様は?」
「ミモザ達かい?みんな強引に休ませたよ。特にコレーとオデットはね」
妹達も突然の休日に戸惑っていたが、ここに関しては休ませたかったという本音はある。騎士達や魔術師達はついでだが、幼い二人の姫には特に。
「…破られた新緑宮の結界の補強ですわね」
「そ。ミモザは政務、エルザは国立事業の統括と同時に一刻も早い治癒魔術の会得、クレアは嫁ぎ先との対話、フェントは私が頼んだファントムの件の調査…手の空いたコレーとオデットに負担の重い結界の補強を任せなければならないなんて…自分が情けないよ」
ファントムに潰された新緑宮は王城内に建てられた七色宮の中央にある。
七色宮はエル・フェアリア創始から存在すると言われるほど古い建物だが国の結界の要であることは事実で、そのひとつが機能しない痛手は大きい。
これが大戦時代なら、有能な国は結界の綻びからエル・フェアリアを攻めただろう。
コレーとオデット、主にコレーが膨大な魔力で新緑宮に代わる結界の維持に務めてくれていたが、肉体的にも精神的にも消耗する任務を幼い二人に押し付けることはコウェルズの胸をなかなか痛めつけてくれた。
二人が健気に「お役に立てるなら」と笑うから尚更。
なので今日は結界が上手く機能していない状態になるのだが、一日の揺らぎを他国がどう取るか。それを知る良い機会になるだろう。
「クレアは状況が状況だからやはり婚姻は先に伸ばすと言っていましたが?」
サリアは同い年のクレアの状況も気になる様子で、こちらもコウェルズを悩ませるひとつだ。
「ああ…先方が先伸ばしに難色を示してね。クレアの婚約者は元から“来るな”の一点張りだけど、周りが早くクレアを欲しがっているんだ」
隣国スアタニラの第一王子ヤマト。
クレアの婚約者である彼は、クレアが嫁ぐ前に王族間の覇権争いに巻き込まれてしまった。
「…確かまだ呪いが…」
「軽く調べたんだけど、どうやら婚約者にかかった呪いを解く鍵がクレアらしい。向こうにすればファントムなどより自国の王子の呪いを解く方が重要だからね」
呪いを解く為に、クレアを寄越せ。
それを阻む者もいる国へ。
スアタニラは国土こそ広くはないが、大戦時代はどこにも領土を明け渡さなかった強者の国だ。多くの宝玉が産出されるほどの資源国家だというのに。
エル・フェアリアにはトリック一人しかいない魔術騎士を多く揃えていることも、他国への牽制となっているだろう。
「…クレアは?」
「まさかリーンが生きていたなんて知る前だったとはいえ、婚礼を決断したことに代わりないからね。予定通り式は執り行われるよ」
クレアとも勿論話した。話した上でクレアは決断したのだ。
「ただ、場合によってはクレアは両国を行き来することになる。クレアだってリーンが心配だろうし、戦力的なものもあるから」
「…戦力?」
物騒な会話ばかりの中に吐き出された単語に、サリアは意味を理解しかねる様子で首を傾げる。
「クレアが向こうにいる以上、クレアの姫付き達も向こうについていくからね。たかが数名だろうが王族付き騎士がエル・フェアリアから離れるのは…今は正直痛い」
クレアの王族付きは現在八人だけだ。だがその数すら手放したくない理由がある。
「奇襲とはいえ、ファントムの一団たった六名に騎士団と魔術師団はこてんぱんにされたからね」
十三名が死に、多くの負傷者を出した。
亡くなった十三名は、王族付きにはあと一歩届かないまでも優秀な騎士達ばかりだったのだ。
「…こてんぱんだなんて」
「君も見ていただろう?あれは私達の完全な敗北だよ。しかも騎士団長の不在で現在の騎士団は酷く歪んでいる。早いとこクルーガーを解放して騎士団を締め直さないとグダグダのまま、また完敗してしまうよ」
口にしただけで疲れがよみがえる。溜め息をついてゆっくりと肩の力を抜くが、肩凝りのような鈍い痛みが増しただけだった。
「まったく…騎士団は貴族のドラ息子が増えてきたとは思っていたけど、あそこまで使えないなんてね」
「それほどに?」
「全員がそうという訳じゃないよ。王城騎士の八割は果敢に戦ってくれた。だが二割ほどが醜態を晒しまくり。逃げ出した騎士もいるからね」
無意識に肩を揉みながら当時を思い出す。
灼熱の夜空、怒号と熱波。迅速に指示をこなす騎士達の中に紛れた、使えない者達。
クルーガーが戻った暁には、まずは無用の長物達を間引かなければ。
「…あなた様はいつ王に?」
思案に耽るコウェルズの意識を戻したのは、サリア以外にはいなかった。
エル・フェアリア国王に、いつ。
「リーンの生存を発表した後だよ。父上には悪者になってもらう」
国民には真実を隠す形の言葉を告げた。
死んだとされるリーン以外の六人の七姫はファントムに奪われてはいないと。
この真実を告げる時はそれなりの批判を浴びるだろうが、父にはその時に大いに役立ってもらう。
「…いいのですね?」
「死人に口無しさ」
引きこもってから四年間。国民を裏切り、他国に笑われ。唯一信じ続けていた妹姫達の思いすら踏みにじり、結局何の役にも立たなかった父を役立てる方法は。
「……」
サリアが立ち上がる様子は眺めていた。
どこに行くのか。
何の気もなくサリアの行き場所を予想しようとして。
「………びっくりした」
「…そのままびっくりしていて下さい」
身体をふわりと包む温もりに驚いて、思考が一瞬止まってしまった。
「…君がこんな風に慰めてくれるなんてね」
母が妹達にしていたように。
サリアは椅子に座るコウェルズを頭からそっと抱きしめてくれた。
彼女の故郷である島国イリュエノッド独特の海の香りはもう消え去ってしまっている。かわりにふわりと香るのは、王城内の風呂場でのみ作られている特殊な精製水の香りだ。
花の香りの、美容液そのもののような湯の。
サリアがエル・フェアリアに染まるのは仕方無いのだろうが、あの海の香りが嗅げないのは少し寂しい気がした。
彼女の香りを探すように、彼女の背中に腕を回す。
先に抱きしめてきたのは君なのだから逃がさないと告げるように腕に力を込めて、花の香りでもなく海の香りでもなく、サリア本人の甘い香りをようやく見つけて。
「私はあなた様の隣に立つ女ですもの。あなた様がどのような決断を下されたとしても、私は受け入れますわ」
「なら…魔力増幅装置も?」
「…勿論ですわ」
いたずらっぽく訊ねれば、少し不満気ではあったが肯定してくれる。
コウェルズの肩越しに回されたサリアの指先がキュッと力を籠めるように衣服を掴む。その左手の薬指には、コウェルズと同じデザインの指輪がはめられている。
イリュエノッドが生み出した禁忌の宝具。
指輪の形をした魔力増幅装置は、使い方を誤れば死に至るものだ。
自身の魔力を増幅してくれる代わりに、万が一魔力が枯渇した場合は命を削り魔力を生み出してくれる。
そして自身が死ぬまで、魔力が枯渇していた事には気付けない。
これもまた、大戦が生み出した悲劇なのだろう。
コウェルズは己の莫大な魔力を信じてイリュエノッド王から装置を手に入れた。己だけを信じて誰にも相談せずに。
そしてサリアは、そんな勝手を犯したコウェルズを戒めるように、対の指輪を作らせて自身に取り付けた。
コウェルズの勝手で死ぬかも知れないというのに。
「…聞いていいかな?」
サリアの香りを見つけられたからようやく手を離して、ずっと気にしていた胸中を訊ねてみようと見上げる。
「何ですの?」
「…どうして国に帰らなかったんだい?」
サリアが息を飲む様子を見守りながら、それでも。
「怯えたよね。私に」
エル・フェアリア王である実父を殺したコウェルズを、その身に浴びた血痕を。
怯えて、腰を抜かして、サリアはコウェルズを生まれて初めて拒絶した。
強気なサリアはどんな時でもコウェルズに弱さを見せないと思っていたのに、弱さどころか怯えられるなんて。
「…私はあなた様を支える為に来たのですもの」
だというのに、怯えさせた相手を支える為だけに残ってくれたと言う。
それはコウェルズの為か、それともエル・フェアリアの為か。
国の為にサリアを選んだというのに、今はコウェルズ個人を見てほしいと願っている。その身勝手さに思わず自嘲が漏れた。
そっとサリアの身体を離して、立ち上がって。
見下ろせるいつも通りの身長差に戻った事を視覚で何度も確認してから、ベッドに押し倒した。
驚くサリアの頭を衝撃から守るように手のひらで抱えて、歩幅ひとつ分程度の距離から二人でダイブするように。
ギシリと大きなベッドが軋み鳴く。
サリアは呆けた様子でいるから、体重はかけないように上から覆い被さったまま頭を撫でて。
「…君を怯えさせて、君が私の部屋から居なくなって…たった二日しか君は私のベッドを使ってなかったのに、すごく寂しいんだ」
甘えた声で、サリアの不在を嘆く。
サリアがこちらに来てからコウェルズが父を殺すまで。たった二日だけしかないその間。コウェルズとサリアは夜を共にした。
サリアが嫁いできたならコウェルズの部屋を二人で使うことになっていたのでヴァルツの時のように新しい部屋などは作り直されておらず、サリアも了承していた。
だからそう口にしただけなのに。
「っ!!ご、誤解を招くようなことを仰らないで下さいませ!私は!!」
まるでコウェルズとの間に情交があったかのように聞こえたのだろう。顔を真っ赤にしながら否定されて、思わず笑ってしまった。
「わかっているよ。正式に結婚するまで、君には手を出さない…ただ、気持ちの問題かな?」
厳格な王家に産まれたサリアは頑なで、婚前のまぐわいを許してはくれない。
コウェルズもサリアが嫌がるなら済し崩しにすら実行に移そうとは思わないが。
「…もし君が、私を支えたいと思ってくれているなら…傍にいてくれないか?」
固くなるサリアをあやすように頭を何度も撫でて。
その指先で愛しむように瞼や頬を撫でて。
「何もしないよ。傍にいて、温もりを分けてくれるだけでいい。あんまり理解してもらえないんだけど、けっこういっぱいいっぱいなんだ」
はは、と力無く笑えば、サリアは固くなる身体の力を抜くが、代わるように真剣な眼差しでコウェルズを見上げ続けた。
「…様子が変わりましたわね」
「そう?」
この甘い雰囲気を緩やかに壊すように、自身を捕らえるコウェルズの両腕の檻から逃れようとはせずに。
サリアに避けられていた数日間に起きた変化に気付いてくれた。
「以前のあなた様は…私なんて」
以前のコウェルズなら、サリアなど気にも留めなかった。
健康なエル・フェアリア王家の次代を産む為だけの娘という認識でサリアを見ていたコウェルズなら。
だが今は、それだけでは済まされない気持ちに気付いてしまったコウェルズがいる。
身体の力を抜いて、サリアに密着するように抱き被さる。
やはりサリアは身を強張らせるが、すぐに警戒を解いてくれた。
「あなた様?」
耳元からサリアの声を聞いて、自分もサリアの耳元に唇を合わせる。
クセのある焦げ茶の髪が頬をくすぐり、コウェルズの金の髪と交ざって艶を帯びて。
「君に怖がられて…拒絶されて、けっこうきたんだよね」
「…きた?」
囁くような声でも、サリアの耳元に唇を近づけているから聞こえないはずがない。
少し恥ずかしげに身じろぎながらもサリアも問いかけ直した。
「心臓辺りを鷲掴みにされたっていうか、今まで味わった事のないショックを味わったというか。正直な話、君を愛せるのか自信無かったんだけど」
さらさらと並べ立てる言葉の、その最後の文を聞いたサリアは胸を苦しめただろう。
恋愛など、コウェルズは知らない。
サリアへの思いも、愛情を引き出したとしても妹達に向ける類のものばかりだった。
そのはずだったのに。
「それ以上の問題みたいだ」
サリアは顔をこちらに向けようとするが、密着しすぎて上手くはいかない。なのでコウェルズからわずかに動き、再びサリアの上に身を起こして。
「…ねえ、この先何があっても、私から離れないで。もし君が離れてしまったら…私は何をしでかすかわからないよ」
普段通りの口調で、ポツリと脅しをかける。
そうしてでもサリアを逃がしたくはなかった。
小さな島国などどうとでも転がせて遊べるほどの大国に産まれたコウェルズが、国の為などでなくコウェルズ自身の為に口にした脅し。
愛とは素晴らしいものではなかったか?
心で母に問うたのは、サリアへの思いが狂気に満ちている気がしたからだ。
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