第5話:浪速の狂犬、愛の試練
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YOKOHAMA 99-SECTION
横浜九十九課 調査記録書
■ ファイルNo. Y99-2021-031
事案名: 調査員・杉浦文也の失踪、及びそれに伴う広域指定事件への介入調査
記録作成日: 2021年 11月 15日
記録作成者: 横浜九十九課 所長 九十九 誠一
ステータス: 解決済(※関係各所との連携強化という副産物アリ)
【1. 事案概要】
2021年11月上旬、当事務所の調査員である杉浦文也氏が、置き手紙を残し突故失踪。彼の過去の事件(姉・寺澤絵美氏の死亡案件)を仄めかす匿名の脅迫状が原因と判明。八神探偵事務所、および大阪の警備会社「真島警備」代表・真島吾朗氏と連携し、杉浦氏を救出。本件の裏で進行していた、厚労省絡みの巨大な陰謀を暴く一端を担う結果となった、極めて危険かつ、広域に渡る重大事案である。
【2. 経緯詳細:時系列】
・[11月8日(月)] - 失踪発覚
杉浦氏によって投函された、退職届を発見。『好きな人ができた』との記載。……正直、この時点で99.9%何らかの事件に巻き込まれたと確信。残されたPCを解析し、彼の足取りが静岡県湊上市へ向かっていたことを特定。
杉浦氏によって投函された、退職届を発見。『好きな人ができた』との記載。……正直、この時点で99.9%何らかの事件に巻き込まれたと確信。残されたPCを解析し、彼の足取りが静岡県湊上市へ向かっていたことを特定。
・[同日] - 情報収集および連携開始
八神氏へ連絡。杉浦氏の失踪が、彼らが追うアドデック9の闇ルート案件と関連している可能性が浮上。並行して、趙天佑氏が来訪。杉浦氏が失踪前に意味深な言動をしていたとの重要情報を得る。
八神氏へ連絡。杉浦氏の失踪が、彼らが追うアドデック9の闇ルート案件と関連している可能性が浮上。並行して、趙天佑氏が来訪。杉浦氏が失踪前に意味深な言動をしていたとの重要情報を得る。
・[11月9日(火)] - 静岡での現地調査
未華子氏と共に湊上市へ。杉浦氏の姉のかつての恋人、大久保新平氏と接触。杉浦氏が失踪直前に彼を訪ねていたことを確認。彼の証言から、杉浦氏が強い覚悟を持って行動していたことを再認識。
未華子氏と共に湊上市へ。杉浦氏の姉のかつての恋人、大久保新平氏と接触。杉浦氏が失踪直前に彼を訪ねていたことを確認。彼の証言から、杉浦氏が強い覚悟を持って行動していたことを再認識。
・[11月10日(水)] - 大阪へ
八神氏からの情報提供を受け、最終目的地が大阪であると断定。現地にて八神・海藤両氏と合流。調査の結果、黒幕のアジトへの侵入には、元東城会伝説の幹部、現「真島警備」社長・真島吾朗氏の協力が不可欠であると判明。
八神氏からの情報提供を受け、最終目的地が大阪であると断定。現地にて八神・海藤両氏と合流。調査の結果、黒幕のアジトへの侵入には、元東城会伝説の幹部、現「真島警備」社長・真島吾朗氏の協力が不可欠であると判明。
・[同日夜] - 真島吾朗との接触
第一回接触は、交渉決裂。彼の持つ、常人では計り知れない器の大きさと、危険な雰囲気に、我々も一度は撤退を余儀なくされる。
第一回接触は、交渉決裂。彼の持つ、常人では計り知れない器の大きさと、危険な雰囲気に、我々も一度は撤退を余儀なくされる。
・[同日深夜] - 事態急変
未華子氏が、単独で真島氏と再接触。詳細は、本人の名誉のためここには記さないが、彼女の命を懸けた覚悟が、ついに伝説の男の心を動かす。……正直、ボクには到底真似できない、無謀かつ、しかし最も効果的な一手でしたぞ。彼女の胆力、恐るべし。
未華子氏が、単独で真島氏と再接触。詳細は、本人の名誉のためここには記さないが、彼女の命を懸けた覚悟が、ついに伝説の男の心を動かす。……正直、ボクには到底真似できない、無謀かつ、しかし最も効果的な一手でしたぞ。彼女の胆力、恐るべし。
・[11月11日(木)] - 救出作戦決行
真島氏の案内により、敵アジトである郊外の廃ホテルへ突入。八神探偵事務所、および真島吾朗氏本人という、もはやオールスターとしか言いようのない布陣で、敵実行部隊を完全制圧。主犯である一ノ瀬亮を追い詰め、杉浦氏を無事、救出。
真島氏の案内により、敵アジトである郊外の廃ホテルへ突入。八神探偵事務所、および真島吾朗氏本人という、もはやオールスターとしか言いようのない布陣で、敵実行部隊を完全制圧。主犯である一ノ瀬亮を追い詰め、杉浦氏を無事、救出。
【3.所長・九十九による総括と、今後の課題】
杉浦氏の単独行動は、結果として多くの協力者を危険に晒すことになった。この点については、今後、厳しく指導する必要がある。……が、しかし。彼の「仲間を巻き込みたくない」という想いも、痛いほど理解できるのが、所長として悩ましいところですな。
今回の事件で得られた最大の教訓は「我々は一人ではない」という、至極当然の事実である。
八神探偵事務所、および真島氏。彼らとの間に築かれた、この強力なネットワークこそが、横浜九十九課が持つ最大の武器であると、再定義する。
そして、何より。
未華子氏が見せた、大切な仲間を守るための、常軌を逸した覚悟。
それに応えようとする、杉浦氏の決意。
この二人の間に生まれた、論理では説明不可能な「絆」の力は、ボクの計算能力を遥かに超える、未知のパラメーターですぞ。
……まあ、つまり。
この事務所は、ボクが思っている以上に、とんでもなく強くなった、ということですな!
ただし、杉浦氏には、今回かかった経費(主に大阪への交通費)を、ボーナスから天引きするか、現在真剣に検討中であることを、ここに追記しておく。
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