第3話:波止場の鎮魂歌、再会の約束
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YOKOHAMA 99-SECTION
横浜九十九課 調査記録書
■ ファイルNo. Y99-2021-011
事案名: NPO法人を隠れ蓑にした詐欺事件に関する調査、及びそれに伴う襲撃・爆発事件
記録作成日: 2021年 10月1日
記録作成者: 横浜九十九課 調査員 橘 未華子
ステータス: 解決済(※ただし、多大な人的被害が発生)
【1. 事案概要】
本件は、私が個人的に進めていた、フリーライターとしての取材活動が発端となった。NPO法人「横浜みらいの翼」の代表・近藤および経理・真奈美が、寄付金を横領しているとの証拠を入手。週刊誌への告発準備を進めていたが、相手側に察知され、9月15日、横浜埠頭の倉庫へ呼び出される形となった。
結果、銃撃、及び爆発事件に発展。その場に現れた趙天佑氏が私を庇い重傷を負い、一時行方不明となる。また、私自身も爆発に巻き込まれ負傷。八神探偵事務所の海藤正治氏、そして九十九課の杉浦くん、九十九氏の尽力により、事態は収束した。
【2. 経緯詳細:時系列】
・[9月15日 21:00頃] - 埠頭での接触と襲撃
指定された倉庫にて、近藤らと対峙。彼らが雇ったチンピラに襲われそうになったところを、杉浦くんと海藤氏に救出してもらう。
指定された倉庫にて、近藤らと対峙。彼らが雇ったチンピラに襲われそうになったところを、杉浦くんと海藤氏に救出してもらう。
・[同日 21:15頃] - 銃撃及び爆発
追い詰められた近藤が、所持していた拳銃を発砲。その銃弾から、私を庇う形で、突如現れた趙氏が腹部に二発被弾。直後、倉庫が大規模な爆発を起こす。爆発寸前、海藤氏に担ぎ出され私は一命を取り留めた。
追い詰められた近藤が、所持していた拳銃を発砲。その銃弾から、私を庇う形で、突如現れた趙氏が腹部に二発被弾。直後、倉庫が大規模な爆発を起こす。爆発寸前、海藤氏に担ぎ出され私は一命を取り留めた。
・[事件後] - 入院と趙氏の行方不明
爆発により負傷し、私は市内の病院へ搬送。現場からは身元不明の焼死体が発見され、趙氏は行方不明に。彼の生死が不明な中、私自身の軽率な行動が招いた結果であるという罪悪感に苛める日々が続いた。
爆発により負傷し、私は市内の病院へ搬送。現場からは身元不明の焼死体が発見され、趙氏は行方不明に。彼の生死が不明な中、私自身の軽率な行動が招いた結果であるという罪悪感に苛める日々が続いた。
・[9月19日] - 鉄爪氏との面会
入院中、横浜流氓の鉄爪氏が見舞いに訪れる。彼は、趙氏の生存を強く信じており、私に対して「気を病む必要はない」との言葉をかけてくれた。彼の言葉に、どれだけ救われたかわかりません。
入院中、横浜流氓の鉄爪氏が見舞いに訪れる。彼は、趙氏の生存を強く信じており、私に対して「気を病む必要はない」との言葉をかけてくれた。彼の言葉に、どれだけ救われたかわかりません。
・[9月22日] - 退院、そして再会
自分の存在が、周りの人々を不幸にする。そう思い詰め、私は誰にも告げずに横浜を去ることを決意。しかし、神内駅へ向かう途中、異変に気づいた杉浦くんに引き止められました。
そして、彼の後ろから現れたのは、車椅子に乗った趙さんでした。
彼はコミジュルの手で救出され、一週間もの間、意識不明の状態だったとのこと。
自分の存在が、周りの人々を不幸にする。そう思い詰め、私は誰にも告げずに横浜を去ることを決意。しかし、神内駅へ向かう途中、異変に気づいた杉浦くんに引き止められました。
そして、彼の後ろから現れたのは、車椅子に乗った趙さんでした。
彼はコミジュルの手で救出され、一週間もの間、意識不明の状態だったとのこと。
【3. 関係者 特記事項】
・趙 天佑 氏
私の軽率な行動を庇い、命を落としかけた、命の恩人です。彼に対しては感謝と、そして申し訳ないという気持ちで言葉が見つかりません。
私の軽率な行動を庇い、命を落としかけた、命の恩人です。彼に対しては感謝と、そして申し訳ないという気持ちで言葉が見つかりません。
・杉浦 文也 / 九十九 誠一
私が横浜を去ろうとしていることに、いち早く気づき、止めてくれました。私がどんなに自分を責めても、二人は決して私を責めなかった。彼らがいるから、私は今、ここにいられます。
私が横浜を去ろうとしていることに、いち早く気づき、止めてくれました。私がどんなに自分を責めても、二人は決して私を責めなかった。彼らがいるから、私は今、ここにいられます。
・鉄爪 氏
趙氏を危険に晒した元凶である私を、責めるどころか、その身を案じ、励ましてくれました。彼の真っ直ぐな言葉がなければ、私は罪悪感に押しつぶされていたと思います。
趙氏を危険に晒した元凶である私を、責めるどころか、その身を案じ、励ましてくれました。彼の真っ直ぐな言葉がなければ、私は罪悪感に押しつぶされていたと思います。
【4. 橘による反省と所感】
今回の事件は、100%、私の判断ミスと慢心が招いたものです。九十九課の一員であるという自覚に欠け、自分一人の力で何とかなると思い込んでいました。
その結果、多くの人を危険に晒し、心配をかけ、そして何より、趙さんの命を危険に晒しました。
この事実は、一生忘れてはならない、私自身の「罪」だと思っています。
それでも、杉浦くんと九十九氏は、そんな私をまた仲間として迎え入れてくれました。
もう二度と、自分の判断で暴走しないこと。
危険な調査は、必ず九十九課のメンバーに報告・相談すること。
そして、この街で、この人たちの隣で、自分にできることを精一杯やること。
それが、私が皆の恩返しであり、唯一の償いだと考えています。
以上。
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