第1話:最悪で、最高の一日
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[数日後]
墨影組は、今回の騒動が原因で警察に摘発されたと、未華子は海藤からメールで教えられた。
全てが解決した数日後。
未華子はお礼と報告のため、横浜・伊勢佐木異人町にある「横浜九十九課」を訪れていた。
「――というわけで、結局、働き口は見つからず仕舞いなんですけどね」
自嘲気味に笑う未華子に、九十九がPCの前でぱっと目を輝かせた。
「なんと! 未華子氏、元新聞記者ですと!? その調査能力と文章力、ぜひウチで活かしてほしいですぞ! 我々の探偵事務所、SNSの運営や調査報告書の作成、何より女性の依頼者様が安心して相談できる人材が喉から手が出るほど欲しかったのです!」
「え?」
「社長命令です! ぜひ、ウチのメンバーになってくだされ!」
あまりに唐突なスカウトに戸惑う未華子の視線が、部屋の隅で黙って話を聞いていた杉浦に向けられる。
彼は、窓の外に視線を向けたまま、そっけなく呟いた。
「……まあ、九十九くんがいいなら、僕は別に反対はしないけど」
その言葉は、肯定以外の何物でもなかった。
神室町で迎えた人生最悪の日は、こうして横浜での新しい仕事と、生涯忘れられないであろう男との出会いをもたらした。
橘未華子、横浜九十九課、三人目のメンバーとしての日々が、今、静かに幕を開けた。
第一話・終
墨影組は、今回の騒動が原因で警察に摘発されたと、未華子は海藤からメールで教えられた。
全てが解決した数日後。
未華子はお礼と報告のため、横浜・伊勢佐木異人町にある「横浜九十九課」を訪れていた。
「――というわけで、結局、働き口は見つからず仕舞いなんですけどね」
自嘲気味に笑う未華子に、九十九がPCの前でぱっと目を輝かせた。
「なんと! 未華子氏、元新聞記者ですと!? その調査能力と文章力、ぜひウチで活かしてほしいですぞ! 我々の探偵事務所、SNSの運営や調査報告書の作成、何より女性の依頼者様が安心して相談できる人材が喉から手が出るほど欲しかったのです!」
「え?」
「社長命令です! ぜひ、ウチのメンバーになってくだされ!」
あまりに唐突なスカウトに戸惑う未華子の視線が、部屋の隅で黙って話を聞いていた杉浦に向けられる。
彼は、窓の外に視線を向けたまま、そっけなく呟いた。
「……まあ、九十九くんがいいなら、僕は別に反対はしないけど」
その言葉は、肯定以外の何物でもなかった。
神室町で迎えた人生最悪の日は、こうして横浜での新しい仕事と、生涯忘れられないであろう男との出会いをもたらした。
橘未華子、横浜九十九課、三人目のメンバーとしての日々が、今、静かに幕を開けた。
第一話・終
