■Diary■

周回遅れ

2020/06/09 19:31
冬の話題を語った次の日記が夏の話題。
順調に季節に遅れを取ってそろそろ一周して正常に戻るのではないかと思っているイウラです。それは無い。

ご訪問有難うございます。
お久しぶりです。前回日記を書いたときは2月だったのにもう6月ですね。
前回チョコレート催事の話で食べてみたいと言っていたスピカというチョコはあの後無事に入手することが出来ました。
見た目も味も100点満点でした。
早くも冬が恋しい……。
今年も暑さと湿気との戦いが始まりますね。

昨年10月から一進一退を繰り返していた葬儀屋短篇夢を昨日漸く上げられました。
結果として半年以上掛かってしまいました。
このサイトには珍しく(?)またしても健全夢なのですが、一度書いてみたかった話が書けて個人的には満足しています。
原作の時間軸に沿った夢を書くのはこれが初めてかもしれません。
読んでいただいている前提で話してしまうのですが、色々語りたく思います。
補足とも言いますね。本当は文章内で分かってもらえるように表現するべきなのですが(力不足)。
読まなくても何ら問題はありません。
あくまでもこの夢の葬儀屋の場合、そして私が葬儀屋に抱いているイメージが前提の妄想をここまで膨らませていましたという事を書き留めたかったので……。
以下内容バレもりもりなのでご了承下さい。

まず今作は葬儀屋に気紛れに拾われて、彼が持て余している長い時間の一瞬を共に過ごしてみたいという願望から生まれた夢でした。
とは言ってもやはりそこは葬儀屋なので、勿論善意から主人公を拾ったわけではありません。
あのまま主人公が死亡していれば死者蘇生の検体として使われるか、良くても埋葬されて主人公の物語は終了です。
それではあまりに夢がないので(夢小説だけに)……。
一度は命を諦めかけた主人公がなんとか持ち前の生命力を発揮し意識を取り戻した姿を見て、暇つぶしのような感覚で葬儀屋は"捨て猫"の世話をします。
お金に執着のない葬儀屋は躊躇いなく良いものを与えます。
そして死の淵をさまよった主人公に対し、血を洗い流す時に葬儀屋が意思確認をしたところから偶然にも運命が分岐します(ここは後半で解説します)。
病院に連れて行ったのは治療を受けさせる為でもあったのですが、兄シエルに合う血液を集めるのが目的でもありました。
残念ながら(?)主人公は別の血液型だった為追加で血を抜かれることは免れましたが、もし血液型が一致していたら何かと理由をつけられて数日は帰れなかったかもしれません。
兄シエルの存在といえば主人公が服を探すときに家の中を歩き回った行動は実はギリギリの行為だったことになります。強運。

ここでタイトルのCuriosity killed the catについて。
日本語では『好奇心は猫をも殺す』なのですが(元はイギリスのことわざだそうです)、病院内でリアンと葬儀屋が交わしていた会話が元になっています。
リアンは葬儀屋に対してこの言葉を暗に投げかけているのですが、結果豪華客船編でしっぺ返しを喰らい命を落とす事になったのはリアンであるという皮肉を込めました。
葬儀屋は彼の行く末をなんとなく分かっていながらも、まだ面白いものが見たくてあの返答をするに留めています。

さて幸運にも戻ってきた主人公のバッグですが、船のチケットは目立たないカードポケットのような場所に入れていたので盗まれていませんでした。
葬儀屋は船が無事にNYへ着かない事は分かっていたので、生きる意思や夢を持った主人公を今死なせてしまうのは勿体ないという気紛れを起こしチケットを抜き取ります。
原作でいえば夢や未来に対する渇望は精度の高い動く死体を作る上で重要な素材となるわけですが(寄宿学校編の独白より)、葬儀屋が生きている人間を故意に死なせてまで素材を得るようなエゴイズムで行動するかどうかと考えた時に個人的にはピンとこなかったのでこのような結末になりました。
あと夢小説なので少しくらいはいい目をみても良いんじゃないか!?という考えから……。笑

では葬儀屋が意思確認をした時、仮に主人公が生や魂を軽んじるような発言をしていたら?
この夢の葬儀屋は勿論最後まで面倒を見てくれますが、バッグの中からチケットを抜き取るような事はしません。
主人公を拾った当初はチケットの有無すら知らなかったわけで、そうなると病院での処置も少し違っていたかもしれませんが……。
これは主人公が"実験"の犠牲になっても構わない人間だと認定されたというよりは、本当に生に対する未練や渇望は無いのか?という疑問を投げかける行為と言った方が適切ですね。
また何処かで逢おう、そうお別れして4月の船旅で主人公はその人生を終えます(運良くビザールドールから生き残れても3等客室なので救命ボートに乗れる確率は低い)。
一方チケットを持たないこの夢の主人公はその後の人生でめでたく夢叶って1人前の靴職人になり、葬儀屋と偶然にも再会を果たします。
それは充実した人生を送った後で、勿論無言の再会という事にはなるのですが主人公の胸に残った傷跡で葬儀屋はいつか拾った"捨て猫"を思い出します。
そして本当に葬儀屋が作った寝心地の良い棺で眠るという約束が果たされ、結果としてはハッピーエンド。
そんな感じの妄想を盛り込んだ夢でした。
主人公が葬儀屋の靴を作る為の再会は恐らく果たされないものと考えています(原作でも葬儀屋はよく行方をくらましているようなので)。
あとは原作の葬儀屋が今後どんな運命を辿るのか分からないので、このあたりの未来描写は妄想というよりは私の願望ですね。
葬儀屋離脱が今最も怖いので……。

めちゃくちゃ長いな。
読んでくださった方いらっしゃいましたら有難う御座います。
こんな感じの妄想をしていたら半年以上が経過していました。


葬儀屋といえばタイムリーな話題なのですが、BlackLabelの新作情報ご覧になりましたか?
私は拝見した瞬間に全身の毛穴が開いた気配がしました。
モーニングジュエリーモチーフはあまりにもツボを突きすぎている……。
パッケージのデザインもめちゃくちゃにたまらないですよね。
やはり葬儀屋の自殺方法は首吊りだったんでしょうか(緩まる涙腺)。
描き下ろしイラストカードも付くそうで、これは全力で黒執事ファン・葬儀屋ファンを仕留めに来ていますね……!
枢先生ツイステのお仕事もかなりこなしていらっしゃるようですが、原作漫画以外にもこうして定期的に供給があるのが黒執事ファンにとっては嬉しいですね。
ツイステといえばリリース日から始めてはいるのですが、案の定リズミック(音ゲー)が下手すぎて泣いています。
私のような人間にとってはイージーがハードなんです……。笑


ご訪問に加えスキやコメントを下さった皆様、有難う御座います。
お返事不要のコメントも嬉しかったです。新作お待たせしてしまい申し訳ありません。
いつも有難う御座います!
以下コメントレスさせていただきます。

■2020/04/19 23:02 いつも読ませてもらってます!以前の日記で~の方
ご訪問とコメント有難う御座います。
好きな小説教えていただけるのとても嬉しいです!
どのキャラを好きな方がどういう傾向を好むのかって結構気になるので参考になります。
葬儀屋夢漸くアップできたのでもし宜しければお楽しみ下さいね。


今年は早めに衣替えしたいと思います。
今やっていない時点でもう出遅れている感はありますが……。

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