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ちょぎ
ちょっといいかな偽物くん
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まんば
写しは偽物とは違う
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まんば
なんだ
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ちょぎ
先ほど祖に
「君たちも随分仲良くなったね!嬉しいな!」
と言われてしまったんだけど -
まんば
いつ俺たちの仲が良くなったんだ
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ちょぎ
本当にね
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まんば
まあ間違ってはないんだが
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ちょぎ
出会った頃の君はどこへ行ったのやら
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ちょぎ
もう少し自身の個性を尊重してくれないかな
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ちょぎ
俺ばかりが敵視してて恥ずかしいじゃないか
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まんば
同じやり取りでは流石に飽きる
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ちょぎ
はあ…
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まんば
考えてもみろ
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まんば
本歌の写しである俺がお前を本当に嫌悪するだろうか
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まんば
ただでさえ修業前の俺は山姥切の名を名乗っておきながら日陰に生える菌糸類のようにじめじめとした日々を過ごしていたというのに
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まんば
お前が顕現してから本当に悪気の一つもないと思うだろうか?
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ちょぎ
思う
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まんば
さすがは俺の本歌
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ちょぎ
全然うれしくない
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ちょぎ
そもそも君、修行前後で性格が変わりすぎなんだよ
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まんば
(こんのすけがダブルピースしているスタンプ)
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まんば
そうか?
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ちょぎ
(安定の首落ちて死ねスタンプ)
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ちょぎ
そういうところだ
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まんば
なるほど
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まんば
むしろ本歌の方は変わらなすぎるんじゃ
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ちょぎ
俺は まだ 政府から 修行の 許可証が 出ないんだ
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まんば
(こんのすけが指さして笑うスタンプ)
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ちょぎ
(歌仙の首を差し出せスタンプ)
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まんば
さきほどからスタンプの種類が物騒すぎて
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ちょぎ
誰のせいだと
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まんば
それ他に使えるやついるのか?
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ちょぎ
まぁ、猫殺しくんと薬研藤四郎にはたまに
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まんば
予想外の刀の名が出て噎せたんだが
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ちょぎ
彼とは夜の厨房でよく話すからね
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まんば
ああ酒豪たちの
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まんば
よくあそこに混ざれるな
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ちょぎ
君もたまには顔を出せばいい
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まんば
明後日の長期遠征後なら
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ちょぎ
言ったね
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ちょぎ
祖に伝えておくよ
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まんば
あさりの酒蒸しを用意しておいてくれ
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まんば
そうだ燭台切といえば
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まんば
俺たちの仲が良い話をしていたんだったな
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ちょぎ
もう何も反論できない気がする
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まんば
特命初日にあからさまな敵意で睨みつけられたのはいい思い出だ
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まんば
おかげで夜しか眠れなくなった
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ちょぎ
そのまま目が覚めないで欲しい
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ちょぎ
その話はよしてくれ、今の俺と解釈違いだ
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まんば
あの時俺はまだ布を被ったままでな
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まんば
主達からは酷く心配された
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ちょぎ
う
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まんば
弁明するのにも随分時間がかかった
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ちょぎ
反省したよ…
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まんば
確かに俺の本歌は余計な一言が多ければ無駄な煽りもするせいで勘違いされやすいが
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ちょぎ
へぇ?
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まんば
軽傷か?
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ちょぎ
ぶった斬る
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まんば
まあまってくれ
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まんば
これから褒めるところなんだ
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ちょぎ
何故それを言う
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ちょぎ
次の出陣では背後に注意しておくことだ
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まんば
俺が部隊長なんだな
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ちょぎ
練度の差は言うまでもないからね
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まんば
なんせ俺はきわんば
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ちょぎ
クソッ
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まんば
一つ言いたかったんだが、お前わりと口悪いよな?
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ちょぎ
何を言うかな偽物くん
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まんば
写偽物違
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ちょぎ
俺が口を滑らすのはあくまで君と猫殺しくんだけであって
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ちょぎ
ほかの刀達は別さ
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ちょぎ
ついに省略したね俺達のアイデンティティーを
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まんば
打つのが面倒くさい
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ちょぎ
ならいちいち返さなければいいのに
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まんば
あいでんてぃてぃーなんだろ?
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まんば
あいでんてぃてが何かは知らんが
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ちょぎ
...もういいよ
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ちょぎ
それよりもほら、褒めないのかい?
俺を -
まんば
お前がそれを言うんだな
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ちょぎ
さっきの君もそれだよ
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まんば
わーいお揃~
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ちょぎ
もうどう反応すればいいのか分からないんだが
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まんば
言っておくが、俺は本歌を誇らしく思っている。なんせ俺はお前の写しだからな
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ちょぎ
いきなりきたね
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まんば
写しとして本歌を意識しない日なんてない
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まんば
名に精神が蝕められようと、山姥切の写しとして相応しくあるよう追い続けた
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まんば
そうして修行を経て初めて、俺はお前と向き合えたんだ
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まんば
写しとして心から感謝している。お前が本歌であり続けてくれたから俺がいるんだ
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まんば
山姥切の名のおかげで、こうして俺がいるわけだからな
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ちょぎ
...
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まんば
そら、言った通りに褒めたぞ
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ちょぎ
...
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まんば
おーい
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まんば
(こんのすけが耳を向けるスタンプ)
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ちょぎ
うるさいよ
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まんば
酷い
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ちょぎ
…俺も
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ちょぎ
俺も同じ山姥切として、
君を自慢に思っている -
ちょぎ
君のあの任務の活躍はよく見ていたよ
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ちょぎ
実力を示してくれて、嬉しかった
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まんば
…
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ちょぎ
...
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まんば
...畳に花弁が落ちてきたんだが
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ちょぎ
こっちにだって
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ちょぎ
君のじゃないかな?
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まんば
冗談を
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まんば
よほど道場へ行きたいとみた
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ちょぎ
は、望むところ
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ちょぎ
今度こそ打ちのめしてあげるよ、偽物くん
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───この後、夕餉になってもこない二人を心配して
道場を通りがかった長谷部にこっぴどく叱られたとか。
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