雨宿りDIARY Ⅱ
買った本の話とAI小説の話
2025/11/02 16:55日常購入品
昨日Amazonでポチポチした本が届きました。

サド侯爵の手紙/澁澤龍彦
図説 拷問全書/秋山裕美
乱歩心象作品集/江戸川乱歩
ゾティーク幻妖怪異譚/クラーク・アシュトン・スミス
女の子の背骨/市川沙央
肉は美し/アグスティナ・バステリカ
無機的な恋人たち/濱野ちひろ

美は傷/エカ・クルニアワン
まだ届いてない本もあるけど、これで大体20000円くらい。
「美は傷」は古本。4400円が2500円くらいで買えたのでラッキーでした。インドネシアの文学で美しき娼婦、呪われた一族、流転する愛と暴力――というのがキャッチコピーで、ずっと前から気になってた本。読むのが楽しみ。
「図説 拷問全書」は豊富な図版入りで中世の刑罰から拷問の意味など解説。
市川沙央は芥川賞受賞してからの第一作目とのことで、受賞作の「ハンチバック」がかなり衝撃的で面白かったので期待してます。
「肉は美し」はスパニッシュホラー(SF)で、人肉が合法化された社会を描いたもの。これかなりの衝撃作とのことで、かなり期待してます。
「無機的な恋人たち」はAIは果たして恋人になり得るのか?と考察するノンフィクションです。この人の前作「聖なるズー」は動物との性愛を取り上げた驚きのノンフィクションでかなり面白かったから今回も期待大。
サド侯爵と乱歩は最早説明不要。「ゾティーク幻妖怪異譚」はXで見て面白そうだったので買ってみました。
それにしても、本当に海外文学が高い。さっきも書いたけど、「美は傷」は4400円だし(600ページくらいあるから分厚けど)、平均的な長さの300ページの本も2980円なので……今回買った文庫も高くて乱歩は1400円、「ゾティーク〜」なんて1800円くらいします。
国内の本は今回買ったやつだとどちらも1900円くらいだからそこまで高くないけど、本も段々高級品になりつつあるなあという印象。
海外文学は版権料(だっかな)が値上がりしているらしい。
あとX見てるとやっぱり海外文学ってそんなに読まれてない。大体国内文学を読んでる人ばかりで、私が読んでるような海外文学はあんまり見かけないし、感想ポストあげても全然いいねとかつかないから、国内文学に比べたら人気がないのかも。本屋さんに行ってもある程度大きなところじゃないと海外文学充実してないとかあるし。
それでもマルケスの「百年の孤独」が文庫化して話題になったおかげで「この本は「百年の孤独」の作者で〜」「「百年の孤独」はラテンアメリカ文学で〜」というと通じるようになったのは嬉しいかな。
最近国内文学全然読んでないからどんな内容がはやってるのかはよく知らないけど、綺麗な物語や癒し系、お涙頂戴の感動系とかがやたら多いような気がして、読む気がなくなりました。まあそういうものが人気なのは分かるけど、私は求めてないというか。昔そういうのは色々読んだから飽きたのもあるし「人間そんなもんちゃうやろがい」と思ってしまう(捻くれ者だなあ)。
それより心をえぐるようなもの、奇妙な味わないのあるものを読みたい。
☂️☂️☂️
Xの方でAIが書いた小説が小説投稿サイトでランキング1位になったというのを見て遂にきたか……と思いました。どんな内容なのか読めてないので、批判はできないけど、でも字書きの端くれとして何だかなあとは思います。
AIに小説を書かせたとして、そんなに面白いものはできないと思うんですよね。なぜならAIが持っているものは過去のデータの集積だから。目新しさがないし、個性もない。それっぽいのは書けるのかもしれないけれど、何十年も残る文学にはならないと思う。
Xにも書いたことだけど、黄金比率をもつ顔を生成すると、整った顔立ちにはなるけれど全く特徴のない顔になります(美容部員やってた時にそういう画像を見たことがある)。それはAIが書く文章もそうだと思うんです。整って読みやすい文章にはなるけど、でもそれだけ。
新規なもの、面白さ、美しさって実は絶妙なバランスの上に成り立つ「歪み」なんですよね。ある意味、奇形と言っても良い。突出した「歪み」が作り出すそれらのものは、AIには生み出せないと思う。今はまだね。AIは1から増やしていくのは得意だけど、0からは何も生み出せない。無から有を生み出せるのは人間だけです。
京極夏彦も「バグ」が面白さを生み出すと言っていたように、AIはコンピュータなので「バグ」が発生しようがない。
あと単純にAIに書かせて何がそんなに面白いの?と思ってしまう。「書く行為」自体が楽しくて書いてるのに行為自体をAIに任せたら全然楽しいところないじゃんと思ってしまう。多分、AI生成したものを投稿サイトにあげてる人は反応が欲しいだけなのかなって。承認欲求を満たしたいだけというか……まあそういう使い方もありなのかもしれないけれど、反応貰えたとしても自分で書いてるわけじゃないから、かえって虚しくなりそうだよな……って私は思っちゃうんですが、どうなんでしょう。
AIに相談したりする人も増えてるみたいで、それもなんか不思議。私はそういう使い方しないので、相談してそれ大丈夫か?と思ってしまう。それで問題が解決すればいいけど、でもそれも全部学習されてるんだよなって。
小説の誤字脱字を無くすためにAI使えっていう人もいたけど、それやったら作品学習されるのでは?と思うし、AI使用禁止の投稿サイトや公募に出すとかもアウトじゃない?と思ったり。
創作の面ではAIとはまだまだ距離があるよなって思います。

サド侯爵の手紙/澁澤龍彦
図説 拷問全書/秋山裕美
乱歩心象作品集/江戸川乱歩
ゾティーク幻妖怪異譚/クラーク・アシュトン・スミス
女の子の背骨/市川沙央
肉は美し/アグスティナ・バステリカ
無機的な恋人たち/濱野ちひろ

美は傷/エカ・クルニアワン
まだ届いてない本もあるけど、これで大体20000円くらい。
「美は傷」は古本。4400円が2500円くらいで買えたのでラッキーでした。インドネシアの文学で美しき娼婦、呪われた一族、流転する愛と暴力――というのがキャッチコピーで、ずっと前から気になってた本。読むのが楽しみ。
「図説 拷問全書」は豊富な図版入りで中世の刑罰から拷問の意味など解説。
市川沙央は芥川賞受賞してからの第一作目とのことで、受賞作の「ハンチバック」がかなり衝撃的で面白かったので期待してます。
「肉は美し」はスパニッシュホラー(SF)で、人肉が合法化された社会を描いたもの。これかなりの衝撃作とのことで、かなり期待してます。
「無機的な恋人たち」はAIは果たして恋人になり得るのか?と考察するノンフィクションです。この人の前作「聖なるズー」は動物との性愛を取り上げた驚きのノンフィクションでかなり面白かったから今回も期待大。
サド侯爵と乱歩は最早説明不要。「ゾティーク幻妖怪異譚」はXで見て面白そうだったので買ってみました。
それにしても、本当に海外文学が高い。さっきも書いたけど、「美は傷」は4400円だし(600ページくらいあるから分厚けど)、平均的な長さの300ページの本も2980円なので……今回買った文庫も高くて乱歩は1400円、「ゾティーク〜」なんて1800円くらいします。
国内の本は今回買ったやつだとどちらも1900円くらいだからそこまで高くないけど、本も段々高級品になりつつあるなあという印象。
海外文学は版権料(だっかな)が値上がりしているらしい。
あとX見てるとやっぱり海外文学ってそんなに読まれてない。大体国内文学を読んでる人ばかりで、私が読んでるような海外文学はあんまり見かけないし、感想ポストあげても全然いいねとかつかないから、国内文学に比べたら人気がないのかも。本屋さんに行ってもある程度大きなところじゃないと海外文学充実してないとかあるし。
それでもマルケスの「百年の孤独」が文庫化して話題になったおかげで「この本は「百年の孤独」の作者で〜」「「百年の孤独」はラテンアメリカ文学で〜」というと通じるようになったのは嬉しいかな。
最近国内文学全然読んでないからどんな内容がはやってるのかはよく知らないけど、綺麗な物語や癒し系、お涙頂戴の感動系とかがやたら多いような気がして、読む気がなくなりました。まあそういうものが人気なのは分かるけど、私は求めてないというか。昔そういうのは色々読んだから飽きたのもあるし「人間そんなもんちゃうやろがい」と思ってしまう(捻くれ者だなあ)。
それより心をえぐるようなもの、奇妙な味わないのあるものを読みたい。
☂️☂️☂️
Xの方でAIが書いた小説が小説投稿サイトでランキング1位になったというのを見て遂にきたか……と思いました。どんな内容なのか読めてないので、批判はできないけど、でも字書きの端くれとして何だかなあとは思います。
AIに小説を書かせたとして、そんなに面白いものはできないと思うんですよね。なぜならAIが持っているものは過去のデータの集積だから。目新しさがないし、個性もない。それっぽいのは書けるのかもしれないけれど、何十年も残る文学にはならないと思う。
Xにも書いたことだけど、黄金比率をもつ顔を生成すると、整った顔立ちにはなるけれど全く特徴のない顔になります(美容部員やってた時にそういう画像を見たことがある)。それはAIが書く文章もそうだと思うんです。整って読みやすい文章にはなるけど、でもそれだけ。
新規なもの、面白さ、美しさって実は絶妙なバランスの上に成り立つ「歪み」なんですよね。ある意味、奇形と言っても良い。突出した「歪み」が作り出すそれらのものは、AIには生み出せないと思う。今はまだね。AIは1から増やしていくのは得意だけど、0からは何も生み出せない。無から有を生み出せるのは人間だけです。
京極夏彦も「バグ」が面白さを生み出すと言っていたように、AIはコンピュータなので「バグ」が発生しようがない。
あと単純にAIに書かせて何がそんなに面白いの?と思ってしまう。「書く行為」自体が楽しくて書いてるのに行為自体をAIに任せたら全然楽しいところないじゃんと思ってしまう。多分、AI生成したものを投稿サイトにあげてる人は反応が欲しいだけなのかなって。承認欲求を満たしたいだけというか……まあそういう使い方もありなのかもしれないけれど、反応貰えたとしても自分で書いてるわけじゃないから、かえって虚しくなりそうだよな……って私は思っちゃうんですが、どうなんでしょう。
AIに相談したりする人も増えてるみたいで、それもなんか不思議。私はそういう使い方しないので、相談してそれ大丈夫か?と思ってしまう。それで問題が解決すればいいけど、でもそれも全部学習されてるんだよなって。
小説の誤字脱字を無くすためにAI使えっていう人もいたけど、それやったら作品学習されるのでは?と思うし、AI使用禁止の投稿サイトや公募に出すとかもアウトじゃない?と思ったり。
創作の面ではAIとはまだまだ距離があるよなって思います。
