読書記録

ある感傷的な小説/アラン・ロブ=グリエ

2025/10/13 16:31
海外文学
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ある感傷的な小説/アラン・ロブ=グリエ/水声社

ロブ=グリエ最後の作品。内容は12歳から14歳の少女達を虐げる話。拘束、鞭打ち、鶏姦、拷問、近親相姦にレズビアンと何でもごされ。ロブ=グリエ版「ソドム二百十日」といった感じだが、クオリティ的にはやはりサドに軍配はあがる。
ひたすらエロティックな拷問の描写が続き、話の筋らしい筋はない。どうやら彼は心因性インポテンツだったらしいので、頭の中に溜まっていた強迫観念めいた性的妄想を紙の上に吐き出したのかもしれない。そもそもこの作品は出版するために書いたわけではないらしい。
執拗かつ過剰という意味ではロブ=グリエらしさはあれど、本作はどのように受け止めて良いのか迷うところだ。エログロ耐性がない人にはお勧めできないので、ある意味本書を読み通せる人は選ばれた読み手なのかも。

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