読書記録

「書くこと」の哲学 ことばの再履修/佐々木敦

2025/07/09 16:14
新書
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「書くこと」の哲学 ことばの再履修/佐々木敦/講談社現代新書

タイトルどおり、「書くこと」について、「書いていると陥りがち」な事柄に対しての処方箋とでもいうべき本。とは言っても、小説の書き方の指南書ではなく、かといって単なる精神論でもない。「書けなさ」から脱するためのマインドセット/ハンドブックである本書は2部構成になっていて、第1部は「なぜ書けないのか?」と「書けない」から脱するためにはどうしたら良いのか?を分析。直接的な解決方法を明示しているわけではないが、読むとヒントになると思う。第2部は実際に書く前、書いてる時、書き終えたあとについて著者の持論を展開。特に推敲については、自作について厳しすぎる見方をしていた自分に気が付けて収穫があったように思う。
創作は思っている以上に繊細な行為かつ「ナマモノ」。書き手のコンディションにかなり左右されるので同じテンションで書き続けるのが難しいと感じている私としては、自分のコンディションを良好に保ち続けることが創作をする上で最も大事なことなのかもと感じた。執筆に行き詰まった時にまた読み返したい良書。

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