読書記録
鳥肌が/穂村弘
2025/03/21 01:10日本文学

鳥肌が/穗村弘/PHP研究所
Kindle Unlimitedで読了。日常に潜む鳥肌が立つようなぞっとする場面について語られたエッセイ集。
何気なく過ごしている日常だけれど、本書を読んでみると日々はこんなにも「ぞっとする瞬間」があるのだなと驚かされます。
父と息子でブリーフを共有している話は生理的嫌悪感が凄まじい。幾ら洗濯してても嫌すぎる。
自殺した編集者の話では、これは二階堂奥歯のことだとすぐ分かりました。往々にして「あの時こうしていれば」と遺された者は思うけれど、でもきっと何をしても止めることは出来なかっただろうなと思う。
中でも強烈だったのは「俺のこと忘れられなくしてやる」と言って恋人の目の前で身投げしたエピソード。ぞっとするどころか、最早ホラー。怖すぎる。
読んでいて個人的に思い出したぞっとしたエピソードは子供の頃、親戚の家に泊まりに行った時のこと。夜にお風呂から上がった時かトイレに行った帰りになぜか廊下にごろんと生首が落ちていて、あまりの怖さに頭が真っ白になった。生首は美容師さんが練習に使うマネキン(っていうのかな?)で、従姉妹が美容師を目指しててそれが家にあった、というだけの話なんだけど、でも何でいきなり廊下に転がっていたのかが謎だし、今でも思い出せないでいる。