読書記録
黄金の軍鶏/フアン・ルルフォ
2026/10/28 19:43海外文学

黄金の軍鶏/フアン・ルルフォ
片腕が不自由な男・ディオニシオ・ピンソンは病身の母と貧しい暮らしをしていたが、ひょんなことから1羽の軍鶏を手にする。
「黄金の軍鶏」はディオニシオに富と名声をもたらし、彼は闘鶏に生きる道を見出す。
わずか100ページ程の物語だけれど、闘鶏場の熱気や喧騒まで聞こえてくるよう。賭け事に熱中し、身を滅ぼしていくディオニシオの最期が男らしくも悲しい。
物語のラストの『「戸を閉めろ!」/呼び手が叫び、土俵に軍鶏が放たれた。』がとても格好いい締めくくりで、映画を見ているようだった。