読書記録

吐き気/オラシオ・カステジャーノス・モヤ

2026/05/25 20:50
海外文学
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吐き気/オラシオ・カステジャーノス・モヤ

表題作含む3編を収録。
「フランシスコ・オルメド殺害をめぐる変奏」は友人であったパコ(フランシスコ)がなぜ、一体誰に殺されたのかを探る話。端的に言うと「藪の中」みたいな物語で、結局真相は謎のまま。
「過ぎし嵐の苦痛ゆえに」はある店のバーテンダーが事件に巻き込まれる話でまるで映画を見てるような感覚に陥る。「フランシスコ〜」も「過ぎし嵐〜」ももっと国内情勢の知識があったら楽しめたかもしれない。
表題作の「吐き気」はトーマス・ベルンハルトの文体を模倣して書かれた作品で、延々と続く故国エルサルバドルや親族への罵倒が続く。文章が読んでいて面白い作品だったので、本家のトーマス・ベルンハルトの作品も色々読んでみたい。

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