読書記録
悪魔のほくろ ヨーロッパの現代伝説/ロルフ・ヴィルヘルム・ブレードニヒ
2026/05/10 01:45海外文学

悪魔のほくろ ヨーロッパの現代伝説/ロルフ・ヴィルヘルム・ブレードニヒ
1980年代のヨーロッパに流布する都市伝説の研究として説話をまとめたもの。
幽霊怪奇譚めいたものからちょっとした笑い話のよもの、日常に潜むぞっと背筋が凍るような恐ろしい話まで116の説話を紹介。
中にはどこかで見聞きたような話も混じっており、都市伝説は海を跨いで流布されるんだなと少し感慨深く感じた。また内容もその時代を色濃く反映しており、本書は風俗歴史書としての側面もある。
著名な作家たちはここに紹介されたような都市伝説を創作のネタとして使ってもいるらしい。
私が面白く感じたのほ戦後間もない頃、親戚が送ってきた食べ物の缶詰の中に混じって親族の遺骨があった話。受け取った方は骨と分からず(粉末になっているので)調理して食べてしまい、後から真相を知ってしまうという笑えないオチが秀逸で何かに使えないかなと思ってしまった。
