読書記録
柳/アルジャーノン・ブラックウッド
2025/11/17 01:47海外文学

柳/アルジャーノン・ブラックウッド
電子書籍で読了。
ドナウ川をカヌーで川下りしている2人組の男が体験した恐怖譚。
ドナウ川の雄大で美しい描写から始まり、楽しい冒険旅行が一変する夜の描写は凄く怖い。見えない何かが確実にいる、という息苦しいまでの緊張感と恐ろしさの描写が秀逸。彼らが体を休めるために選んだのが逃げ場のない砂地の中洲という設定も見事で短編小説であるのに読み終わったあとは長編小説を読んだかのような読後感。どうにか保っていた理性が決壊し、恐怖感に打ちのめされていく心理描写も素晴らしい。本当に面白く読んだけど、自分なら絶対にこんな体験したくないと思ってしまった。
