雨宿りdiary

肉体改造の極北――バージェスの乙女たち

2025/03/08 21:32
雑記
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そんで今日の昼間は蜈蚣Melibeの「バージェスの乙女たち」を読みました。まさかKindle Unlimitedにあると思わなかったよ……。

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こちらは成人指定の漫画なので未成年者は購入禁止なのでご注意を。
内容は成人男性向けのポルノというよりは性描写のあるSFという感じです。傾向的にはイアン・ワトソンの「オルガスマシン」と同じかな。
男性の性的快楽のために造られ肉体改造を施された乙女達の物語。女性の究極のモノ化、性の商品化を描いてるので発行当時も物議を醸したようで、出版社が企画発行を降りてしまったようです。なので途中から同人誌として出していたらしい。

この作品はある意味男性のユートピアを描いてると思うんですけど、女性から見るとその不健全さに眉を顰める人が大多数なんじゃないかな。

生物としての生殖行為、倫理や道徳から大きく外れたところにあるエロティシズは肉体を必要としない。頭脳や思考だけを使ったエロティックな遊戯で(肉体的な反応はあるけど、それは単なる結果にすぎなくて本質ではない)それを楽しめてしまう人はある意味選ばれた人であり、あらゆる快楽を楽しめる幸せな人だと思う。

男性の快楽のためだけに造られた乙女達も実は結構幸せなんじゃなかろうか。性玩具として使われて相手のために奉仕する、一見受け身のようでいてその実相手の欲望の手綱を握っている。それは支配欲と結びついている。何かを支配すること、自分のほしいままにすることも性的な快楽と同じくらいに快感があり、己を充足させる。
「バージェスの乙女たち」は男性に使われる性玩具ではなく、本当は彼女たちが男性を支配する物語なのではないかと私は思います。

と、まあなんか真面目に語ってみたけど、性的な夢想・ファンタジーってここまできたら凄いなって思う。帯文にもあるけど沼正三の「家畜人ヤプー」も凄まじいSM世界だし(全5巻のうち3巻まで読んで挫折した二十歳の頃😂)。
サド文学も過激な性描写ばかりが注目されるけど、あれは際限のない悪徳だけで世界を書いたにすぎない。アンチGOD、神なき世界の証明文みたいなものだし。

そういや別の本でMを自称する人(マゾヒストのMね)は本当はただ受け身なだけだって書いてあって、それを読んでS、サディストは乱暴で暴力的な人なことではなく、サービス精神が旺盛な人、奉仕の人が本当のSなんじゃないかなって思いました。

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