400字小説
unraveling Ⅱ(みつ→くり)
最近伽羅ちゃんの様子がおかしい。僕のことをじっと見てると思ったら急に顔を背けてどっか行っちゃうし、「何か用かな?」と訊いてみても別に何でもないって言うんだよね。態度は素っ気ないんだけど、僕を見る眸は何だか縋るみたいで、本当は言いたいことがあるんじゃないのかなって。困ってることがあるなら相談してくれたら良いのに。そんなに僕って頼りないかなあ? 君はどう思う?
僕は伽羅ちゃんのこと大好きだからいつだって力になりたいよ。それだけじゃなくて時々思い切り彼のことを抱き締めたくなっちゃうんだよね。他にも頭撫でたいとか手を繋ぎたいとか。これ、どうしてなんだろう? 短刀の子達にも頭を撫でてあげることはあるけれど、伽羅ちゃんに対しては少し違う気がする。上手く言えないけれど。
伽羅ちゃんのことを考えたり、彼の姿を見るとああ良いなあって思う。胸の辺りが温かくなる。不思議だよね。これに何か名前があるのかな。君、知ってる?
最近伽羅ちゃんの様子がおかしい。僕のことをじっと見てると思ったら急に顔を背けてどっか行っちゃうし、「何か用かな?」と訊いてみても別に何でもないって言うんだよね。態度は素っ気ないんだけど、僕を見る眸は何だか縋るみたいで、本当は言いたいことがあるんじゃないのかなって。困ってることがあるなら相談してくれたら良いのに。そんなに僕って頼りないかなあ? 君はどう思う?
僕は伽羅ちゃんのこと大好きだからいつだって力になりたいよ。それだけじゃなくて時々思い切り彼のことを抱き締めたくなっちゃうんだよね。他にも頭撫でたいとか手を繋ぎたいとか。これ、どうしてなんだろう? 短刀の子達にも頭を撫でてあげることはあるけれど、伽羅ちゃんに対しては少し違う気がする。上手く言えないけれど。
伽羅ちゃんのことを考えたり、彼の姿を見るとああ良いなあって思う。胸の辺りが温かくなる。不思議だよね。これに何か名前があるのかな。君、知ってる?
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