呟き
コーヒーと苺パフェ/銀時
2025/09/03 12:39坂田銀時
運ばれてきたコーヒーは銀さん、苺と生クリームがたっぷりのパフェは私の前に置かれた。失礼いたします、と一礼した店員さんが去った後、目の前の男とコーヒーと苺パフェを交換する。
「銀さん、どーぞ」
「どーも」
嬉しそうな顔をして、パフェスプーンで頂きの苺を掬いとった銀さんに少し笑ってしまう。
「なに笑ってんだよ」
肘をついた行儀の悪い格好の彼の気だるげな目は、グラスの周りに刺さる苺よりも私に向けられている。
「いえ、銀さんと来る時はいつもこうだから、少しおかしくって」
「へーへー、苺パフェが似合わない見た目で悪かったな。まァ、確かに? オメーの方が似合うだろうけど?……あ、でも似合うからってあげないからね!?この苺パフェはテッペンの苺から下のなんかサクサクしてるやつまで全部俺ンだからァ!」
「欲しいなんて一言も言ってませんよ。というか銀さん、唾飛ばさないでください!!」
見せつけるように生クリームと苺を一緒に口にした銀さんは、その甘味ですぐに機嫌を取り戻したらしい。幸せオーラを隠さず食べ進める。
欲しい、なんて思ったことはない。銀さんが嬉しそうに食べている姿を見るのが好きで、それだけで胸がいっぱいになってしまう。私はこのゆるやかに流れる日常が続くように祈りながら、コーヒーを口にした。
「銀さん、どーぞ」
「どーも」
嬉しそうな顔をして、パフェスプーンで頂きの苺を掬いとった銀さんに少し笑ってしまう。
「なに笑ってんだよ」
肘をついた行儀の悪い格好の彼の気だるげな目は、グラスの周りに刺さる苺よりも私に向けられている。
「いえ、銀さんと来る時はいつもこうだから、少しおかしくって」
「へーへー、苺パフェが似合わない見た目で悪かったな。まァ、確かに? オメーの方が似合うだろうけど?……あ、でも似合うからってあげないからね!?この苺パフェはテッペンの苺から下のなんかサクサクしてるやつまで全部俺ンだからァ!」
「欲しいなんて一言も言ってませんよ。というか銀さん、唾飛ばさないでください!!」
見せつけるように生クリームと苺を一緒に口にした銀さんは、その甘味ですぐに機嫌を取り戻したらしい。幸せオーラを隠さず食べ進める。
欲しい、なんて思ったことはない。銀さんが嬉しそうに食べている姿を見るのが好きで、それだけで胸がいっぱいになってしまう。私はこのゆるやかに流れる日常が続くように祈りながら、コーヒーを口にした。
