沖田総悟
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「あーらら、気持ちよさそうに寝てらァ」
少し用があるからと部屋を出ている間に寝てしまったらしい。
開いた襖からは柔らかな陽が差し、穏やかな空気は確かに、うたた寝にぴったりだ。
机に上半身を預けて眠っている彼女の隣に座り、じっと横顔を眺める。
近づいても気づいて起きる気配もなく気持ちよさそうに眠り続ける彼女に、気を許してもらってる安心感と不安もある。
「ちょいと無防備すぎやしませんかねェ。……つーか、他の奴らに見られてねーよな?」
見たやつがいたら、たたっ切る。ふつっと嫉妬の炎が胸を撫でたが、見たやつがいたかどうか探す時間が無駄だと即座に切り替える。後で見つけたらその時はその時。
今は、彼女とふたりの時間を過ごす方が優先だ。
陽にあたって気持ちよさそうな彼女には悪いが、真選組の駐屯所内にいる以上、誰かが部屋の前を通る可能性も無くはない。
音を立てないように静かに襖を閉める。途端、外から切り取られた空間で、聞こえてくるのが彼女の寝息だけ。
そんな静かな時間が流れる中、ふと、彼女の柔らかそうな頬が目に付いた。触れてみたい。そんな欲が湧き上がった。
待たせたし、多少のうたた寝くらい良いかと思っていたが、がっつり寝ている。
「そろそろ起きてくれねーと、暇でしょうがねェ。ナマエ、いつまで寝てるつもりですかィ」
ひとりでいるのも飽きてきた。彼女の寝顔もずっと見ていられるが、やっぱり話して、笑っている時が良い。
起こす意味も込めて、人差し指で頬をつついてみる。だが、彼女は夢の中から帰ってくる気配はない。
何しても起きないんじゃないか、それくらい無防備で鈍感だ。
「ホント、鈍感でいけねェ」
髪を撫で、耳にかけてから、そっと、頬に唇を寄せる。鼻をくすぐる彼女の香りと、柔らかな頬の感覚。
気恥ずかしくなって、軽く頬をつまむ。さすがに違和感を感じたのか、彼女の瞼がゆっくりと開いた。
「おはよう……?」
「おはよーございます」
寝ぼけながら俺の名前を呼び、頬をさするナマエに笑いが止まらない。愛おしいとは、こういうことを指すんだろう。
「なんか、ほっぺた痛いんだけど、何かした?」
「俺を待たせた罰を、ちょいと受けてもらってました」
パチッと瞬きひとつ。一瞬、不思議そうな顔をしたが、ニヤリと笑った彼女の手が伸びてきた。
「……なら、そっちも私を待たせた罰、受けてもらわないとだよね?」
伸びてきた手首を掴み、素早く反対の腕と腰あたりに手を入れ、自分の胸の中へ彼女を閉じ込める 。
ずるい、と恨めしそうに抗議をする声を無視して、首筋に擦り寄る。
胸の中で暴れそうだった彼女の動きがぴたっと止まって、代わりにギュッと隊服を掴んできたのがわかった。
ふっと、笑って顔を離す。えっ、と小さく漏れ出た声を聞き逃すほど、ナマエとの距離は遠くない。
「なに期待してたんです?」
「ばっ、ばか!!」
頬を真っ赤にさせた彼女が可愛くて、今度はちゃんと唇へ寄せた。
02.温もりに隠し事
うたた寝/柔らかそうな頬/静かな時間
ワードパレット『ZZZ』 お借りしてます。
icca様
2025.7.22
少し用があるからと部屋を出ている間に寝てしまったらしい。
開いた襖からは柔らかな陽が差し、穏やかな空気は確かに、うたた寝にぴったりだ。
机に上半身を預けて眠っている彼女の隣に座り、じっと横顔を眺める。
近づいても気づいて起きる気配もなく気持ちよさそうに眠り続ける彼女に、気を許してもらってる安心感と不安もある。
「ちょいと無防備すぎやしませんかねェ。……つーか、他の奴らに見られてねーよな?」
見たやつがいたら、たたっ切る。ふつっと嫉妬の炎が胸を撫でたが、見たやつがいたかどうか探す時間が無駄だと即座に切り替える。後で見つけたらその時はその時。
今は、彼女とふたりの時間を過ごす方が優先だ。
陽にあたって気持ちよさそうな彼女には悪いが、真選組の駐屯所内にいる以上、誰かが部屋の前を通る可能性も無くはない。
音を立てないように静かに襖を閉める。途端、外から切り取られた空間で、聞こえてくるのが彼女の寝息だけ。
そんな静かな時間が流れる中、ふと、彼女の柔らかそうな頬が目に付いた。触れてみたい。そんな欲が湧き上がった。
待たせたし、多少のうたた寝くらい良いかと思っていたが、がっつり寝ている。
「そろそろ起きてくれねーと、暇でしょうがねェ。ナマエ、いつまで寝てるつもりですかィ」
ひとりでいるのも飽きてきた。彼女の寝顔もずっと見ていられるが、やっぱり話して、笑っている時が良い。
起こす意味も込めて、人差し指で頬をつついてみる。だが、彼女は夢の中から帰ってくる気配はない。
何しても起きないんじゃないか、それくらい無防備で鈍感だ。
「ホント、鈍感でいけねェ」
髪を撫で、耳にかけてから、そっと、頬に唇を寄せる。鼻をくすぐる彼女の香りと、柔らかな頬の感覚。
気恥ずかしくなって、軽く頬をつまむ。さすがに違和感を感じたのか、彼女の瞼がゆっくりと開いた。
「おはよう……?」
「おはよーございます」
寝ぼけながら俺の名前を呼び、頬をさするナマエに笑いが止まらない。愛おしいとは、こういうことを指すんだろう。
「なんか、ほっぺた痛いんだけど、何かした?」
「俺を待たせた罰を、ちょいと受けてもらってました」
パチッと瞬きひとつ。一瞬、不思議そうな顔をしたが、ニヤリと笑った彼女の手が伸びてきた。
「……なら、そっちも私を待たせた罰、受けてもらわないとだよね?」
伸びてきた手首を掴み、素早く反対の腕と腰あたりに手を入れ、自分の胸の中へ彼女を閉じ込める 。
ずるい、と恨めしそうに抗議をする声を無視して、首筋に擦り寄る。
胸の中で暴れそうだった彼女の動きがぴたっと止まって、代わりにギュッと隊服を掴んできたのがわかった。
ふっと、笑って顔を離す。えっ、と小さく漏れ出た声を聞き逃すほど、ナマエとの距離は遠くない。
「なに期待してたんです?」
「ばっ、ばか!!」
頬を真っ赤にさせた彼女が可愛くて、今度はちゃんと唇へ寄せた。
02.温もりに隠し事
うたた寝/柔らかそうな頬/静かな時間
ワードパレット『ZZZ』 お借りしてます。
icca様
2025.7.22