山崎退
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「どうしたのさ、ナマエちゃん、そんな顔して」
そんな顔ってどんな顔だろう。湯気が立つ湯呑みを2つ持った山崎さんが私の隣に座る。
色違いの湯呑みが、それぞれの前に置かれて、緑茶の良い香りが鼻をくすぐった。
「ありがとうございます。私、そんな変な顔してますか?」
「いえいえ。変っていうか……。疲れたー、山崎さんに甘えたいって顔してる」
「そんな顔してます……?」
「うん。おねだりしたいなーってナマエちゃんの顔は言ってる」
「い、言ってないです!」
「そう?それはそれで寂しいな」
恥ずかしさが勝ってしまって、思わず頭を振って否定してしまった私を見て、 湯のみの中に息をふきかけて冷ます山崎さんの眉が少し下がった。
山崎さんの言うことは図星だった。仕事の疲れに加えて、今日はミスもあった。大事にならずに済んだけど、気持ちが沈むのに大も小も関係ない。
でも、そんな気持ちを引き上げてくれるのはいつだって山崎さんだったじゃないか。彼に何を言っても受け止めてくれるって分かっているのに今更遠慮してどうする。
自身に叱咤をして、恋人の特権を使うことにした。
「山崎さん」
「なあに」
湯呑みを置いた山崎さんに向かって腕を開くと、キョトンとした瞳が私を見つめた。
「抱きしめてくれませんか。疲れた身体に山崎さんから癒しのパワーを貰いたいというか、やっぱりおねだりしたいというか……」
しりすぼみになっていく言葉の途中で、ぎゅうっと力強くあたたかい体に抱きしめられる。
もっと近くに感じたくて、山崎さんの背中に手を回す。ドクドクと全速力で走っている心臓の音が聞こえていそうだ。
首にサラッと黒髪が当たるのがくすぐったい。でも、嫌じゃなくて、そのちょっとした事でも私は安心した。
「キミが望むなら何時だって俺はパワーを送るよ」
あ、でもこれだと、俺もパワー貰っちゃってるね、なんて笑って言うから、更にパワーを、元気を貰ってしまった。
「ちょっとは元気になったかな?」
「はい。……山崎さん、大好きです」
「うん。俺もナマエちゃんのこと大好きだよ」
彼の体温に包まれる幸せがずっと続けばいい。そう願いながら、彼の頬に口付けを落とした。
2025/7/12
そんな顔ってどんな顔だろう。湯気が立つ湯呑みを2つ持った山崎さんが私の隣に座る。
色違いの湯呑みが、それぞれの前に置かれて、緑茶の良い香りが鼻をくすぐった。
「ありがとうございます。私、そんな変な顔してますか?」
「いえいえ。変っていうか……。疲れたー、山崎さんに甘えたいって顔してる」
「そんな顔してます……?」
「うん。おねだりしたいなーってナマエちゃんの顔は言ってる」
「い、言ってないです!」
「そう?それはそれで寂しいな」
恥ずかしさが勝ってしまって、思わず頭を振って否定してしまった私を見て、 湯のみの中に息をふきかけて冷ます山崎さんの眉が少し下がった。
山崎さんの言うことは図星だった。仕事の疲れに加えて、今日はミスもあった。大事にならずに済んだけど、気持ちが沈むのに大も小も関係ない。
でも、そんな気持ちを引き上げてくれるのはいつだって山崎さんだったじゃないか。彼に何を言っても受け止めてくれるって分かっているのに今更遠慮してどうする。
自身に叱咤をして、恋人の特権を使うことにした。
「山崎さん」
「なあに」
湯呑みを置いた山崎さんに向かって腕を開くと、キョトンとした瞳が私を見つめた。
「抱きしめてくれませんか。疲れた身体に山崎さんから癒しのパワーを貰いたいというか、やっぱりおねだりしたいというか……」
しりすぼみになっていく言葉の途中で、ぎゅうっと力強くあたたかい体に抱きしめられる。
もっと近くに感じたくて、山崎さんの背中に手を回す。ドクドクと全速力で走っている心臓の音が聞こえていそうだ。
首にサラッと黒髪が当たるのがくすぐったい。でも、嫌じゃなくて、そのちょっとした事でも私は安心した。
「キミが望むなら何時だって俺はパワーを送るよ」
あ、でもこれだと、俺もパワー貰っちゃってるね、なんて笑って言うから、更にパワーを、元気を貰ってしまった。
「ちょっとは元気になったかな?」
「はい。……山崎さん、大好きです」
「うん。俺もナマエちゃんのこと大好きだよ」
彼の体温に包まれる幸せがずっと続けばいい。そう願いながら、彼の頬に口付けを落とした。
2025/7/12