山崎退
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寒さで目が覚めた。音を止めるために伸ばした腕で、秋の朝がやってきたことを知る。眠気は肌寒さのせい吹き飛んでしまった。
お腹に掛かっている布団を引き上げるけど、夏用の薄い布団は冷たい空気を通す。寒さから身を守るように縮こまった時に触れた腕が冷たい。そろそろ半袖も終わりかもしれない。急に朝の気温が下がるなんて思わなかった。天気予報は確認するべきだったなあ。
隣の布団で寝ている山崎さんも寒さで起きてるんじゃないか。そう思って隣を見ると、布団を肩まで掛けて眠っていた。
冷えた足を温めたくて、手探りならぬ足探りで、そろりと山崎さんの掛け布団の足元へ、足を入れてみる。すると、一瞬の温かさのあと、布団が離れていく。あれ、なんで。身体を起こしてみると、山崎さんが布団を巻き込んで寝返りをうったらしい。反対側を向いて丸まる背中はいつもと違って可愛い。
そんな姿を見ていると、彼から温もりを奪うのに少し罪悪感が芽生えてきた。薄い毛布を出してこよう。確か、襖に仕舞われていたはず。自分の布団から抜け出して、冷えた畳の上を移動する。冷気で身体が震えた。
「ナマエちゃん」
襖の前に来た私を眠気を帯びた声が後ろから呼ぶ。振り向くと、瞼が開ききってない山崎さんが自身の布団を上げている。入れってことだろうか。同じ布団に。足先だけ入れようとして、何を今更という感じだけど、誘われて入るのはまた違う。顔だけあつくてたまらなくなる。
「凍えちゃうよ、早く」
「はい。……お邪魔します」
急かされて布団に入ると、冷気が消えて、ほんのりとあたたかい空気に包まれる。目の前には山崎さんの首元があって、いつもとは違う距離感にドキドキしていると、山崎さんにゆるく抱きしめられた。触れる肌が暖かくて、じんわりと体があたたまっていく。
「冷えちゃってる。朝寒くなったね」
「そうですね。薄い毛布でも出しておけば良かったです」
「そう?俺はこうしてキミとくっついて寝れるから嬉しいけど」
山崎さんの足が私の足に触れて絡む。びっくりして足を引こうとしても、彼の足が逃がしてくれそうにない。山崎さんが小さく笑った声が上から聞こえる。
「……もしかして、布団を出さなかったのわざとだったりしますか?」
「まさか。ナマエちゃんが風邪をひいちゃうのは嫌だよ」
「そうですか」
「そうそう。……起きるにはまだ早いから、一緒に二度寝しよう」
ぎゅっと抱きしめられる力が少し強くなる。山崎さんの声と、自分のとは違う心音を聞いていると、吹き飛んだはずの眠気がゆるりとやってきた。瞼を閉じる。山崎さんの腕の中で気持ちがいい二度寝が出来そうだ。
2025.9.23
お腹に掛かっている布団を引き上げるけど、夏用の薄い布団は冷たい空気を通す。寒さから身を守るように縮こまった時に触れた腕が冷たい。そろそろ半袖も終わりかもしれない。急に朝の気温が下がるなんて思わなかった。天気予報は確認するべきだったなあ。
隣の布団で寝ている山崎さんも寒さで起きてるんじゃないか。そう思って隣を見ると、布団を肩まで掛けて眠っていた。
冷えた足を温めたくて、手探りならぬ足探りで、そろりと山崎さんの掛け布団の足元へ、足を入れてみる。すると、一瞬の温かさのあと、布団が離れていく。あれ、なんで。身体を起こしてみると、山崎さんが布団を巻き込んで寝返りをうったらしい。反対側を向いて丸まる背中はいつもと違って可愛い。
そんな姿を見ていると、彼から温もりを奪うのに少し罪悪感が芽生えてきた。薄い毛布を出してこよう。確か、襖に仕舞われていたはず。自分の布団から抜け出して、冷えた畳の上を移動する。冷気で身体が震えた。
「ナマエちゃん」
襖の前に来た私を眠気を帯びた声が後ろから呼ぶ。振り向くと、瞼が開ききってない山崎さんが自身の布団を上げている。入れってことだろうか。同じ布団に。足先だけ入れようとして、何を今更という感じだけど、誘われて入るのはまた違う。顔だけあつくてたまらなくなる。
「凍えちゃうよ、早く」
「はい。……お邪魔します」
急かされて布団に入ると、冷気が消えて、ほんのりとあたたかい空気に包まれる。目の前には山崎さんの首元があって、いつもとは違う距離感にドキドキしていると、山崎さんにゆるく抱きしめられた。触れる肌が暖かくて、じんわりと体があたたまっていく。
「冷えちゃってる。朝寒くなったね」
「そうですね。薄い毛布でも出しておけば良かったです」
「そう?俺はこうしてキミとくっついて寝れるから嬉しいけど」
山崎さんの足が私の足に触れて絡む。びっくりして足を引こうとしても、彼の足が逃がしてくれそうにない。山崎さんが小さく笑った声が上から聞こえる。
「……もしかして、布団を出さなかったのわざとだったりしますか?」
「まさか。ナマエちゃんが風邪をひいちゃうのは嫌だよ」
「そうですか」
「そうそう。……起きるにはまだ早いから、一緒に二度寝しよう」
ぎゅっと抱きしめられる力が少し強くなる。山崎さんの声と、自分のとは違う心音を聞いていると、吹き飛んだはずの眠気がゆるりとやってきた。瞼を閉じる。山崎さんの腕の中で気持ちがいい二度寝が出来そうだ。
2025.9.23