冬は、つとめて。
雪の降りたるはいふべきにもあらず。
霜のいと白きも、またさらでも、
いと寒きに、火など急ぎ熾して、
炭もて渡るも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。
更木隊長へ同行任務を依頼し、試験運用が始まってもう二か月が経過した。涼しくて過ごしやすかった気候も朝晩は、少しひんやりと冷え込むようになった。
現在も更木隊長と草鹿副隊長と共に流魂街の地区を週一回、訪れている。仕事なのにこんなに楽しくて良いのだろうか、と思うほどに自分にとっては充実した時間だった。任務の日が待ち遠しいほどだ。"数か月の試験的運用"と特に期間は定められてはいなかったが、そろそろ報告を上げるには十分な成果や実績、改善点も得ることができた。だが、この時間が終わってしまうと思うと名残惜しく感じる。任務が正式に執り行われるようになれば、毎回更木隊長と草鹿副隊長が私に同行してくれることもなくなってしまうだろう。
「
優ちゃん、おっはよー!」
いつもの待ち合わせ場所──瀞霊廷の西門前で更木隊長と草鹿副隊長を待っていると元気な声が聞こえてきた。草鹿副隊長が腕を広げて笑顔でこちらへ走って来ている。背丈に合わせて腰を落とし、私も同じように腕を広げると腕の中に草鹿副隊長が飛び込んできた。勢いのまま倒れてしまわないように何とか耐える。今日も元気いっぱいの様子に自然と笑みが溢れてくる。
「おはようございます、草鹿副隊長」
「えへへ! おはよう、
優ちゃん!」
小さな体を抱き締めると草鹿副隊長は可愛らしい笑い声をもらした。
「更木隊長も、……?」
更木隊長にも挨拶をしようと顔を上げた。だが、どこにも姿がなかった。
「剣ちゃんね、用事ができちゃってね……。今日はあたし、一人なんだ」
「そうでしたか」
急な隊首会でも入ったのだろうか。それならば仕方ない。元々、試験的な任務に隊長と副隊長に同行してもらうのは十分過ぎるほどだったのだ。
「……ごめんね、
優ちゃん」
草鹿副隊長は眉間に皺を寄せ、眉を八の字にした。目には少し涙が浮かんでいる。先程の元気さは飛んで消えてしまったかのように真反対の悲しい表情をしている。
「草鹿副隊長が謝ることではないですよ。お仕事が急に入ってしまうのは仕方がないことです。誰も悪くないんですから、そんな顔しないでください。ね?」
草鹿副隊長に暗い顔は似合わない。頭を撫でて微笑みかけると少しずつ表情が晴れていく。
「今日は二人きりなので、草鹿副隊長と手を繋いで歩いても良いですか?」
「うんっ!」
「あ、でも困りましたね」
「どうしたの?」
「お弁当は、いつものように三人分作ってしまいました」
「あたしが剣ちゃんの分も食べる!」
「たくさん食べたらお腹痛くなってしまわないですか?」
「大丈夫!
優ちゃんの作った物は、ぜ~んぶ美味しいから!」
「ふふっ、ありがとうございます」
この時は、そういう日もあるだろうと思っていた。
でもそれ以降も更木隊長は同行任務に来ることはなかった。
「今日は、つるりんと来たよ!」
「斑目三席、おはようございます。今日はよろしくお願いいたします」
「隊長に言われるがままにここへ来たから、何すれば良いのかあんまり分かってねえけど……よろしく」
「つるりんのバカ! ここに来る途中に何回も言ったでしょ!
優ちゃんの用心棒するの!」
「いや、あんたの説明は擬音が多過ぎてわけ分からねえんですよ……」
その翌週は少し治安の悪い地区を周る日だったため、斑目三席が同行してくれた。
斑目三席の話では、人選には更木隊長が配慮してくれているようだった。だが、どうして更木隊長自身が同行できなくなってしまったんだろうか。
「あの、斑目三席」
「あ? どうした?」
「更木隊長はお怪我をされたり、体調を崩されていたりはしていないですか?」
「いや、何もねえけど。むしろ最近のあの人は元気過ぎるというか、いつにも増して血の気が多いというか」
「……そう、ですか」
怪我や病気はしていないようで安心はした。それならばどうして、更木隊長は姿を見せないのだろうか。理由が思い当たらずもどかしい。
胸にぽっかりと穴が空いてしまったようだった。
自分が思っている以上に更木隊長は私の中で大きな存在になっていたようだった。だがこの気持ちを何と結びつけて良いのか、今の私には自信がなかった。
ただ、更木隊長と草鹿副隊長と私の三人で過ごした温かくて優しいあの時間へ戻りたい。そう思った。
*
卯ノ花隊長へ行った中間報告も良い評価をもらえ、あと一か月でこの試験的な運用期間も終了することになった。その件について地獄蝶で更木隊長へ知らせを送ったが、それ以降も更木隊長が任務に同行することはなかった。
治安が悪い地区は周る時は斑目三席と綾瀬川五席が交互に付き添ってくれ、お二人とも滞りなく任務を遂行してくれた。元より四番隊と十一番隊の中を取り持つことも目的であったため、更木隊長と草鹿副隊長以外の十一番隊の方に協力を頂けることは自分の立案へも良い結果をもたらすことは明確だった。私の夢が着実に近付いてくるのを感じた。それだけで十分なはずなのに、なぜか寂しい気持ちになる。
更木隊長を最後に見かけたのは、後ろ姿だった。
一か月前、荻堂先輩に任務の進捗状況を尋ねられ、更木隊長の協力のおかげで順調に進んでいることを伝えた。荻堂先輩からの話では、私を手伝ってくれている更木隊長の姿を見た四番隊隊士の間で少しずつだが更木隊長の印象が良くはなってきているとのことだった。それがまるで自分のことのように嬉しかった。そんな会話をしている時に、こちらへ背を向けて歩いている更木隊長を見た。その時に見た更木隊長の背中はいつもより小さく見え、どこか寂しげだった。纏っている霊圧や雰囲気がいつもと違い、違和感を覚えたのだが、自分の気のせいだと片付けてしまった。
(あの時、追いかけていれば良かった……)
もし自分が何か気に触るような言動を取ってしまっていたのだとしたら、謝りたい。
あんなにたくさんの優しさをくれた人を傷つけたままにしたくない。
自分勝手だとしても、そのままなかったことにし、黙って自分も距離を置くことなんてできなかった。
もうこの試験期間も今日を入れて、あと二日——つまりあと一日。更木隊長にはいまだに会えておらず、いつも必ず同行してくれている草鹿副隊長も更木隊長の話題を一切出すことはなかった。
「草鹿副隊長」
「なあに、
優ちゃん。どうしたの?」
「……今日、更木隊長に会うことはできないでしょうか?」
任務の帰り道、草鹿副隊長と手を繋いで歩きながら申し出た。すると草鹿副隊長は、困ったように硬い表情でぎこちなく笑った。それにやはり私が何か絡んでいるのだと悟る。
「剣ちゃんなら隊舎にいると思うけど……」
「更木隊長とお話がしたいんです。一度だけでも良いんです。お願いします」
躊躇っていたが、草鹿副隊長は頷いてくれた。草鹿副隊長と手を繋ぎ、十一番隊隊舎への道を歩く。
全部、私の杞憂に終わって欲しい。
私の願いは十一番隊隊舎に近付くにつれて大きくなった。
*
春宮から地獄蝶が届いた。同行任務はあと一か月で終わる、という内容だった。卯ノ花からの評価も良かった、という話もあった。このまま上手くいけば正式的に四番隊と十一番隊の仕事の一つになるだろう。各隊長からの賛同が求められ場では、当事者である十一番隊を束ねる俺の意見は恐らく重要視される。鼻から異議を唱えるつもりもない。
春宮自身が取り下げさえしなければ、期待に胸を膨らませながら
春宮が語っていた夢は叶うだろう。だが、今の俺はきっと
春宮のその気持ちを踏み躙ってしまっている。何もなかったかのように振る舞い、
春宮の前へ姿を現してもきっといつものように笑って受け入れてくれるだろう。そう思っているのに、できない。
──暴力を何よりも好む魔物と、傷付いた者を救う者が分かり合えるはずがない。生きている世界も、その目に映る世界も違う。
あの日の言葉が頭の中で反覆し、消えることはない。
俺は一体どうしたいのか。
春宮と距離を置くべきだ、関わらないほうが良い、と思っているならばこの任務の協力を取り下げ、早く手を引くべきだ。それができないのは、未練があるからなのだろう。
渡せずにいる葵色の髪紐が入っている木箱を撫でると、色々な感情で俺を追い詰めてくる心が少しだけ落ち着く気がした。
──コン、コン。
「更木隊長。四番隊の
春宮です。中へ入ってもよろしいでしょうか?」
「……ッ」
戸を叩く音が聞こえたかと思うと、今は一番聞きたくなかった声が聞こえた。途端に胸が締め付けられて、呼吸ができなくなる。
「剣ちゃん、入るよ?」
息が浅くなり、言葉が上手く出せずにいるとやちるの声も聞こえた。戸がゆっくりと開かれ、日が落ちて薄暗くなっていた部屋に廊下の灯りが差し込んだ。
「失礼いたします」
やちるに続き、
春宮が部屋の中へと入ってくる。横目で見るが、逆光になってしまって
春宮がどういう表情をしているかは分からなかった。合わせる顔がなく、俺は顔を背ける。
「……何の用だ」
自分でも驚くほどの低い声が出た。
「更木隊長にお話がありまして参りました」
「……」
春宮の声は、少しか細いものだった。いつもの温かさはない。俺がそうさせてしまっていると思うとやるせない気持ちに襲われる。
「更木隊長にご支援いただけて、無事に試験期間を終えられそうです。本当にありがとうございました」
それでも
春宮は律義に俺へ頭を下げた。
「そいつは、良かったな……」
今ならまだ間に合うかもしれない。そう思う自分もいるのに、俺の声は温度を失ったままだった。
「あの、来週、最後の日は
末枯へ行く日なんです。よろしかったら更木隊長も一緒に──」
「俺は行かねえ」
俺の様子を窺いながら言葉を繋いでいく
春宮の言葉を遮る。俺の声は先程よりも低く、冷たい声だった。
「……」
「……」
重い沈黙が俺たち三人を包み込む。室温も下がったように感じた。体が冷え、指先の感覚がなくなっていく。
「私、何か……更木隊長にしてしまったでしょうか……?」
春宮が沈黙を破るが、その声は次第に震えていく。
「身勝手だと分かっていますが、私が原因ならば謝りたいんです……」
「別に、何もねえよ」
「では、なぜ会ってくださらなかったのですか……?」
「……」
再び重い沈黙が訪れるが、
春宮は口を開かなかった。俺の返答を待っている。一瞥すると不安そうに眉を下げながらも、「納得するまで帰らない」と言いたげな顔だった。
俺は苦しさが増していく胸に空気を取り込み、胸に渦巻いている言葉を体の外へ落としていく。
「俺は戦いが好きだ。それはきっと何百年経っても、何千年経っても、何があったとしてもかわらねえ」
「存じております……」
「それなら分かるだろ」
「何を……ですか……?」
「こんな戦いのことばかりを考えて、血を啜ることを愉しんでいる獣のような俺と、人を癒すことを真剣に考えているお前が関わるべきじゃねえんだ」
「……」
「お前だって立場が危うくなるだろ。こんな獣だって揶揄されるような俺とお前は、生きている世界が違う」
「誰かに、そう言われたのですか?」
核心をつく言葉に思わず動揺しそうになった。
「……違えよ。俺がそう思ってるだけだ。俺が話すことはもうない。早く帰れ」
「ですが、更木隊長はたくさん私を助けてくださった優しい人です。今だって私のことを──」
「お前に俺の何が分かるって言うんだッ!」
春宮の肩が大きく震えた。目を見開き、息を呑んでいる。哀しさに染まっていく瞳で見つめられる。
(やめろ……)
「その場凌ぎで綺麗事ばかり並べやがって! 心の中では俺のこと、嘲笑ってんだろ!?」
頭の中で警鐘が鳴る。だが、止まることなく思ってもいない言葉が次から次へと氾濫した。
(やめてくれ……)
「上っ面だけで誰にでも良い顔をするお前のそういうところを見てると、イライラすんだよッ! 二度とその面、俺に見せるな」
「……」
春宮は唇を震わせながら口を開き、すぐに閉じた。みるみるうちに涙が目に溜まり、耐えるように唇を噛んでいる。
「やちる」
俺たちのやり取りを一歩下がって静観していたやちるに目配せすると
春宮の手を引いた。
「
優ちゃん。
優ちゃんのお仕事は最後まであたしがお手伝いするから今日はもう帰ろ?」
「私、そんなことは思っていなくて……更木隊長を傷付けてしまっていると気付けなくて……」
口を開くと
春宮の頬に大きな涙が一つ、二つと途切れることなく流れ始めた。
「ごめんなさいっ……」
「あ!
優ちゃん!」
やちるの手を振り払い、
春宮は俺から逃げるように隊首室を飛び出した。駆けていく
春宮の足音が遠くになるにつれ、居た堪れない気持ちが膨れ上がっていく。
「……剣ちゃん。
優ちゃん、泣いてたよ?」
「分かってる……」
一方的に傷付けたのは俺なのに、俺まで泣きたくなった。
(だから……会いたくなかったんだ……)
もう、きっと元には戻れない。
まるで出口のない闇の中にいるようだった。
俺がすべて壊してしまったというのに、その闇に耐えられない。
薄らと目に浮かんだ穏やかに笑っている
春宮へと手を伸ばした。だが、その手は届くことなく、泣きそうな顔で
春宮は闇に溶けていく。
もうこのまま自分も消えてなくなりたかった。
(行かないでくれ……)
すべてが矛盾してしまっている自分をひどく呪った。
*
更木隊長の怒号を聞くのは初めてではなかった。
「お前に俺の何がわかるって言うんだッ!」
それなのに、胸が痛んだ。両手で握り潰されようとしているのではないかと錯覚するほどだった。
「その場凌ぎで綺麗事ばかり並べやがって! 心の中では俺のこと、嘲笑ってんだろ!? 上っ面だけで誰にでも良い顔をするお前のそういうところを見てると、イライラすんだよッ! 二度とその面、俺に見せるな」
更木隊長の言葉が胸へ深く、突き刺さっていく。
「やちる」
「
優ちゃん。
優ちゃんのお仕事は最後まであたしがお手伝いするから今日はもう帰ろ?」
草鹿副隊長の温かい手に包まれ、自分の手が冷たくなっていることを知った。
「私、そんなことは思っていなくて……更木隊長を傷付けてしまっていると気付けなくて……」
口を開くと耐えていた苦痛が涙となって外へと溢れ出る。
更木隊長と言葉を交わし、共に過ごす時間が大切だった。怪我をしないように気遣ってくれたり、荷物を持ってくれたり、私に歩幅を合わせて歩いてくれたり、そういう更木隊長の優しさに触れるたびに嬉しかった。そのすべてを否定する更木隊長の声や言葉の冷たさが私の胸を苦しませた。
「ごめんなさいっ……」
耐えきれなくなった私は草鹿副隊長の手を振り払い、逃げだすように四番隊へと帰った。
現実から逃げるように無我夢中で駆け、気が付くと四番隊の中庭に立っていた。
更木隊長と初めて会った場所だ。その時も更木隊長は同じように不機嫌そうに声を荒らげていた。あの日と違うのは私のこの胸の痛さ。そして、更木隊長も否定しながらも悲痛な表情をしていた。その表情は鏡のように私の心情そのものを映し出していた。
更木隊長は謙遜するような言葉は今までにも見られた。だが、あんなにも人格そのものを卑下するようなことは言うことはなかった。そうさせてしまうようなことを私はしてしまったのか。そう思うと断腸の思いで胸の痛みは激しさを増し、頬を流れ続ける涙は止まることを知らなかった。
「
優紫さん?」
「卯ノ花、隊長……」
不意に名前を呼ばれ、振り向くと卯ノ花隊長が立っていた。
ゆっくりとこちらへ近づいてくる卯ノ花隊長に、はっとして頬を流れていた涙を手の甲で拭う。
「何か、ありましたか?」
遅かったようだ。私の涙に気付いた卯ノ花隊長は柔らかく微笑んでいる。
「……もう、総隊長へ発議の場を設けていただかなくても良いかもしれません」
「それは、なぜです?」
私の卑屈な発言を叱ることもなく、穏やかに理由を尋ねられる。
「私が失言をしてしまい、更木隊長を怒らせてしまって……嫌われてしまいました……」
「更木隊長がそのようなことを仰ったのですか?」
「……はい。十一番隊からの協力が必要不可欠であるのに……更木隊長からはもう協力は得られないです」
更木隊長の言葉を思い出し、また胸が詰まった。
「戦う者と人を癒す者が手を取り合うのは、そんなにおかしなことでしょうか?」
胸の中で優しく煌めいている今までの時間を私まで否定したくなかったが、卯ノ花隊長が纏う温和な空気につい吐露してしまった。
「平たく言えば、命を奪る者と命を救う者。たとえ一つの意識の中にいたとしても、そこに死や罪が絡んでしまうと私たちは散逸してしまうのです。一つの意識に戻ることは容易いことではない。だから世の中に争いは絶えないのです」
「道のりは険しいと分かってはいたのですが……いざ、そうなってしまうと堪えますね。自信満々だった自分が恥ずかしいです」
「そうして成長していくものですよ」
卯ノ花隊長はいつもこうして優しく諭してくれる。その優しさにまた涙が込み上げてくる。
「……私の考えは間違っていたのでしょうか?」
「私が信頼を置いている
春宮優紫さんは周りに惑わされず自分が信じたこと、感じたことを大切にされている方です。だからあなたは更木隊長と友好的な関係を築けたと私は思っています」
卯ノ花隊長は私の背を優しく撫でる。伝わってくる温かさに、余計涙が溢れた。
「共感できることが私たちです。価値観が違うからといって、共感ができないわけではないです。そして、あなたはそれをもう知っているはずですよ」
「……」
「『蒔かぬ種は生えぬ』と言う言葉をご存知ですか?」
「はい……」
このまま何も行動しなければ、良い結果は得られない。
泣いているばかりでは、状況は変わらない。けれど、更木隊長にまた拒まれてしまうかもしれないと思うと悲観的になってしまう。
「何事においても一番大事なものは、自分がどうしたいかですよ」
「自分が、どうしたいか……それが今は分からなくて……」
「大丈夫ですよ」
櫓を失った舟人のように行方が分からず心に不安が満ちるばかりの私を卯ノ花隊長は何かを確信しているかのように強くて温かい声で包み込んだ。