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覚悟していた平手は無く。
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強く肩を捕まれ、固定される。
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まどか
ん……っ
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思わず縮こまったまどかに与えられたのは、いつもより少しだけ乱暴なキスだった。
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まどか
ぎ……
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銀時
俺が良いっつーまで目ェ瞑って黙ってろって言っただろ
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まどか
……っ
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銀時の名を呼ぼうとしたが止められる。
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今は銀時に従うしかない。
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銀時の真意が読めぬまま、まどかは荒いキスを受け止める。
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やがてゆっくりと唇が離れ。
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目を開けることを許されたまどかが見たのは、拗ねた顔で自分を見つめる銀時だった。
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銀時
ばァか
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まどか
え……?
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銀時
どんな理由であれ、銀さんが女に手ェ出すわきゃねーだろ。相手がお前なら尚更
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銀時
そんな怯えた顔見せやがってよォ
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まどか
だ……って……
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まどか
怒って手を出すって言ったら、他に思いつかなくて
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まどか
私もそれだけ酷い事をしちゃったんだと思って
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まどか
だから……
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銀時
もう良いから気にすんな
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まどか
銀さん……
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まどか
許してくれるの?
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銀時
まァな
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銀時
十分反省したんだろ?
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まどか
うん
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まどか
銀さん
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銀時
何だ?
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まどか
ごめんね
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銀時
はいよ
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まどか
……銀さん
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銀時
ん?
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まどか
ギュって……してくれる?
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銀時
お安い御用
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銀時が、まどかを抱きしめる。
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そして片手をまどかの頭に乗せ、そっと撫でた。
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銀時に許されホッとしたのか、嬉しそうに微笑むまどか。
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そんなまどかを見て、銀時は言った。
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銀時
やっぱ手ェ出してーな
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まどか
はい?
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銀時
まどかを抱きしめてたらムラムラしてきちまった
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まどか
え?え?
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銀時
仲直りの記念って事で、な
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銀時
良いだろ?まどか
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銀時
俺は……
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銀時
お前を抱きたい
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