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鍵の開く音が聞こえ、ドアが開く。
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中では冷たい目をした銀時が、仁王立ちで待ち構えていた。
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まどか
銀さん……
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銀時
覚悟は出来てんだな?
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まどか
……はい
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まどか
できれば加減して欲しいけど……
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銀時
覚悟してんじゃねェのかよ
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銀時
いい加減な気持ちだってんなら、銀さんこのまま帰るから
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まどか
待って!
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まどか
覚悟……してるから!
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銀時
んじゃ、一旦部屋に入れよ
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まどか
うん
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銀時
荷物を置いたら、目ェ瞑れ
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まどか
は……い……
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銀時
そのまま銀さんの質問に答えろよ
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まどか
何……?
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銀時
ホントのトコ、まどかは俺の事どう思ってんだ?
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まどか
どう……とは?
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銀時
好きか嫌いかに決まってんだろ
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まどか
もちろん好きだよ
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まどか
でなきゃこんな風に必死になんてならないもん
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銀時
俺を怒らせちまったから、怖さで言ってるって事は?
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まどか
それは無いわ。確かに怖い気持ちはあるけど、銀さんに嫌われたかもっていう怖さで……
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銀時
そうか
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まどか
あの……これは一体どういう質問なの……?
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銀時
もう良い
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まどか
え?
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銀時
ここからは黙ってろ
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銀時
銀さんが良いっつーまで目を開けるなよ
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銀時
何が起きても……な
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まどか
銀さん……?
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銀時
歯ァ食いしばれ
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銀時
いくぞ
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まどか
……っ!!
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