-
まどか
銀さん？
部屋にいるの？
-
まどか
今の音、銀さんだよね？
お願い！中にいるなら鍵を開けて！ -
銀時お前の部屋なんだから自分で開けろよ
-
まどか
やっぱり未だ怒ってる？
-
まどか
ごめんなさい。さっきは試すような言い方をして。私が悪かったわ。
-
まどか
決して銀さんを信じてないわけじゃないの。
銀さんに私のことが好きだって言わせたかっただけで。 -
まどか
調子に乗ってごめんなさい。
-
まどか
お願いだから許して下さい。
-
銀時
さて、どーすっかなぁ
-
銀時
ぶっちゃけ銀さん傷ついてるんだわ
-
銀時
だから今お前の顔を見たら、銀さんってば何するか分かんねーぞ
-
まどか
そんなに傷つけちゃったんだ、私。
-
銀時
そりゃあもう。
洞爺湖より深い傷を負ってるかんな。 -
まどか
その例えはよく分からないけど。
-
銀時
要するに、覚悟はあんのかってこと
-
銀時
顔を見た瞬間、手が出ちまうかもしんねーぞ
-
銀時
その覚悟があるってんなら開けてやるよ
-
銀時
それが嫌なら自分で開けて入れ
-
銀時
まあそん時は入れ替わりで、銀さんがここから立ち去ってお終いだけどな
-
銀時
どうする？
選ぶのはまどかだ -
まどか
私は
-
まどか
銀さんと
-
銀時
俺と？
-
まどか
殴られるかもしれないって思ったら怖いけど
-
まどか
それでも銀さんと仲直りしたい。
-
まどか
ちゃんと顔を合せて謝りたいよ。
-
まどか
だから
-
まどか
鍵を開けて。
-
銀時
分かった
タップで続きを読む
