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銀時
……なァ、大丈夫か?
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銀時
何がって……いや、何かだるそうにしてるからよォ
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銀時
体調でもワリィのかと思って
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銀時
ちょっとぼんやりしてただけ?
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銀時
まァそれなら良いんだけどな
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銀時
べ、別に心配なんかしてねーから!
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銀時
さーてと、そんじゃ銀さんはジャンプの続きをーー
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銀時
……
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銀時
ったく……
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銀時
やっぱ辛ェんじゃねーか
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銀時
さっきの笑顔も無理やり作ってただろ
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銀時
そんくらい銀さんにも分かるっつーの
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銀時
実際家ん中は自由に動けるとは言え、窮屈な生活が続いてるもんなァ
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銀時
その癖家事は増えてんだから、疲れも溜まんだろ
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銀時
ほれ、ちょっとあっち向いて座ってみな。銀さんが肩揉んでやっから
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銀時
いーから遠慮すんなって
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銀時
では始めまーす
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銀時
あー……お客さん、かなり凝ってますねェ
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銀時
っつーかマジで岩でも背負ってんじゃねェの?
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銀時
普通は揉んだら柔らかみがあるよなぁ。こんな風にーー
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銀時
もみもみ〜ってな感じで……イッテェェッ!
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銀時
神速の平手打ちかよ……んな本気で怒ることねェだろ!?
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銀時
別に変な事しようとしたわけじゃありませェん
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銀時
分かりやすいように、お前の乳で説明しようとしただけですゥ
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銀時
は? 余計なことすんな?
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銀時
へーへー。そんじゃ普通に肩を揉ませて頂きますよ
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銀時
あん? 別にしなくて良い?
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銀時
それよか少し休ませろってか
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銀時
そんじゃ布団に……行かねェのかよ
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銀時
おいおい、ソファでうたた寝じゃァ、疲れなんざ取れねェぞ
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銀時
寝るなら布団に行けって
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銀時
はい? 移動するのもダルイだァ?
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銀時
そんなに疲れてたんならもっと早く言……うわけねェよな
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銀時
しゃーねー。お前にはちょっと強引なくらいの方が良いか
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銀時
ってなわけで暴れんなよ……っと。相変わらず軽いな、お前
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銀時
お、おい、だから暴れんなって!
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銀時
何するのって、姫抱っこで布団まで運んでやるんだよ
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銀時
動くのがダルイんだろ? だったら大人しく運ばれなさい
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銀時
そーそー、良い子だ
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銀時
……さてと、これでゆっくり休めるな
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銀時
銀さんは隣の部屋にいるから、目が覚めたら呼べよ
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銀時
んじゃ、おやす……
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銀時
……
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銀時
……
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銀時
どした?
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銀時
何か言いたい事があるなら言ってみろ
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銀時
んでもって袖離せ。ちゃんと聞いてやっから
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銀時
おいおい、そんな上目遣いで俺を見てんじゃねーよ
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銀時
ほら、お前の好きな頭ナデナデしてやるから、目ェ閉じろって
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銀時
まずはゆっくり眠って。そんでもって元気になったらーー
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銀時
こんなに疲れるまで頑張ったご褒美に、嫌ってほど構ってやるから、今は寝とけ
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銀時
……ん?
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銀時
あァ、お前が眠るまでちゃんと傍にいてやるから安心しろって
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銀時
約束する。だから……お休み
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