名前を変えるのです。
お馬鹿動物三人組2
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今日はバレンタインデーという事で
日頃悪い意味でお世話になっている、あの動物三人組に手作りのチョコレートをあげようと思います。
しかし普通にあげるのはつまらないので、ちょっと遊んでみようと思います。
チョコが激辛とか、混ぜちゃいけないようなものを混ぜるとか
そういうのじゃありませんよ。
「ユズ、此処に居たのか」
「うわっ…、やっぱり来たぞ…。」
食堂でレディース軍団全員で手作りチョコレートを作っている途中
やってきたのは狐と鳥と狼
理由はあたしからチョコを貰う為だろう、と隣でデイジーが呟いている
「ごめん、今チョコ作ってるから…
後で持っていくよ、何処かで待ってて。」
「何処かって、そこの所をちゃんと決めないと探し回る事になるわよ。」
「分かったさ、何処かで待ってるよ」
「分かったのかよ!」
華麗なプリンの突っ込みも決まった後、三人は喋りながら食堂を後にしていった
「ユズちゃんは大変ね…、あんな変態が三人も…」
「変態じゃないけど…。」
「いいや、まだ本性を現してないだけだ。プリンには分かるぞ。あいつらは軽くヤバイ。」
「まぁ…、否定はしないけど…
別に良いんだよ、遊んでくれるんだから…」
「後々、取り返しが付かない事が起こらない事を祈ってるよ…」
完成したチョコレート
とりあえずあの三人の分と、プリンとナナの分、そしてもう一個作りました
自分のと友チョコは中が見えるラッピング
あの三人の分は中が見えない様に箱みたいな物に飾りと一緒に入れました
「はいプリンとナナの分」
「マジか!?」
「友チョコね」
「ありがとうユズちゃん」
二人にプレゼントした後
早速例の三人に遊んでもらう為に食堂を後にする
「待ってたぞ!!」
「うわっ、此処に居たの?」
早速扉の向こうに居た三人
三人の何処かって此処だったのか…。
正直これから探すぞって意気込んでいたんですが…。
とりあえず中庭に移動して、間違えない様に三人にチョコレートを渡す
「これがフォックスので、これがファルコので、これがウルフの
ファルコとウルフはビターでフォックスはノーマルだよ」
「ありがとうユズ!」
「ちゃんと好みを分かってるじゃねぇか」
とっても喜んでいるのか、物凄い尻尾が揺れているフォックスとウルフ
…おっさんもかい。
ファルコは尻尾が揺れないから、パッと見じゃぁどう思ってるか分からんな
早速箱を空けようとする三人に待ったをかける
「なんだ?」
「実は三人の中で一人だけ、本命のチョコを作ったのね?
丸いチョコの中にハートのチョコが入ってたらその人って事です。
出来れば他の二人に気付かれないで欲しいの」
「「「…。」」」
そう伝えると三人は顔を見合わせてた
「なるほど…、これからの三人の関係が悪くなるかもしれねぇからな」
「うん、だからちょっと三人は離れてちょうだい」
「分かった」
「ハートが入ってる奴が本命なんだな?」
「そう、絶対に喜んだりしないでね、秘密にしてね?
あたしとの秘密にしてね?」
ちょっと互いに距離を取る三人
あたしは表情が確認できる所に移動して三人の様子を伺う
「それじゃぁどうぞ」
そうあたしが声をかけると同時に箱を開く三人
そして三人は同時にニヤッとした
そうです。
実は全員にハートのチョコを入れました
そしてそれぞれどんな反応するのかと見てみれば、面白いように同時にニヤッとした
これは傑作である。
「絶対に他の二人には内緒にしてよ!?」
そういうとまた三人は同時に頷いた
しかも互いが確認出来ないから、三人は自分だと信じてるわけです。
…他にこんな面白い話があるか?
いいや、きっと無いでしょう。
「あ、やっぱりチョコは自分の部屋で食べてくれる?
もしかしたら他の二人に気付かれるかもしれないから」
「そうだな」
フォックスの声で同時に箱を閉める三人
「じゃぁ早速部屋に戻るとするか」
「そうだな」
「あー、早く戻ろう。」
「ありがとなユズー、ちゃんとお返しするからな」
「うん、楽しみにしてるよ」
るんるんで中庭を出て行く三人を見送る
…そして後でまた三人があたしの所に来るんでしょうね
何故かと言われると、実は箱の中にはチョコがいっぱい入ってます
そのチョコのおかげで箱の底にある手紙が見えません
チョコを食べ進めた人にしか見つけられない様にしてるわけです
自分が本命という嘘が刷り込まれた上で
隠した形での手紙を発見したら、絶対ウキウキすると思います
そんな所に「他の二人にもハートのチョコが入ってるよ」というネタ晴らしの内容。
これは「えぇー!?」ってなるでしょう。
誰か一人でもこの手紙を見れば、すぐに他の二人の所に確認を取るので
まぁまず今日中に三人は本当の事を知るでしょう
後処理が面倒だと分かっていても、やってのけるあたしはまったくもって残念である。
でも良いのです!
楽しいから。
お馬鹿動物三人組2
「はいミュウツー、チョコレート」
「あ、あぁ…。」
「あの三人よりかはミュウツーの方がはるかに本命だ」
「「「ユズー!!」」」
「早っ!」
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