名前を変えるのです。
コーヒーと毒物
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狐・鳥・狼が暇そうにしていたので
マスターの家庭農園で作ったらしいコーヒー豆を使ったコーヒーを入れてあげました
人数分カップに注いであげて、砂糖とミルクを手に三人の前に立つ
「フォックスはどうする?使う?」
「あぁ、二つずつで」
「ファルコは?」
「いらねー」
「ウルフは?」
「俺様もいらねぇな」
「ふーん…」
なんかクールな人や、ドライな人、天才的な人、ダンディな人って
コーヒーって大概ノーシュガー・ノーミルクですよね
あたしはマスター農園産のお茶を頂く事にします
三人とは離れた場所で紙を片手にお茶を飲む
ちなみに紙というのは今日の夕飯の献立リストです
適当に覚えて紙から意識を離すと喋っている三人の声が耳に入ってきた
内容をちゃんと聞いてみた所、どうやら砂糖・ミルク入れる入れないの話をしているようです…
しかも三人の様子を見ていると
ファルコのコーヒーに大量の砂糖を流し込むフォックス…
「おいこら! 何してんだ!」
「飲んでみろ、美味いぞ!」
「飲めるか! 何個砂糖入れた!」
「いいからいいから」
フォックスに勧められて、ファルコは大量の砂糖が入ったコーヒーを一口…
「べっ! 甘っ!」
そう言い捨ててカップをテーブルに叩くように置いた
その後、それを味見したらしいウルフも「なんだこりゃ!」という始末
しかしフォックスの感想は「ちょっと甘いがいける」という事だった
「あたしにも味見させて」
「あぁ良いぞ」
フォックスからカップを受け取ってコーヒーを一口…
確かに甘いが、飲めない事は無い
ミルク無しで砂糖まみれという事で甘さに偏りがある気もしますが、拒絶レベルではない。
「悪くは無いよ」
「だろ?」
「…お前等舌と頭がおかしいんじゃねぇのか?」
「それは言い過ぎだろ…」
という事でファルコには新しいコーヒーを入れてあげました
砂糖コーヒーを捨てる時
最後らへんに砂糖の雪崩れを発見して、随分な量が入れられていた事が判明しました
「サンキュー」
「はいはい」
「ところでお前はコーヒーは良いのか?」
「うん大丈夫、お茶があるから」
「なんだ、コーヒーが嫌いなのか?」
「まだまだ餓鬼だな。」
「だって薬盛ったから」
「「「…。」」」
真面目な顔してそういってやった所
持っていたカップを同時にテーブルに置く三人
それが面白くてついつい笑う
「あはは、嘘だよ、なんだよそのシンクロ」
「ははは、なんだ嘘か、吃驚したなー…」
「まったく…、冗談キツイな…
真面目な顔で言うから本当だと思ったぜ…」
まぁ本当はただ単にお茶が飲みたかっただけなのですが
「だが内容によっては薬盛っても良かったがな」
そうニヤニヤしながらコーヒーを飲むウルフ
その隣では気味悪そうにするファルコと首を傾げているフォックス
「もし催淫剤かそんなもんだったら、逆にお前の身が危なかったからな」
「…。」
「確かに!」
「確かにじゃないよ…」
「一対三だもんな、ある意味自爆行為だ」
「そんな事しないよもう!」
でも正直、ウルフの呟きが聞けて良かったかもしれない
もし今後あたしがまた三人にコーヒーを作って面白半分で媚薬を盛った場合
例の様に最悪な結末が待っていたかもしれないので…
いやー…、お勉強になりましたー…
コーヒーと毒物
「ユズ、またコーヒー作ってくれよ」
「媚薬大量に入れてな」
「入れないよ!!」
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