名前を変えるのです。
やり過ぎるとこうなる。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「君とは一騎打ちした事ないよね?」
今日も大乱闘をしていたのだけど、今日はやたらに転送室にファイターが集まっていた
たまたまなのか分からないが、皆同じタイミングで大乱闘したくなったらしい
「じゃぁここはメンバーごちゃ混ぜで大乱闘をしませんか?」
というレディースの提案から、ランダムの組み合わせでの8人乱闘をする事になりました。
確かにいつも大乱闘するメンバーは同じだから
たまには違う人と大乱闘をしようという事でしょう。
全く大乱闘をした事無いメンバーの中、のらりくらり皆に攻撃をしていると
たまたま吹っ飛ばされた所にロイが居た
なんか怪しい事を言っているので慌てて距離を取る
「え? 誰に言ってるの…?」
「君に言ってるんだけど?」
彼の言う通りあたしと戦いたかったのか、こちらにやってきたので
再度慌てて他のファイター達の塊に駆け込んでいった
「はは、どうして逃げるの」
「いやいや、それは貴方が一対一での戦いは最強だという噂を聞いているからであり…。」
「大丈夫だよ、大分邪魔が入ってるし、優しくするよ」
「大乱闘なのに手加減するのかい。」
「じゃぁ手加減なしで」
「余計嫌だよ!」
近くにメタナイトが居たので、捕まえてロイの方へ投げ飛ばした
「君は彼と遊んでいなさい」という意味だけど
勿論無視してそのままこちらにダッシュしてきた
こちらはそちらと戦うつもりはないし
あたしはロイ以外のファイターを狙って「貴方とは戦いません」アピールをしたつもりだったけど
全く届いていなかったのか、その後はロイにボコボコにやられてしまった
「おいおいユズちゃん、途中からロイに執拗に狙われてたけど
奴に何か気に障るような事言ったのか?」
「言ってないよ…!」
部屋に戻ると、疑いの眼差しを向けてきたプリン
ナナと一緒に大乱闘を覗いていたらしい
「ロイさん恐ろしい程ユズちゃんに執着してたね…
他のファイターダメージたっぷりでも見えてないかって程…。」
「なんかあたしと戦いたいって言ってたんだよね、あたしは嫌だったけど」
「えぇ? 戦ってあげれば良かったのに」
「あーあ、早速来たぞ、どうすんだユズちゃん」
プリンの呟きを聞いて後ろにふり返ると
そこには爽やかな笑顔でこちらに歩み寄ってくるロイが居た
「君にお願いがあるんだけど」
「何でしょうか? 一騎打ちは嫌ですよ?」
「僕と一騎打ちしてほしいんだけど」
「あの、あたしの話聞いてました?」
「ユズちゃん、熱烈なラブコールだろ。答えてやれよ。
ずっと前にプリン達も一騎打ちを執拗に誘われた事あったが、ちゃんと真面目に相手してやったぞ。えらいしつこかったから。
ユズちゃんも相手してやらないと、何時までも続くとプリンは思うぞ」
そうそうと何度も頷いてるナナと笑っているロイを見る限り、本当の話のようだ
プリンが言うくらいだから相当粘って誘ってきたんだろうなぁ…
「嫌だよ…、何で負け確定の試合やんなきゃいけないんだよ…」
「あはは、手加減してあげるよ?」
「それも意味が分からないんだよね…。」
なんで手加減をしてまであたしと戦いたいんだよ…。
そちらから戦いたくて誘ってるのだから、手加減っておかしい話だ
「そうした方が、君も戦いやすいでしょ?」
「いや、何回かあなたの一騎打ちを見た事あるけど、あんなの絶対に無理だって…。
戦う気が起きないし、ボコボコにされるのが目に見えてる…。」
「だから手加減してあげるって」
「こちらは負けます。弱いですって言ってるのに諦めが悪いなぁ…。
強い人他に居るでしょう? そちらに行ったらどうですか…?」
「君とはまだ一騎打ちした事ないからね。
僕は皆と一通り一騎打ちしてるけど、君とはまだでしょ?」
「一人くらい戦って無くても大丈夫、あたしはポンコツなので。」
「ポンコツかどうかは戦ってから考えるよ」
「お断りします…。」
もう関わらない方が良い気がしてきた
なんか話が通じない気がして来て怖い…。
プリン達の方を見れば、恐れおののいてるプリンと苦笑いしているナナだった
「ユズちゃん、一回戦ってやれば良いんじゃないのか?
とりあえず一回戦ってあげれば、そいつも満足して、お誘いもしなくなると思うが…」
「あ、そんな所に居たのかロイー」
プリンとナナの後方からルキナがやって来た
彼女も何処からかの大乱闘を終えて帰って来たらしい
更に向こうにはエムブレム組が居るから、合流してるのかも
「ほら、お兄さん、仲間が呼んでるでしょ」
「どうでも良いよ、早く一騎打ちしようよ」
「どうしたんだお前等? 口論してるのか?」
「違うんですよ
ロイさんがユズちゃんに一騎打ちをお願いしてるんですが、ユズちゃんが嫌がってて」
これが喧嘩に見えたのだろうか…。
そうあたしとロイを交互に見るルキナ
ナナが笑いながら現状を説明すると、ルキナは「なるほど」と笑い出した
「残念だけどユズ、諦めた方が良いぞ。こいつ狙い付けたら相当しつこいからな。」
「えぇー…?!」
「だから言ったろ、プリン達も相当しつこく言われたんだぞ。
だからお前も早く一騎打ちしてやれよ」
「…はあ、…分かったよ」
「やった、ありがとう」
ルキナもそう言うんだったら、多分一騎打ちするまで誘ってくるんだろうな…。
それはそれで面倒臭いし…。
渋々了承してあげると、彼は嬉しそうに声を上げた
どうやらロイの言う手加減とはダメージハンデらしい。
彼は100も付けている…
自分がポンコツなのは認めるが、どんだけあたしを馬鹿にしてるんだ。
そしてそんなハンデがあってもあたしは負けると思っている
こちらの攻撃が当たらなければ、ハンデなんてあっても無いのと同じだ…
早く終わらせるからと、ストックは1だし…
本当、何の為にやる試合なのか…。
設定を終えた彼は先に部屋に入って行った…
数歩、その扉に近づいた後、足を止める
「どうしたユズちゃん、怖くなったか?」
「…」
何も答えず後ろに振り返ると、ニヤニヤしながらプリンが駆け寄って来ていた
咄嗟に彼女を掴みあげて、あたしの代わりに部屋の中に放り投げると
ちゃんとプリンも消えていった
「「「あっ!?」」」
「ユズちゃん手荒いねー…!」
「やっぱり気分が乗らないわ…。プリンの顔見たらイラッとしてつい。」
「あーあ、ロイのやつ大丈夫かなー…」
ロイvsMiiファイター型のプリンで始まった試合をモニターで確認する
当たり前だけど「待ってくれイケメン! 自分はプリンだ!」と慌て出すプリン
少しの間は攻撃を仕掛けていたロイだけど、全く戦わず「自分はプリン」と言葉を繰り返す彼女に、彼は攻撃を止める
そしてその後は「何で・どうして」なロイと、その事情説明のプリンで二人は話し込んでいた
という事であたしは走ってその場から逃げ出した
あたしの名前を呼んで引き留めようとしたナナとルキナ…
でもごめん…! やっぱり一騎打ちは嫌だわー…!!
今日は夕ご飯も終わってますし、後はお風呂に入って寝れば良いのです!
ささっとお風呂入って部屋に引きこもろう!
明日になれば、彼も諦めてくれるはず! ………自信は無いけど。
という事で、超特急でお風呂場に向かった
何時もより時間を掛けて身体を洗ったり、長くお風呂に浸かったり、全身のお手入れを念入りにしたり
とてもリフレッシュ出来た。
ルンルン気分で脱衣所を出ると、速攻で腕を誰かに取られる
吃驚してそちらを見れば、えらい不満げなロイが居た…
「お、お兄さん…、何してるんですか…」
というかこんな事するのは、もう「一騎打ちしろ」という意思表示しかないわな。
そのまま何処かへ連れていこうとするものだから、試しに振り解こうと腕を振る
勿論離してくれるわけもないし、抵抗してると分からせるようなものです。
こちらに戻って来たロイにがっちりとお姫様抱っこされると、そのまま転送室まで連行された
「ユズちゃん、捕まったと思ったらとても楽しそうじゃないか。」
「楽しくないわ!」
部屋に入ると、何処からかプリンの声が聞こえて来た
無理矢理なこの状態でどう楽しいと捉えれば良いのか
一つの転送機の所に辿り着くと、そこで降ろされる
勿論逃げようとしたけど腕を掴まれ止められました
彼はパネルに向かっている、サクサクっと部屋を作っているようです
「…なんかホテルに連れ込まれてる瞬間みたいにしか見えん」
「黙ってろ!」
遠くでふざけた事を抜かす風船だけど
これはもう本当に逃げられそうにないな…。
「真面目にやらなかったら何度でもやるから」
「は、はい…。」
終点にやって来て早々、そんな酷い事を言う。
これはとりあえずちゃんと相手しなければならないな…
でも一方的にボコボコにされるのは目に見えてるから、その間でこちらが頑張ってるのが伝わるのかどうか…
彼はご丁寧にハンデ100付けてくれてますから、倒せない事は無いんだろうけど
まぁ、無理だよね…。
がっつりではないものの、真面目に戦っていると、どんどん心が削られていく
全然攻撃が当たらない、全然動きが読めない
「ここだ」って攻撃を繰り出しても、丁度当たらない距離にいつの間にか居るし、かわし方も意味分からない動きをする。
攻撃繰り出したら同時にバックでかわしながら、更に攻撃をしてくるんですよ…?!
こちらの行動はお見通し所か、寧ろあたしの行動は彼に操られてるのかと思う程
一回も攻撃当てられないし、いつの間にかこっちもダメージ100になってるし
あんなのどうやって対処すれば良いの…。
分かっていたからやりたくなかったのに、なんでこんな事しないといけないのか…
でも、でもせめてやられる時まで「真面目にやってます」感を出さないと、何度でも言われてるので
それだけは避けなくてはならない…。
心の中では歯を食いしばる思いだけど、もう少しで終わるんだから頑張ろう。
「見事な惨敗だったな…、掛ける言葉が見つからないぞ…」
「気にする事は無いぞ、これでロイのストーカーも終わるんだから」
わけわからないコンボメテオにやられて終わった試合
悲しいのか悔しいのかよくわからない感情に涙が出る
部屋に戻ると試合を覗いていたプリンや、休憩中のルキナがそう言った
「ぐすん…、あたしはもう引退だ…」
「そんな事言うなって! あんなキチガイに勝てる奴なんていねーよ! ははは!」
「そうそう、とりあえずこの後はお菓子食べてお喋りしよう? 愚痴なら聞くからさ」
と、二人に連れられ、部屋の出入り口を目指す
「あーあ、ロイお前最低だなー、女の子を泣かしたぞ」
途中、そんなルキナの声が聞こえて来たので、奴も部屋に戻って来た様子
「えっ!?」って声を上げると、奴はこちらまでやってきた
「ご、ごめんユズ、そ、そんなに嫌だったなんて…」
「二度とあたしに話し掛けないで!」
キッと彼を睨みつけて、声を張ってそう言い捨てる
流石に驚いたのか、遠くから見ていたエムブレム組の会話が止まった
二人の方に目を戻せば、二人も目を丸くしている
「行こう」と先に歩き出すと、二人は何も言わずについて来た。
「とりあえず、奴の明日の朝ご飯は鶏がらだな。骨でも食っとけってな。」
「そうだね」
「………本当にするのかい。」
心の攻撃的な感情が消えない。
だから明日はプリンの言う通り、奴のご飯は鶏がらでも置いておく。
翌日、奴の席に皿一枚のみ、かつ鶏がら一つの朝ご飯を見て
「僕のを少しあげるよ」「俺のも良いぞ」「私のも分けてやるから」と、色んなご飯を分けているエムブレム組…
全くあたしの気持ちは変わらないので、夕ご飯も鶏がらにしようと思う。
やり過ぎるとこうなる。
来る日も来る日も、ユズの所へ謝罪に訪れるロイ
それでも口を利かない上に、貰ったお菓子も「お菓子に罪はない」とカービィやヨッシー、レディースに流している
今日もユズに会いに来たロイだけど、結局何の会話も無かった
そんなやり取りを近くで見ていたプリンとナナは、ヒソヒソ話を始める…
「やべーな、ユズちゃんマジおこだ、激おこだ…。」
「というかロイさんも全然諦めないね…。一日3回くらい来てるんじゃ…」
「イケメンにはお得意の粘り強さで頑張って欲しい
許しを得ないと鶏ガラ卒業出来ないからな…。」
「そうだね…、こういう時あの折れない心は便利だね…」
1/1ページ