名前を変えるのです。
とある深夜の話
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久しぶりに一人で大乱闘をしようと思う。
何時もは人がわんさか居て、中々自由に大乱闘を出来ないので
たまたま早く起き過ぎた午前3時に、転送部屋に向かった
…部屋に入ると、誰か居るのか電気は点いたまま
まさかこの時間に、と思いながらも唯一稼働していた機械を確認すると
そこにはエムブレム組が大乱闘をしていた。
本当、まさか、こんな時間でも奴らは大乱闘をしているのですね…。
まぁ他の部屋は空いているので、そこであたしは一人で大乱闘をしようと思います。
ただの好きな仲良しメンバー(CP)とのアイテム、切り札チャージ、大差ハンデ、ステージ変動、全部あり300%ダメージの混沌戦ですが…
一応CPなのであたしの圧勝でした。
これが本物だと、こうはいかないんだよねぇ…。
部屋に戻ると、休憩スペースの所にいたエムブレム組
特に仲良くしてるわけじゃないけど
ここに居るのがあたしと七人だけであり、時間も時間で会話は避けられないな…
「ユズちゃんお帰りー」
「お前随分と派手な大乱闘をしていたな」
「え、えぇまぁ…。
というかこの時間で大乱闘してるって、皆は寝てないの?」
「「「…。」」」
特に変な事を聞いたつもりは無いけど、七人は顔を見合わせた
「寝てないね、なんかずるずるこの時間まで大乱闘してた感じ」
「ユズは? 寝てないのか?」
「いや、あたしは眠れなかったというか、昼寝し過ぎたというか…」
「あはは、そうなんだ」
「それよりも寝てないなら寝た方が良いよ?
朝ご飯に来れなかったらマスターにうるさく言われるだろうし」
「それを言ったらユズもだろ」
「あたしは大乱闘して時間を潰すんだー。」
「そこからご飯作ってご飯食べて、昼寝したら悪循環っぽいな」
「確かに」
と、言いつつも、二度寝なんてしたら今度こそ寝坊しそうだから
起きていた方が良いと思う。
今度はメンバーをちょっと変えて大乱闘をしようと機械に向かうと
「そうだ」とルキナが声を上げた
「私達は七人しかいないから、ユズも一緒に大乱闘しよう。
最高八人だからピッタリだ」
「…。」
そう言われれば、そちらにあたしがお邪魔すればピッタリ8人大乱闘になる。
普段はプリンやナナ、レディースやヤンガーズと遊ぶ相手が限定されているので
たまには違う所にお邪魔するのも良いかもしれない。
「そうだね、果たして七人はどれくらい強いのか…。」
「ははは、ユズもどれくらい強いんだろうね」
「あぁ、あたしは別に強くないよ」
「どうだろうね」
設定を色々変えている時、ふと試したい事を思いついて
部屋をその設定に変える
「ちょっと皆にお願いがあるんだけど」
「ん? なんだ?」
「ちょっと試したい事があってね。
チーム戦なんだけどちょうど良い具合に割れるから、この機会に」
「??、構わないけど」
内容を知らずに頷く七人だけど、これは良いチャンスを貰ったわ
勝手に皆の設定をして、早速部屋に潜っていった
ステージはエムブレムの所で、ストック50のチーム戦
あたしとルキナの二対、残りの六人での大乱闘。
因みにそのままだとボコボコにされるので、六人はハンデ300付いてます
そしてあたしは皆に合わせてルキナスタイルでやってきました
「もしかして私の姿で来たのか? 服がそっくりだ。」
「そうですね、なんとなくですが。」
「それにしても凄いチーム戦だな…、2対6か…。」
「別のメンバーで3対5でやった時は3でも勝ったんだよー
だから今度は2でやってみようと思ってさー」
「ちょ、ちょっと…、流石にハンデがあっても私は自信が無いぞ…。」
「ルキナ姫をお守りするぞー!」
そう高々と持っていた剣を掲げると、ルキナは「うるさいぞ!」と顔を赤くした。
宣言通り、最初はルキナの周りを掃除していたのだけど
なんせ敵の数が数で、途中からルキナから離れてしまった。
ちょっとした攻撃でも敵がバーストするのはありがたいけど…。
あたしの想像よりも遥かに接戦になってしまった。
もうちょっとストックの差が付くと思っていたんだけど…
それでも大差ハンデが発動してるのか、敵の攻撃も凄い吹っ飛ばし力になっている。
お陰であたしの切り札チャージが溜まる事溜まる事…
「なんか集団で女の子襲ってるの、気が引ける。」
「腑抜け共が! お前等の力はその程度か!」
「ユズ! 煽るな!!」
ルキナの言いそうな感じで、そんな呟きしたカムイを叱咤すると
遠くからボコボコにされていたルキナの声が聞こえて来た
周りの輩共をドルフィンスラッシュでバーストした後
ルキナをボコボコにしていた輩を切り札で一掃する
「姫! 遅くなりました!」
「うるさい! 姫と呼ぶな!」
「それよりもこの戦に負けでもしたら! 姫の身に危機が及びますから…!」
「はぁ?!」
「負けたら奴らに捕まって、集団で囲まれあんな事やこんな事…。」
流石に最後の言葉は他の人に聞かれない様に小声で言いました。
男達は聞こえて無かったけど、「馬鹿野郎!」と顔を真っ赤にしたルキナはあたしの肩を掴んでゆさゆさ揺らす
その間にクロムのダッシュ攻撃を受けて二人でバーストした。
二人一緒に復帰台に乗ってステージに戻る
「ユズ! 変な事を言うなっ!」
「冗談です。真面目にやりましょう。」
「お前に言われたくないわ!」
「「「??」」」
試合の結果は何とかあたし達が勝つ事が出来ました
と言っても残りストックは共に片手で数える程しかなかったのですが…
流石の運動量。
疲れ切ったルキナと二人で一直線に休憩スペースに向かう
「こ、こんなに一試合で奮闘した事は無かった…」
「付き合ってくれてありがとう…、二人でもやれば出来るね」
対して六人はあんまり疲れてないのか、ルキナ程のお疲れは見受けられない
「ルキナめっちゃ疲れてるね」
「当たり前だろう…! 連戦の後の大量ストック戦だぞ…。」
「もうちょっとで勝てそうだったんだがなぁ…。」
「あれはちゃんと担当分けするべきだったね。」
「はぁ?! 私はもう勘弁だぞ!」
「大丈夫大丈夫、あたしの気は済んだからもうやらないよ。
それよりもあたし飲み物持ってくるから、七人で大乱闘してても良いよ」
「いってらっしゃーい」
早速こんな運動量になるとは思って無くて、喉が渇いてしまった。
皆にそう言って席を立ったのだが、ふと七人の方を振り返ってみる
どうした? と首を傾げているカムイの向こうに
凄いお疲れのルキナが居る…。
「ルキナ、一緒に行きましょう…。」
「!、わ、私か…?」
「暗闇が怖いんですよー…、一緒に来てくださいよー…!」
「じゃあお前はどうやってこの部屋まで来たんだよ…。」
分かった分かったとルキナは立ち上がると、ちゃんとついてきてくれた
因みに暗闇は怖くありません
というかそこまでしっかりとした暗闇ではなく、多少の灯りはあるし
転送部屋を出て結構離れたので、ここでちょっと話でもしておこう…。
「ルキナには申し訳ないとは思ってる」
「え? 何がだ?」
「皆から離れる時に、凄い疲れてるルキナと全然な輩をふと見てさ
本当にあの後ルキナが集団で襲われるんじゃないかって…。」
「あるわけないだろっ!」
「分かってる! 分かってる!
でももしもの為…! 後で「何で助けられなかったんだ」って後悔しない為…!」
「馬鹿を言うな! そういう奴等じゃないし、私にはルフレが居るんだ…!
ルフレが許すわけがないだろ…!」
「い、いや、普通に仲良しを巻き込む馬鹿な男も世には居ますよ?」
「え、えぇ? そ、そうなのか…?」
と、適当な事を言ってみると何か信じたのか、ルキナの反応が落ち着きを見せた。
「…ルキナ、冗談だよ?」
「!!、なんだよ! あまりにもしんみりしてるから、本気だと思っただろう…っ!!」
凄い焦ってたのか、凄い震えた声になっているルキナ
彼女はピュアですね。プリンとは大違いだ。
「流石にあの人達がそんな事をするとは思えないけど…。
プリンだったらこういう事言うだろうなって」
「あ、あぁ、確かに…。
しかもあいつなら皆に聞こえる様な声で言いそう…」
「あたしはそこまで愚かじゃないから、ちゃんとルキナだけにしか聞こえない様に言ったからね!」
「いや…、言わないという選択が一番なんだが…。」
「ごめんごめん、あのイケメンの中でただ一人の女性って、そういうネタになりやすそうじゃない?」
「そういうネタにするな…。」
調理室から皆の分の飲み物を抱えながら来た道を戻る。
「今更だけど、よくここまで起きてられるよね…。
あたしだったら絶対にダウンするよ…」
「あぁ…、でも私も少し眠くなってきたよ…」
「だって4時前ですよ? オールする勢いですね」
転送室にたどり着いて入ると、早速「皆の分もあるんだ」とルキナが声を掛ける
出ていった時は皆座ったりして休憩していたと思うけど
何故か今、六人は皆立ち上がっていた
しかもとても驚いた表情をしてこちらを見ている
「ど、どうしたんだ?」
「え? えぇあぁ…、まぁ…」
「…なんだよ、皆してそわそわして」
飲み物を取りに行く前と打って変わって
六人はそれぞれ顔を赤くしながら、気まずそうにこちらから目を反らす
「何かあったんですかね…?」
「知らん…。」
「まぁいいや、昼になったらミュウツーに聞いてみよう」
「「「!!」」」
半分くらい戯言で、特に深い意味も無くそう言ったのだけど
六人はえらくその言葉に反応をした。
それを見てルキナは低い声で「お前等…。」と呟く
近くのテーブルに飲み物を置いたルキナは、強気でルフレに歩み寄ると胸倉を掴んだ
「なんだよ! お前等気持ち悪いぞ! 何を隠してるんだ!」
「わ、分かったから落ち着いて…!」
凄い厳しい凝視でルフレを威圧するルキナ
それに押されてルフレは気まずそうに話しだした
実は飲み物を取りに言ってる間、あたし達の後を着いていたルフレとマルス
理由はあたしの言った「暗闇が怖い」って言葉を信じて、何処かで二人を驚かしてやろうと思ったらしい。
それで二人の会話を聞いていたら
なにやら僕達が集団で二人を襲う襲わないという話をしていた
あたし達はそんな事しないだろうって笑ってたけど
ならば部屋に戻って来た所を、集団で襲い掛かって驚かしてやろうと企んだらしい。
しかしクロムがそれに猛反対。
そりゃそうだろう
どこに自分の娘を襲う親が居る、自分の娘を襲うのを許す親が居る。
それでどうしようとなっている時に、あたし達が帰って来たという事でした…
話を聞いたルキナは「馬鹿野郎!」とルフレをそのまま振り回す
なんてパワフルなレディでしょうか…
「制止しておいたから落ち着け」とルキナを宥めるクロムだけど
彼がまともな人で良かったわ…。
あたしもテーブルに飲み物を乗せて、怒り狂ってるルキナに駆け寄る
何故その怒りをルフレ一人にぶつけてるのか…。
「まぁまぁルキナ落ち着いて、それに怒るべきはルフレだけじゃないでしょ…」
「いいや! こいつが主犯だ! 許すまじ!」
「マルスも主犯でしょ…、だったらマルスにも怒りなよ…。」
「…。」
勿論ルキナがマルスに怒れるとは思ってません。
幾らマルスも主犯でも彼を神扱いしてるので、ルフレの様に厳しく当たれないだろう。
思った通りルキナはルフレから手を離すと、彼女は物凄い不満そうにそっぽを向いた
「そんな冗談も出来る仲って事でしょ? 大分内容は酷いけど」
「私はそうかもしれないが、ユズを襲うのは本当にいけないと思う。」
「襲えるわけないじゃん、動物じゃないんだからさぁ。
彼らは人間だよ? 普通の人間ならちゃんと理性がセーブして止めようってなるよ。サルやウサギじゃないんだから、あはは」
「「「…。」」」
そうわざと馬鹿にしたように笑ってあげると
気まずい表情をする人あり、苦笑いする人あり…
流石にここまでボロクソに言ったら、ルキナの気が済んだのか
むすっとしていた表情が和らいだ
「それに正直に話しただけマシだって!
怒られても良いから、正直に接してくれてるのはルキナを大事にしてくれるからだよ!」
「あ、あぁ…。そうなのか…?」
「ねぇ?!」
満面の笑みで男性陣の方を見ると、彼らは口を合わせて「あ、あぁ」と頷いた。
…今回はクロムのお陰でそんな驚かしは受けなかったけど
もしも、クロムが居なかったらどうなったのか?
多分たちの悪い悪戯をされてたでしょうよ。
ぶっちゃけルキナはクロムが居るから大丈夫だけど
あたしは別にこの中で守ってくれる人は居ないから、実際悪戯されたらされるがままだ。
ですから! ここはこういう感じで釘を刺しておくのです!
今後こんなバカな事を考えないように、行動をおこさないように。
勿論本当にそんな非道な事はしてこないだろうし
マスタークレイジーを呼べば助けてくれるのだろうけど、念には念をね。
悪戯でも一回でもそんな事を考えたって事は、可能性はあるって事だし。
あと、やすやすとそういう話をするべきではないね
何時誰が聞いてるか分からないものだ…。
「何か目が覚めた」というルキナの為、あたしと男性陣は再び大乱闘を始める
明らかにルフレを集中攻撃してるルキナなので、それを見守りつつ
あたしは皆平等に戦ってあげた
とある深夜の話
「ルフレ覚悟しろ!!」
そう怒り爆発させながら、ルフレをボコボコにしているルキナ
笑いながら大乱闘をしていると、近くにいたマルスも笑った
「言っておくけど、あたしはマルスもちゃんと主犯として見てるからね」
「あ、あぁ、まぁそれは本当だし。
でもユズちゃんはなんか、ルキナみたいに断固拒絶はしないよね」
「…。」
…どういう意味で言ったのか分からないけど、それはあたしは「襲われるのは満更でもない」とでも思われているのか?
まぁそれは考え過ぎだろうけど、念には念を、だ。
「襲っても良いけど、つまりそれは「人間を辞める」って事でよろしいですね?」
「いや、それだけは嫌だね」
やれやれと言う感じで笑ってあげると、マルスは苦笑いしながらそう答えた
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