名前を変えるのです。
ツンデレ問題
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部屋の中でパソコンをしていると、あたしの部屋に誰かやってきた
どうぞーと声をかけると、何時もの人が部屋に入ってきた
お菓子をいっぱい持っているプリンと、色んな飲み物を持っているナナ
「ユズちゃーん!引きこもりしてないで喋ろうよー」
「良いよー、ただここで食べ散らかされると困るから食堂でね」
皆が三食を済ませる食堂があるのだけど、ご飯以外の時は誰も来やしないので
こういうお菓子パーティになりそうな時は食堂でします
何時もの定位置でと思っていたら、何やら先客が居るようです
「あれ? こんな所で何してるんだ? そこはプリン達の定位置だぞ」
「あー、ごめんごめん」
そこに居たのはサムスとwiifitトレーナーとベヨネッタ
…これはどんな組み合わせなんだ?
「何をしてるんですか?」
「実はね、彼女が悩み相談をね」
そうベヨネッタとwiifitトレーナーはフフッと笑う
サムスは恥ずかしそうに「ちょっと」と呟いた
サムスの悩み相談ですか。
えらい変わった人達に相談しているのですね
「プリン達も聞いて良いか?」
「サムスさん構いませんか?」
「い、いいわよ別に…、でも絶対に内緒にしてよ?」
席は使われていたので、それぞれ近くに別の椅子を持ってきてテーブルを囲む
持ってきていたお菓子飲み物はそれぞれ皆に渡す
「あら、気が利くじゃなーい」
「でも食べ過ぎはいけませんよ」
「大丈夫ー、大乱闘でダイエットするからー
それでサムスの悩みとは?」
「う、うん、実は…、ファルコンに告白したいのよ…」
「「「あー…」」」
何故かプリンとナナ声が重なった
事情を聞けば、もうずっと二人は初期スマブラからの仲
しかも二人並べられる事も多く、なんだか腐れ縁みたいな関係に
ファルコンは皆に優しいです。特にレディ達にはとても。
そういうのを見ていたら、どんどん離れていってしまうんじゃないのかって不安になってきたという
そしてそこで改めて、サムスはファルコンの事が好きなんだとはっきりと分かったと。
…可愛い嫉妬ってやつですね
「私達の仲は長い。
でも逆に長過ぎてもう異性として見れない友達レベルになってないか心配なの」
「あー、顔を合わせ過ぎた結果、異性として見れないパターンね」
「それが怖くて告白出来ず仕舞だそうです」
「プリンから見ればもう夫婦みたいなもんだけど
確かに公式には付き合ってないみたいだから、いよいよ公認になろうと考えてるのか」
「そうそう、何か良い案はありませんかね」
「私だったら一発、正直に言っちゃうんだけどー」
「誰もが痴女じゃないからな、サムスはピュアだ」
「痴女だなんて酷いわねー
あなたもあの鳥さんともっと仲良くしたらー?」
「なんでファルコと!!」
煽り耐性のないプリンは、いとも簡単に釣れてしまったようだ。
プリンとファルコは犬猿の仲という奴だ
「まぁプリンとファルコも、違う意味でサムスとファルコンみたいな関係じゃない?」
「んなわけあるか! あんな焼き鳥! 誰か好むんだ!」
「まぁ落ち着いて、それよりもサムスさんのお悩み相談よ」
「まったくじれったい子ねー
ちなみにあなたは彼に告白して振られても平気なのかしら?
振られるのを恐れるなら私は協力できないわ、どうする?」
ベヨネッタは立ち上がると、サムスの顎に手を添えて自身の方へ向けさせる
ここから見ると、まるでベヨネッタさんがサムスさんを口説いているように見える
「わ、分かったわ…、ベヨネッタは何か策があるのね?」
「別に無いわよ、でも私に任せて頂戴な」
そうベヨネッタは楽しそうに部屋の外に歩いて行った…
「あの痴女は何をしでかすんだ?」
「心配ですね、見に行きましょうか?」
という事で五人、ベヨネッタの後を追いかける事にした
勿論分かりやすく追いかけるわけではなく、一応隠れながら追う
多分ベヨネッタは分かっているけど、文句を言い出すわけではないからそのままです
誰にも出会わず建物内を歩きまわっていると、いよいよ二階の渡り廊下で他人と遭遇した
しかしそこにはお目当ての人が居ない
「あら、丁度良い所に居るじゃなーい」
そう言って、ベヨネッタはフォックスとファルコに近寄った
「ファルコンじゃないけど良いのかな…?」
「もしかしてファルコンとファルコを間違えてるのかな…?」
サムスが止めに行こうとしたけど、なんとなく止める
どうして? と言われたけど、なんとなくだ。
流石に鳥と人間を間違えないだろうし
ファルコはそういう方面でサムスを好きではないだろうし
あと、どういう行動を起こすのか見当が付かないから見てみたいです。
ナナの言った通りなのか、ファルコの目の前で立ち止まったベヨネッタ
ベヨネッタはファルコを派手に押し倒すと、その上に跨った
すぐ側に居たフォックスは硬直している様子
「お、おいなんだよ」
「ボウヤに聞きたい事があるのよ」
「あー?」
「あらあら怖いわね。質問に答えて頂戴ね」
ぐっとファルコに顔を近づけるベヨネッタ
果たしてどんな手段を使うのか、ファルコを生け贄にします
「彼方は好きな人は居ないのかしら?
あの可愛らしいハイビスカスの風船ちゃんが彼方の事を好きだって言っていたんだけどー…」
「「なっ…!」」
勿論過剰反応を起こしたプリン
でもwiifitトレーナーの見事なシメで、完全に抑えられた
そして同じ様に過剰反応を起こす、目の先の鳥さん
「両方とも素直じゃなくって可愛いわね
まぁあの黄色い子に取られたくなければ自分でなんとかなさい」
そう理解不能のセリフを残して立ち上がると、ベヨネッタは此方に戻ってきた
あの黄色い子とは? 誰だ? ピカチュウか?
…それにしても凄い荒療治だった。
本当にストレートだった
多分こういう感じでファルコンにもアタックして
様子を見るという事なんでしょうけど、果たして大丈夫なのか…?
プリンはシメたまま、こそこそと後をつけていると
今度は皆の部屋があるエリア、そこで本来の目的の人が居た
「あら、居たわね」
そうベヨネッタは狙いを定めると
見事な跳躍を放ち、人溜まりの中のファルコンを押し倒し跨った
周りのおっさん達は驚きのあまり硬直している
「び、吃驚した」
「ごきげんようキャプテンファルコン、彼方に用があるのだけどー…」
楽しそうに持っていた銃をクルクル回すベヨネッタですが
脅しでもするのでしょうか…?
「彼方、私と付き合わなーい?」
そうファルコンの顔を覗きこんでいた
思わぬ発言にあたしは硬直する。
プリンとナナも硬直する。サムスもwiifitトレーナーも硬直した。
さっきのファルコとだいぶ内容が違う様ですが…
少ししたらその周りにいたマリオやスネークやらおっさん達はハッとして
向こうの止まっていた何かが動き出した
「ファルコン、お前モテモテだな」
「はは、まさか」
「あらー、私は本気よ?
彼方がいつも一緒に居る子より、私の方が彼方を楽しませてあげられるけど?」
「…サムスの事かな?」
ルイージはマリオに尋ねると、マリオも首を傾げた
「いや、気持ちは嬉しいけど、やっぱりサムスは裏切れないな」
ファルコンはそう答えると、抱き起すようにベヨネッタを持ち上げて起き上がる
「あら優しいのね」と呟いたベヨネッタは、ファルコンの腕から飛び降りた
「彼方とあの子はどういう関係なのかしら?」
「昔からの仲さ、何故かよくチーム組まされたりしたなー
何かツンデレっぽいけど、可愛い奴さ」
「サムスとファルコンって夫婦みたいだよな
阿吽の呼吸だし、アレって言えばこれね。って感じだし」
「誰もが認める仲だよね」
「じゃぁどうして付き合わないのかしら?
何か彼女に不満があって? …それとも異性として見れないとか?」
「そんな事は無いさ、不満もないし
だた特にそういう流れにならないからな
それに何か最近はろくに話してくれないというか…」
「それがツンデレだろ。」
「俺達はたまにからかいで、付き合っちゃえよーって言ったりするけど、全然進展しないよな」
「それじゃぁ彼方はあの子とそういう関係になっても良いのね?」
「はは、結構踏み込んでくるんだな
俺は大丈夫だけど、あいつはどう思っているのかさっぱり分からないな」
「いやいやファルコン。あれはツンデレであって照れ隠しにしか見えないよ」
「はぁ…、まったく困った子猫ちゃんねー
…彼方もさっさと捕まえてあげなさい、でないと何処かへ逃げてしまうわよ」
それじゃぁごきげんようと、此方に振り返ると戻ってきたベヨネッタ
とりあえず話しが出来そうな食堂まで戻りましょう。
先ほどと同じ席に座る
wiifitトレーナーから解放されたプリンは早速ベヨネッタに飛びついた
「こらー! お前なんで鳥に酷い嘘をついたんだー!」
「あぁー、アレは練習じゃなーい、意味なんてないわよー」
「おかげでこれから鳥にどう顔を合わせれば良いか分からねー!!」
そう床の上でプリンはのたうち回った。
「まぁ風船ちゃんは置いといて
彼は貴女の事を好きだと言っていたわよ? 見ていたんでしょ?」
「そ、そうね…」
「だったら早くツンデレ卒業して告白しに行きなさーい、じれったい子ねー」
「…」
暫く顔を赤くして俯いていたサムスだったけど
突然テーブルに手を付いて勢い良く立ち上がった
「ありがとう…! ベヨネッタありがとう…!」
そう恥ずかしそうに、でも大声で叫んだ後、凄い速さで部屋を飛び出ていった
「どういたしましてー」
「告白する気になったのでしょうかね?」
まだうーうーと唸りながらのたうち回るプリンですが
さっきのファルコの件はベヨネッタ的には「ちょっとやり返してやった」という事
そりゃ痴女なんて言われて良い気分にはなりませんよね
だからちょっと鳥にいらん事吹き込んでプリンを困らせてやろうと。
ちなみに練習はまったく関係ないそうです
プリンを除く四人で「あと人カッコいい、あの人優しい」と
乙女な話で盛り上がっていた所、誰かが食堂にやってきた
そちらに目を向けると、顔が赤いまま、速足で此方にやってくる人
サムスは元居た席に着いた
「どうだったんですか?」
「え、えぇ、大丈夫だった…」
「良かったじゃなーい、どうしてまだ照れてるのー?」
「ま、まぁ」
「詳しく教えて貰いましょう」
ざっくりだけど、サムスは部屋を出て行った後の話を語ってくれた
まだ同じ場所に居たらしいおっさん達
茶化しに入った奴をとりあえず横スマッシュで一掃した後
先ほどのベヨネッタの事の説明
それと例の告白をしたかったらしいのですが…
「ベ、ベヨネッタの事は本当にごめんなさい、私怖くて
そ、それで、ず、ずずずっと言えなかったんだけど…」
「…」
それっきり言葉が出で来なくなってしまったサムスだったが
なんと軽く笑ったファルコンは、優しくサムスを抱きしめてくれたらしい
「お前はやっぱり可愛いな、俺もお前の事好きだから安心しろよ」
「べ、べべ別にあたしは…!」
「はは、今更何を言ってるんだよ、皆分かってるって」
「う"ぅ…」
暫し抱きしめられていたけど、不意にファルコンが頭を撫でてくれたらしい
もうそうなったらいよいよ耐えられなくなったサムス。
ファルコンも横スマッシュで吹っ飛ばしてしまった
それも全部嬉しいの裏返し。
「私のバカー!」
と叫びながら此処まで戻ってきたそうです。
「それはそれで大丈夫なのか?」
「多分…」
「ツンデレは卒業出来そうにありませんね」
あーくそくそと悔しがるサムスはテーブルを何度も叩いた
ツンデレ問題
ある日、部屋の中でパソコンをしていると、あたしの部屋に誰かやってきた
どうぞーと声をかけると、珍しい人が入ってきた
「おいユズ」
何故ファルコが…?
とりあえずファルコを部屋の中に入れて、部屋の外を確認する
特に誰かいる感じは無い。
「どうしたんですか?」
「あぁー、ちょっとあの風船野郎の事でな。あいつ本当に俺の事が好きなのか?」
「あ、はい。そうですよ。」
そうしらっと嘘をついてやった
プリンよ、お前もツンデレを卒業する時が来たぞ。
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