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本日はクリスマスイブ
現在夜の7時なのですが、前日にピーチから
「明日のクリスマスイブに、女性皆でお風呂入るのが恒例なの。一緒に入りましょう?」
と、言われました。
そんなの恒例なのか? とプリンとナナに尋ねてみたけど本当らしいです。
何故皆でお風呂に入るのか聞いてみたけど、ナナは「分からないけど言われたから」と。
プリンにも「分からん。よろしくに向けて気合入れてるんじゃね?」と言われました。
プリンもナナも知らないみたいだ。
まぁ無視するわけにもいかないので、女性13人でお風呂に入る事になりました。
銭湯みたいに身体を洗う所が何個かあって、一番奥に大きなお風呂があります
正直自分はお風呂は一人で入るのが多い、稀に三人で入ったりするけどほぼ一人です。
レディース皆で入るなんて、とても新鮮だ。
身体を洗っている所、隣で一緒に身体を洗っていたサムスに話しかけた
「所でどうして毎年クリスマスイブは皆でお風呂に入るの?」
「えぇ…? まぁ…、突然ピーチとゼルダが言い始めてね…」
「そうなんだ」
突然ですか…? 理由はなんですか…?
それにしてもサムスはスタイルが良いなー
これこそがボン・キュッ・ボンです。
これを見ちゃうと「それに変わって自分は…。」となってしまうので、何時も一人でお風呂に入るのです。
先に何人か入っている浴槽にお邪魔する。
一緒に湯船に入ったプリンは「あ”ぁー…」とおっさん臭い声を上げた
…プリンの入水は湯船に浸かっているのか、はたまた浮いているだけなのかよくわからない
丁度向かいにゼルダが居たので、この恒例行事の意味を聞いてみようと思います。
「ねぇねぇゼルダ、どうして毎年クリスマスイブに皆でお風呂に入る事になったの?」
「え? あぁ、それはね
この後どうせ皆、彼とよろしくやるから、その前に皆で清めて挑みましょうって事よ」
「えっ? そ、そうなの…?」
ゼルダからのまさかの発言だ…
ピーチみたいな事言ったわこの人。
こうも公にならなそうな理由があったんですねこのイベント。
「まぁ勿論皆と言っても「全員」じゃないわよ? 恋人が居る人の話。
ナナちゃんのペアとかインクリングちゃんはまだ子どもだし、ロゼッタとかは恋愛に興味無くて子ども達の事ばかりだから、彼女とかは巻き込んでる感じね」
「そうですね。
付き添いみたいですが、折角なので私も参加してます」
「まぁどうせやるなんて分かっているんだから、綺麗になって挑まないとね」
「は、はあ…。
ちなみにこれは、野郎共は知ってるんですか?」
「さぁどうかしらー…?
もしかしたら「まとめて居ないな?」って探しに来て、覗いた人が居るなら知っているかもしれないけど」
「覗きって…。」
簡単に言ってるけど犯罪ですよ。覗きは。
それぞれ恋愛の話に花を咲かせている
自分の彼以外なら、付き合うのは誰が良いか? という内容…。
「私はリンクね。あのイケメン、ゼルダが羨ましい」
「私はマルスね! 間違いなく!」
「ルキナちゃんってイケメンに囲まれて良いわねー」
「えっ!? そ、そうか…?!」
「当たり前じゃないのよ! …まさかルフレ以外の人とも関係があったりしてー」
「ま、まさかっ!」
なんかルキナ一点集中になったお喋り
その隙にのほほんとしていたナナの方を見た
「ちなみにナナは、ポポ以外だったら誰がタイプ?」
「えー…? そうだなぁ…
ウルフさんかアイクさんか、ヨッシーさんかなぁ」
「えっ?! 最初の二人は何となく似てるけど、ヨッシーはタイプ全然違うね…。
というかウルフとはまた意外な答えだね」
「まぁウルフさんとアイクさんって強くて本当は優しそうじゃない? 黙って俺についてこい的な。
ヨッシーさんは一緒に居て和むというか」
「へぇー、思っても無かったよー」
あははと笑っていると、話を聞きつけたらしいプリンが漂ってやってきた
「ナナがウルフを選ぶとは、ウルフもウハウハだな。
まぁプリンが誰かタイプを選らぶならー…「プリンはファルコさん一択でしょ。」
長い語りになりそうだと思っていたけど、ナナの見事な突っ込みでプリンのお喋りは止まった
「なんで焼き鳥なんだよ!」
「いや、皆そう思ってるわよ。」
「早くファルコさんと結ばれましょうよ? いつまでツンデレし合っているんですか?」
「…。」
何時から聞いていたのか分からないけど、あたし達の話を聞いていた大人のお姉さん達。
今度は一斉にプリンへの集中攻撃だ
何も言えなくなったらしいプリンは不満そうにブクブクとお湯の中に沈んでいった
「それよりも私が気になるのは、ユズちゃんよ。
ユズの浮いた話を聞きたいのよ。」
「そうそう、ユズちゃんはロイさんと付き合っているのでしょう?
でも私達には浮いた話は入って来ませんね」
「え? そうなの…?」
あたしも皆みたいにロイと付き合っているのだけど、確かに他の人達と比べたら影が薄いかも
でもこれでもデートとかはしてますよ?
影が薄いのは多分、あたし達の影が薄いのか
普段からこういう話をお姉さん達としないからでしょうね
「普通に健全なお付き合いをしてるけどなぁ」
「まぁプリンから言わせてもらうと、互いに奥手でのんびりって感じだ」
いつの間にか浮いていたプリンは、うんうんと頷きながらまた漂ってきた
「何それもどかしいわね…!
チューは? チューはもうしたの?!」
「え、えぇまぁ」
「その先は?!」
「そ、その先ですか…?」
「そうよ! もう彼とはよろしくやったのかしら?!」
「そんな事聞いて何になるんですか…」
「いやいや、ユズの恋愛事情の情報は入らないからな
私やマルス様が尋ねてもロイは何も喋ってくれないんだ、だから興味でいっぱいだ。」
「そうなんですか…? まだよろしくやってないですけど…」
「そーう! それじゃぁ今夜ね。これは間違いない。」
「初めてはクリスマスイブですかー…
意外とロイさんってロマンチストなのかもしれませんね」
「あ、あんまりそういう事言わないでよ…!」
あたしが?! ロイと?! 想像できません!
前もってこの軍団にそんな事言われるとは…
もう恥ずかしくて堪らん。
今夜はロイに顔を合わせられそうにない…
これはあまり考え過ぎないようにしよう…
集団でお風呂上り
あたし達三人は最後まで部屋でお喋りをしていた
サクサクっと片づけた後、三人で部屋を目指す
一階の廊下を歩いていた所、何処からか甲高い声が聞こえてきた
なんだろうと思い耳を済ますと、ピーチとデイジーの声ですね
声の方向を特定して、壁の陰に隠れながら彼女らの確認をする
少しだけ顔を出して確認をしてみると、さっきまでのレディース軍団がわらわら集まっていた
なんだろうと目を凝らしてみると、レディース軍団の輪の外には、笑ってるマルスやルフレの姿が見えますね
「あれはなんだろうな…。」
「誰かを囲んでるみたいだね…」
「何の話をしてるんだ…?」
聞いていると、彼女達は一方的に喋っている。
つまり誰だか知らないけど、レディース軍団の酷い集中攻撃を食らっているようだ…。
「ちょっとー、何照れてるのー」
「ウフフ、ボウヤは相変わらず可愛いわねー」
「私が幾ら話を訊いても喋らないからな、皆気になるんだって!」
「どうなの?! この後いよいよよろしくするのかしら?!
というか今日くらいしかチャンスないんだからねっ!」
「初めてで緊張すると思いますが思いやりを持って頑張って下さいね」
「あんなに集中攻撃されたら、プリンだったら絶対よろしく出ないな…
あんまり言わない方が良いと思うんだが…」
「珍しくプリンがまともな意見を言った…。」
「確かに、何時ものプリンだったら喜んであのレディース軍団に入っていきそうなのに」
「まぁそれも良いんだが、ユズちゃんの気持ちを考えてやってるんだぞ…」
「あたしの?」
目の先、ロゼッタが中心人物の頭を撫でているようだが、チラチラ見えるあの赤髪は…
「あぁ、もしかしてピーチさん達が囲んでるのってロイさんじゃ…」
「いや、会話内容からすぐ分かるだろう…。
あんまり酷い事言うとユズちゃんにも影響出るからな
折角よろしく出来るかもしれないのに、このままじゃ出来なくなるかもしれん…」
「黙ってろ…っ!!」
やっぱりプリンはプリンだった。
足元に居たプリンを思いっきり踏みつけてやった
「ぎゃおっ!」
「ロイさん可哀想…。」
まさかこんな展開になるとは思ってなかったわ
見てられないので、さっさとプリンを拾い上げて別のルートで部屋に戻る事にしよう…。
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