とんでもないね
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
暇だったのでプリン・ナナと転送部屋にやってきました
大乱闘をしようと思ったんだけど部屋が空いてなかった…
「残念だね…、まぁこれは何時もの事なんだけど…」
「おっ、ユズちゃん、王子様が居るぞ王子様」
「えっ?!」
プリンの言葉を聞いて覗いていた部屋を一緒に覗く
確かに言う通り、そこではエムブレム組が戦っていた
ちょっと彼を目で追っていたのだけど
どうやら今回は押せ押せなのか、結構な点を稼いでいらっしゃる。
何故かは分からないけどプリン達二人も一緒に彼を応援してくれた
そのお陰なのか、彼はこの大乱闘を優勝しました
「やったなユズちゃん、王子様が優勝だ」
まぁなんとも言葉に表せない、勝利デモのカッコ良さ
これは第三者的立場だから見れるけど
同じ試合に出て生で見るとなったら、それはもう見れたものじゃない…。
隠す事無く喜びを全開にすると
何時の間に別の試合を終えて戻ってきていたのか、パルテナが「またロイさんですね」と笑っていた
「本当だよなユズちゃん、どーしてそこまでロイに首ったけなんだー。
他にも良い男居るだろう?! マルスとかマルスとかマルスとか。」
「まずはカッコ良いよねぇ…、マルスよりも男らしいじゃん…?
でもだからと言ってアイクみたいに意思疎通が難しくない、丁度良いんだよ…!」
「まぁそれは分かるかな…
アイクさん言葉が少なくて表情も変わらないから、何考えてるのか分からないよね…」
興奮のあまりプリンをよく揉んでいた所、ぞろぞろと戻って来たエムブレム組
あたし達は扉の前を占領していたので三人で移動する
その途中、ルキナがこちらに気が付くと笑いながらやってきた
「どうしたんだ? またロイを見に来たのか?」
「違うよ、大乱闘しようと思ってたんだけど部屋が空いてなくてね…
それでプリンが「ロイが居るぞ」って言ったら見てただけ」
「えっ…、それってロイを見てたんじゃないのか…?」
「あはは、ユズちゃんまたロイを見に来たの?」
彼らに言わせると、あたし達、というかほぼあたしなんだけど
結構な確率で見に来てるらしい。
でも本当に意図して見に来てるわけではなく
皆自然に大乱闘をしにくるので、どうしても顔を合わせる事が多くなるだけで。
そしてそこで彼が居たのならそりゃ見たいでしょ? 好きだもの。
腑に落ちてないルキナと笑っているルフレの後ろ、噂の人がやって来た
そのよく目立つ赤髪は、見ただけで気持ちが上がってしまう
嬉しい恥ずかしいよく分からない興奮で、再度手中のプリンをよく揉んだ
「あれ、また来てくれたの?」
と、彼もこちらにやってきてくれた
ただそれだけなのだけど何でこんなに嬉しくなるのか。
この喜びを全力でプリンにぶつける
「助けてーッ!!」
「ユズちゃん、落ち着いて…、プリンが死んでしまうよ…」
「この興奮を特にプリンに伝えたい…!」
「痛いほど分かっとるわッ!」
「それよりユズは、恥ずかしがる事無くストレートに好意を表現するな…。」
「それは良い事でしょ? ルキナも素直になれば良いと思う。ルフレの為。」
「一言余計だっ!」
ルキナの言う通りあたしは彼にこれでもかって程、好意をぶつけています。
相手が嫌がっていなければ、それは良い事だと思う。
一瞬でも気持ちがハッピーになると思うのでね
あたしの手中から脱出したプリンは、涙目で彼にすがり付く
多分、あたしの揉みほぐしを止めてほしい一心だと思う。
そんなプリンをロイはよしよしと相手しているのだけど、それもまた優しさに溢れて眩しいのです…。
その優しさを噛み締めていると、ルフレが「そういえば」と呟いた
「…何時も思うんだけど、ユズちゃんはロイの事が好きなんでしょ?」
「大っ好き。」
「今ロイがプリンをあやしてるのを見て、何か嫉妬とか、羨ましいとか思ったりしないの?」
「思わない。」
「…僕が思うにユズちゃんの言う好きって、何か僕達が思う好きとはちょっと違う気がするね」
そうルフレが首を傾げると、ルキナも同調していた
「私もそう思うんだ。
私でも好きな人が他の女の人と仲良くしてたら、多少なりともマイナスな感情が湧くもんだ。
お前は平気なのか?」
「大丈夫!」
「どうしてだ? 例えばロイとプリンが付き合ったら嫌じゃないのか?」
「嫌じゃないよ?」
そうキッパリ言い切ると、話を聞いていたエムブレム組が驚いた表情で顔を見合わせていた
「どーしてだユズちゃん! プリンに王子様をとられるんだぞ?! たまったもんじゃないだろ!?
「お前は焼鳥とよろしくやってろ」って思わないのか?!」
「それを自分で言うのね…。
あたしはそういう風には思わないなー、だってそれはロイ自身が決めた事でしょ? 尊重したいよねー」
「「「…。」」」
自分ではそんなおかしな事を言ってるつもりはないけど
大変驚いているのか、誰もが口を閉じていた
「ユズちゃん…、本当にロイの事が好きなの?」
「だーい好き!」
「何処が好きなの?」
「見た目も性格も全部カッコ良い!」
「じゃあとりあえず嫉妬くらいしとけよ」
「ロイはあたしの物じゃないから、皆で仲良く分けあってね」
「えっ…?!
ユズちゃんはロイさんを独り占めしたいとか、そういうのは無いの?」
「うーん…、特に無いかなー。」
「お前、本気で「ロイを好きだー」って言ってるのか? ロイ所か私達をからかい目的でそんな事言ってるとか…。
そもそも本当に好きだったら、恥ずかしくて公言出来ない気がするんだが…」
「からかいとかそんな失礼な事はしないから!」
「…ちなみに「王子様と付き合えたらなー」とかは? 思わないのか?」
「とんでもない! あたしが?! ロイが汚れちゃうよ!」
「「「なんで…。」」」
エムブレム組(ロイは除く)からの総突っ込みを受けて
あたしの発言を考えているのか、プリンは何かを深く考え始めた
「もしかしたらユズちゃんはロイさんを「異性で好き」というより、「アイドルで好き」っていう感じかもしれないね」
そんなナナちゃんの発言を聞いたプリンは、ハッと顔を上げた
「そうかもしれんな…!
プリンはてっきり自分と王子様を第三者目線で見る事により、冷静さを保っているのかと思ってたけど
発言を考えるとナナの意見の方がしっくりくるな」
異性的に好きというよりも、テレビのアイドルを見てるみたいな感じ
だから別に自分がどう思われてるのか気にならない
他の女性と仲良くしてても「女性にも優しい!」で落ち着く
…確かにナナちゃんのいう事は、しっくりくる。
プリン・ナナの発言を聞いて、つまらなそうな表情をするルキナが目に入る
きっとあれは思ってたような希望したような流れにならなそうだからだろう
「ユズ、別にロイを望んだって良いんだぞ。どうせ誰も狙ってないんだから」
「酷い事言うね」
服めっ面と呟くルキナに、ロイが苦笑いしながら弱々しい突っ込みを入れた
強い女性にたじろぐロイも可愛いものです…。
ロイとナナを除く皆が「つまらない」と口を揃えている。…アイクもクロムも。
「目の前にユズが居るのに、捕まえようとしたら幻だったって感じだな」
「そうだね」
「ほらユズ、ロイも「そうだね」って言ってるんだから
崇拝も良いが、そういう方向も視野に入れて接してやってくれ!」
「あはは、分かった」
そう笑って流すと「本当に分かってるのか?」と、ルキナは渋い顔をした
気が済んだ(?)らしいエムブレム組は、また大乱闘に行ってしまった
結局部屋が無くて大乱闘出来ず仕舞のあたし達は、休憩スペースでお喋りです
「ユズちゃん見たか? ちょっと残念がっていた王子様を…。 だからとっとと結婚しろよ!」
「結婚って…、プリンは随分とぶっ飛んでるね。」
「何時もはユズちゃんが一方的に好きって言ってて、彼は満更でもない感じだったけど
今回「アイドル的で」って話になったら、ちょっとロイさん悲しそうだったね」
「そうなの? やっぱりそう見えた?」
「これは全くプリン達の望む方向ではないな。」
そうプリンはムムッと眉間にしわを寄せた
「…まぁ、…二人になら良いか。」
「「ん?」」
足早に転送室を回り、誰か居ないかを確認する
特に人は居ないし、隠れてる人も居ない
という事で二人にはちゃんとお話をする事にします。
さっきの事なんだけど、皆はナナちゃんの言った「アイドル的に好き」という結論に至ってたけど、それは違う
プリンがチラッと言っていた「第三者目線で居て」なんたらってのも違う
たまたま今回ルフレがちょっと切り込んだ話をし始めたから、さっきそういう発言をしただけ
何時もは迷惑にならない程度で、一方的に好意をぶつけてるのだけど
じゃぁ果たしてそれは彼にどこまで効いてるのか知りたかったのです
…まぁ普段の彼の反応と、ミュウツーの話もあって自信はあったんだけど念には念をで。
試しにさっきは皆の「思ってたのと違う」発言をしてみたら、彼はどういう反応をするのか見てみました
安心するのか? 動揺するのか? ショック受けるのか? どうでも良い感じで流すのか?
そしたら二人の言う通り、分かりやすく残念がってました。
これはつまりあたしの猛攻は、あたしの望む様に効果があったという事
まぁノリで残念がってたのかもしれないけど、とりあえずこれを確認したかった
ここまでやって彼がなんとも思ってない反応や、嬉しそうな安堵した反応を見せたら
追っかけはそれっきりにするつもりでしたよ
まぁこれでとりあえずもう一段階、先に進めるというわけで…
「自信があるから、あんな余裕な事言えるんだよ。
皆で分け合ったって彼の心は変わらないし、彼が汚れようがあたしの所に来るだろうし
仮にプリンと付き合ったとしても、結局あたしが良いってなって別れると思う」
「「えっ…?!」」
「それに彼の周りの人達はあたし等の仲を推進する派になってるから、もう彼は逃げられないでしょう?
彼を美味しく頂くのはそう遠くないよね」
と、言い切ると二人は口をあんぐりさせて驚いていた
「とんでも発言だー…! 裏ユズちゃんだー…!
そんなに王子様は自分にぞっこんって自信あるのか…?!」
「というより皆がそうレールを敷いてるじゃない、彼に。」
「た、確かにそうなのかもしれないけど…。」
「ロイを好きなのは本当だから変な噂流さないでよ? 本当はヤバいとか怖いとなんとか。
せっかく面白い感じになってきたんだから。」
「ユズちゃんは何を目指してるんだよ…。常人の恋愛感覚じゃないぞそれ…
普通の恋愛はもっとラフで綺麗な色をしてるんだぞ…。」
「普通にロイと付き合いたいよ」
「嘘吐けー!!」
あたしの言葉を全く信じていないのか、プリンからとんでもなく大きな突っ込みが入れられた
とんでもないね
「じゃ、じゃぁこれからは王子様を焦らし倒すとか…
終いには物理的に分解・解体をすると…。完全にサイコでは…?」
「そんな酷い事はしないから…。今までみたいに接するよ…。
でも今後はあたしじゃなくて彼が追いかける番。でも100%は掴ませない」
「凄い発言だ…!! どんだけ自信あるんだよ!!」
「私的にはこの話を聞いたロイさんが、同じく挑戦的にユズちゃんに接して来たら胸熱なんだけど
この話をしてあげられないというジレンマが…。」
「確かに互いに挑発的で、Sっぽくクールに勝負なんかしてたら胸熱だな!」
「絶対に言ったらダメ。…まぁ言ってそんな事になったらそれはそれで面白そうだけど。
とりあえずあたしの楽しみを邪魔しないでね」
そう言うと、二人は凄い速さで何度も頷いていた
1/1ページ