黙ってれば良かったのにね
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恋に落ちるのは何時も突然である。理由も色々。
まぁ今回のは恋という程の事ではないですが
とある日、夕方に昼寝をして寝過ごしたあたし達三人は
ぶっ飛ぶ様に調理室に駆け込みました
次々とファイターが食堂に来るものだから、出来上がった物からどんどん皆の所に運び入れていた時
手抜きっぽい料理に、彼は不満そうな表情一つせず「ありがとう」と応じてくれました
その、こちらを見ながらのあの爽やかで優しい表情
「やらかした」と焦っていたあたしの心に深ーく突き刺さり
一気に申し訳なさとかのマイナス感情を吹き飛ばしていった
「ユズちゃーん、ときめいた人って誰なんだよー!」
「あはは、教えないよ」
あのトキメキの後、プリンとナナに早速その事を報告しました。
といっても相手が誰かなんて言ってないし、きっかけも教えてません
ただ「ちょっとときめいた人が居る」とだけ言いました
その後のプリンの変わりようと言ったら…。
「協力するって言ってるだろー…! 恥ずかしがるなって…!
プリンとピーチに任せておけばちょちょいのちょいだって!」
「別に好きってわけじゃないから」
「せっかく色付きそうなのに! この手を逃すのは勿体ないぞ!
その人が他の人とくっついたらどうするんだ!」
「その時はその時だよね」
「もーう!!」
そう激おこなプリンは不満そうに膨らんだ
何でそこまでしてプリンは相手の事を聞き出そうとしてるのか
そりゃぁ勿論仲を取り持とうとするからですよ。余計なお世話である。
あとそれと、何のヒントも無しにその相手が誰なのか
プリンは見つけ出す事が出来るのか、ちょっと見てみたいってのもあるのです
どうせこの後ピーチに事情説明して桃色ハーモニーを結成して、捜索を開始するに決まってるんだから。
翌日、ご飯の片付けが終わったら
「先に大乱闘してて良いぞ」と言い残して早速プリン達は消えた
自分の予想通り、ピーチ達となんら会議を開くのかもしれない
という事であたしは中庭に向かう事にした
「…面白そうな事をしているな」
「でしょ?!」
中庭に入ると早速扉がしまり、すぐにミュウツーが現れた
「プリン達を試しているのか、お前も随分と物好きだな」
「いやぁ正直あれだけの情報で相手は誰かなんて分かりはしないでしょ?
しかもあたしとその人は別に仲良いわけでもないし、関わり無いし
理由だって「そんなんで?」って感じじゃない? 絶対分からないよねー」
「…確かに誰も検討がついてない様だな」
「そういえばプリンはピーチと接触したの? ハーモニーしてるの?」
「想像通り昨晩結成された。
…今はかなりの大人数を集めて会議をしている様だ」
「え? かなりの大人数?」
「…まぁ、レディースはお前以外全員呼び出しされている。
手掛かりが全く無い故に、数で勝負するようだ」
「えぇ!?」
もう早速館中の女性の方々に、この件は伝わってしまったのか! 早過ぎる!
「感じ的にはまず皆で色々なファイターに聞き込み調査をするつもりだな。
ピーチやデイジーは怪獣組、ゼルダやルキナは剣士組という風に分担を決めている」
「…それってつまり、あっという間に館中の皆にこの話が伝わるって事だよね」
「そうなるだろうな」
「それはそれで辛いわ…、恥ずかしくて館内歩けないわ…」
「とは言っても、現状では誰も何も分からないと答えるだろう
ただお前の恥ずかしい噂が凄い速さで広められるだけだ」
「…でも詳しい事がバレなきゃ良いか。
プリン達を試すって事は、遅かれ早かれ皆には知られるんだろうから」
何かあたしの身の回りに変な事が起きないと良いんだけど
変な追跡部隊が出来たり、部屋に何か仕掛けられたり
「あ、お願いだからミュウツーからプリン達にバラしたりとかしないでよ?
絶対誰かここに来ると思うし」
「…そうだな、それは約束しよう。私もプリン達の動きには興味がある。」
「やった! ありがとう約束ね!
あと、たまにプリン達や館内の状態を聞きに来ても良い? 進捗状況とか気になるもので」
「構わない、気になる事があればまた来ると良い」
「良かった…! ありがとうミュウツー…!」
よしよし、これであたしもプリン達の様子を伺う事が出来そうだ
果たしてプリン達はどのような手段を用いて、あたしの話を暴いていこうとするのか
そして辿りつく事は出来るのか、結果が楽しみですね。
ミュウツーのお喋りの後、中庭を出て遭遇したのは大量のおっさん組
口々に「お前好きな人が居るのか?」と問いかけて来て
ハーモニーの仕事は早過ぎると、思わず苦笑いをした
「ミュウツー、皆はまだ手詰まりですか?」
「その様だな」
プリンへのときめき宣言から一週間
あたしから見ると、プリン達は答えの人に辿りついていない様子。
そりゃそうだ、今までと変わらずレディースやヤンガーズとしか関わってないし
何人もの人が興味でか、あたしの好きな人は誰か聞いてくるのだけど、絶対喋らないよう気を付けている。
これはもうプリン達が降参するパターンが見えて来たのでは?
最近、あたしの所にこの件で訪ねてくる事はなくなったし
きっとハーモニーは迷宮に突入したに違いない!
「ウキウキ気分で居る所悪いが、少し気になる事がある」
「ん? 気になる事?」
「あぁ。特別現状が変わる様な内容ではないと思うが、お前には伝えておいた方が良いと思ってな」
「…。」
何か深刻そうな内容を語り始めそうな雰囲気ですが…
「お前の噂を聞いた者で「それは自分ではないか」と思い込み始めた者が、ポツポツ現れ始めた」
「…えっ?」
「確認出来る範囲では15人くらい「ユズの気になる人は自分かも」と、思っているようだ」
「え”ぇー!?」
とんでもない報告に、思わず大声を上げる
これはまずい事になった!
あたしせいで何人もの人達に要らぬ勘違いをさせてしまってるのか!
「とはいえ、どの者も「かも」という淡い希望程度。
誰も気にしてないとはいえ、放置すれば中には本気にする者も現れるかもしれない」
「それはダメだ! 無関係な人達を巻き込むのはダメだ! 娯楽よりもそっちが優先だ!
悪いけどミュウツー、あたしはプリンに正直に言おうと思うよ。ミュウツーのお楽しみを邪魔するかもしれないけど」
「まぁ無関係な者の勘違いに釘を刺すには良いと思う。
それに私の最大の興味はプリン達よりも、真実を知った後のお前と奴の心の流れの方だ」
「そ、そうなの…? それならいいんだけど…。
と、とりあえずプリン達に白状するよ…! プリンは何処にいるの…?!」
「現在は大乱闘部屋で数人と話し込んでいるようだ」
「分かった、ありがとう!」
これはとんでもない事になってしまう所だった…!
こちらで勝手に巻き込んでおいて、何人も失恋させるなんてとんでもない話だ…!
全速力で中庭を飛び出して、そのまま転送室に飛び込んだ
「プリン!」
転送室の休憩スペース
大量の紙が乗ったテーブルを囲うようにプリンやピーチやサムスが話し込んでいた
あたしが大声でプリンを呼ぶと、彼女達は一斉にこちらに顔を向ける
そしてハッとしたピーチデイジーがテーブル上の紙を、隠しているつもりなのだろう
勢いよくあたしから見えない方の床に落としていた
「ど、どどどうしたんだユズちゃん…! 突然だなー…!」
そうプリンは大量の汗を流しながら、持っていた紙を座っていたソファーの隙間に突っ込んだ
「いやね…! もう正直に言おうと思って…!」
「な、なにをだ?」
「あたしの気になる人の事…! 無関係な人にも言いふらしてもう…!
ロイだよロイ…! ロイだからもう変な散策は止めなさい…!」
そう叱りつける様にハーモニーグループに歩み寄ると
全く違う方向から「えっ?!」という声が聞こえて来た
なんだとそちらを見れば、凄い驚いた表情をしているルキナがこちらを見ている
そしてその後ろには、ルキナと仲良しエムブレム組が同じような表情でこちらを見ていた
「なんで本人が居るんだよっ…!!」
思わず本音が口から噴き出ると、顔が沸騰した様に熱くなり
もう恥ずかしくて堪らんと顔を隠し、転送室を逃げる様に後にした
「ミュウツー!!」
「どうした」
再度中庭に飛び込む
今度は扉は閉じられないけど、今は感情的にはそれ所ではない!
「どうしたじゃないよー! 完全にあたし告白したみたいになってるじゃん…! 恥ずかしくてもう誰にも会えないよ…!」
「面倒な間が無くなって良かったではないか。」
「あたしはこんな急展開を求めてないよ…! ゆっくりで良かったんだよ…!
そもそも別に大好きだーってわけでもなかったし、ちょっとトキメキを感じただけなんだよー…っ!」
「…凄まじい感情の激昂だな。興味深い。」
体中が熱いので、近くにあった池に両手を突っ込んだ
この冷たさは頭をクールダウンさせるには丁度良い感じ
「はぁ…、はぁ…。
それで、今プリン達はどうなってるの…」
「転送室で大会議をしている。
「あんなに隠し通そうとしていたのに突然告白するなんて、嘘を吐いているのではないか」と
「告白後、本人が部屋に居た事を確認した後の行動は、本気以外の何物でもない」という、論争が繰り広げられている」
「あぁそうですか…」
「当の本人はまさか自分だとは思ってなかった様で、えらい動揺しているな。」
「そうなの…? ちなみに迷惑がってはないの…? 突然当事者にされて可哀想に…。」
「…迷惑には感じていないが動揺している。
それにしても面白いな、お前の言う通り最初はトキメキとやらだったのだが、自分で自分を陥れる状況に持っていくとは」
「あたしの事…?
あたしだってこんな展開になると分かってたらトキメキの話はしないし、話したとしたらゆっくりと情報漏洩してる。」
「その話ではなく何故今現在、お前の心情がトキメキだけで収まる状態では無いのだ?
…結果告白の様になってしまったから、お前の心情も引っ張られたのか?」
「どういうこと」
「現状、トキメキを感じた人ではなく
まぁ…、そういう異性として捉えるになったと言えばしっくりくるのか…」
「さっきの告白のせいでしょうね…。
告白したら、例えその気が無くても感情はそういう方面に成らざる得ない…。」
「…ちなみに桃色ハーモニープラスの見事な持ち上げ話術に、奴は見事にハマっているようだ
悪い方向には進まないと思う。」
「感謝すべきか、すべきでないのか…」
心はだいぶ静まったので池から手を抜く
適当に水気を切っていると、ミュウツーは部屋の扉の方を見た
「…アドバイスをするならば
むやみに攻撃的にならず、落ち着いて素直に話した方が良いと思う」
「なんのアドバイス…?」
「ユズっ!!」
突然中庭に響く、ルキナの張った声
吃驚してそちらを見ると、見ただけで分かるウキウキルキナが駆け足でやって来た
こちらまでやってくると何も言わないまま、気持ち悪い笑顔を向けてくる
「お前ロイが好きだったのかー、だーれも気付かなかったぞ!」
「いや、好きというか…、トキメキだけでして…」
「どうして私に相談してくれなかったんだ!
確かにプリン達は暴走しがちだから言いたくないのは分かる。
でも私はプリン達とは違うし、館の中で一番ロイと仲が良い同性は私だろ! 喜んで仲を取り持ってやったのに!」
「…。」
…あたしから言わせてもらうと
今のルキナも充分暴走状態にあるのと思うのだけれども。
「さぁさぁ! 皆色々混乱してるんだ!
お前の話を聞かないと解決しないから、一緒に行こう!」
「え、どこへ…」
「転送室だぞ、皆そこでお前を待ってるから!」
そんな事言われたら余計に行きたいくないじゃないか!
しかしそんなあたしの心境を知らないルキナに手を引かれ
無理矢理転送室に連れ込まれてしまった…。
「連れて来たぞー!」
ウキウキルキナの呼びかけで一斉にこちら見る人達
パッと見、さっきの時よりも大きく人数が減っている
レディースもピーチ・デイジーしかいないし、男性陣は居なくなっている
もしかしたら気遣ってくれたのかもしれない
と、ルキナに言われて席に着いたのだけど、突然目の前に入ったのはあの赤髪…
上手い具合にピーチとデイジーの陰に隠れてて見えなかった…
途端に悪い意味で胸が高鳴り
心臓のドキドキが音漏れしてるんじゃないのかって程、身体の中で響き始めた
彼の顔は見れたものじゃない、見てはいけない。
見て何かあったら感情が爆発して、隣に座ってるプリンをボコボコにするかもしれない…。
立っていた人達はそれぞれの席に着くと、「さて」とピーチが声を上げた
「恥ずかしいのは分かるけどユズちゃん
このままじゃ分からない事だらけなのよ、話を聞かせて頂戴ね」
「まずはさっきの告白は本当なのか、本当にロイの事が好きなのかって事よ」
「あの…、好きというか…
最初にプリンに言った時もそう言ったけど、「好き」じゃなくて「ときめいた」ね…」
「馬鹿野郎…! 「トキメキ」イコール「恋した」に決まってるだろ…!」
そう叫んだプリンの方を見てみれば、なんて真っ直ぐな表情をしていることか。
ムカつく程真っ直ぐである。
「まぁ恋やトキメキは置いといて、どうしてロイなんだ?
私達とお前ら三人組は特別仲が良いわけでもないし、よく接触してるわけでもない。一目惚れか?」
「…。」
もう、本当…、拷問の様な時間だ…。
でもここは何か言わないと終わらないだろうし
ミュウツーには正直に言った方が良いとアドバイスを受けたから、正直に言った方が良いのだろうけど…
それにしてもなんで本人が居るんだよ…
レディースだけなら多分、べらべら喋ってたよ…
「理由ですか…、しょうもないと思うから言いたくないなぁ…」
「それでも僕も理由が知りたいんだけど」
まさかの本人直々のお願いが飛んできた
「彼も望んでる事だし、言っちゃいなさいよ」とデイジーがフォロー擬きを入れてきたけど
考えれば考える程、しょうもないきっかけに思えてくる
「ちょっと前にさ、昼寝し過ぎて夕ご飯がヤバかった日があったんだよ」
「あぁ、そんな日もあったな。あれは焦ったぞ」
プリンの方を見たら気が触れそうなのでナナの方を見た
ちょっと心配そうな表情をしている彼女を見て、少しだけ気分が落ち着いた
「その時、出来上がった物をちょっと手が空いた人が運ぶってくらいてんやわんやだったわけ」
「そうだね、あの時は全然余裕が無かったね」
「それであたしはエムブレム組のテーブルに、出来上がった何かを持ってったんだよ…
凄い手抜きな何かを、「申し訳ないな」と思いながらね。
…でも彼は嫌な顔を一つせずお礼を言ってくれたの。………それだけだよ」
「…えっ?! それだけか!?」
とても驚いたらしいルキナは身体をこちらに乗り出してきた
そんなに詰められても、大まかに説明するとなるとこれで終わりだ。
「それだけって、お礼を言われただけでなの?」
「多分その時心に余裕が無くて、少し優しくされただけでキュンとなっちゃったんだよね」
ナナの絶妙なそれっぽいフォローが入ったおかげで、多少皆は理解してくれたらしい
それぞれ顔を見合わせて「なるほど」と呟いていた。
「確かにあの時、プリンは日頃よりも二倍速で活動する程余裕は無かったな」
「あんなクソみたいなおかずをだよ? …何持ってったのかは覚えてないけど」
「覚えてないんかい。」
「本当は「なんだこれ」とか思ってたかもしれないけど…」
「いやいや、作ってもらった物なんだから何でもありがたく思ってるよ」
「その時誰よりもこういう優しさがにじみ出てたって事だな、プリンも惚れる。」
「実際マリオとかスネークはおかずを茶化してたわね。全く対照的よね、これじゃ余計にだわ。」
「あの時の彼の優しい笑顔はグサグサ心を抉っていった」
あんまりこれは言いたくなかったけど正直に説明をする
堪らず恥ずかしくなったのでナナの手を取って、その甲を自分のおでこにつけた
その状態がそれっぽかったのか、「神に祈ったって仕方ないだろう」というプリンの呟きに、皆の笑い声が聞こえて来た
「まぁきっかけはよく分かったわ。
それで、どうして最初はあんなに隠そうとしてたのに急に白状したのかしら?」
「あぁ…、ミュウツーから話を聞いてからだよ…
最初はね、プリン達を試して遊んでたんだよ。何のヒントも無く、答えに辿り着けるかどうかね」
「プ、プリン達を弄んでいたのか…! 酷いぞユズちゃん…!」
「それでさっきミュウツーから
「この館の中で15人、「あたしの好きな人は自分かも」って思ってる人が居る」って言われた」
「「「え”ぇっ!?」」」
「でしょ?! そうなるでしょ?! ダメなんだよそれは…!
今は米粒程度の期待だけど、その内本気にする人が現れるかもしれないって言われたから
それは流石にいけないと思って、白状する事にしました…。」
「15人もその気にさせるとは、なんと罪深い女なんだ」
「そんな展開になると分かってたから、そもそもプリン達にこの話をしてないよね」
「何を言ってるんだユズちゃん! プリンは嬉しかったぞ?!
干物ユズちゃんのトキメキメモリーを聞いた時は! 「色付いたー!」って!」
「…。」
この時、あたしはプリンの夕ご飯に下剤を入れてやろうと固く誓った。
「確かにそんな状況になったら止めなきゃって思うわ、誰でも。」
「取り返しがつかなくなる前に終わらせないといけないと思った」
「その結果、本人の前での告白だな。
飛んで逃げ出したユズが可哀想でならなかった」
「分かりました? 満足しました? 事の全容が知れて」
「待て待てユズちゃん、まだもう一つ大事な事を聞いてないぞ」
「なんだよ」
あんまり良い感じのイントネーションじゃないプリンの方を見ると、これまたお堅い表情をしている
「これからの二人の関係についてだ」
その言葉を聞いた瞬間、また沸騰した様に顔が熱くなって、咄嗟に言葉が出た
「友達で良いよ…っ! 友達で…っ!」
「なんでやねーん!」
そうプリンはソファーの上でズッコケた
「ここはお付き合い希望しとけよ…! またと無いチャンスだろ…!?」
「そうよ勿体ない…!
知ってる? 男女の友情は存在しないのよ? 行きつく所は同じなのよ? ただ早いか遅いかだけ!」
「これ以上迷惑かけられません」
「僕は迷惑に思ってないけど?」
「ほらー! ここは友達を超えていけ!
館の中の奴らなんて皆友達同然なんだから、それを飛び越えて行かないとー!」
「いや、まだろくに関わった事無いからちゃんと関わってから」
「なんでやねーん!」
そう再びプリンはソファーの上でズッコケた
「意外とガードが堅いんだなユズ」
「もしかしたら物凄く性格は合わない可能性があるから」
「凄い現実的なのね。」
「はは、僕は友達からでも良いよ? 別に何か不都合があるわけでもないし」
「…」
誰よりもあたしの事を尊重してくれたのは
仲良しプリンや同性ピーチ達ではなく、被害者である彼でした。
とりあえず彼には申し訳ない気持ちがあるので、今夜はカレーにしようと思う。
…プリンのやつに下剤も入れやすいだろうし。
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