溺愛王子様
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プリンが行方不明なので、ナナと二人で転送室に向かう
するとそこにプリンが居た。
部屋を覗いてみれば、珍しいプリンvsマルスと言う謎の一騎打ち
でもプリンは大乱闘で酷いやられようで
滅茶苦茶怒っているプリンが部屋に戻って来た
「おマル! なーんでシールドブレイクばっかりするんだ!」
「そんなわけないだろ、たまたまだよ、ははっ」
その本心不明の笑顔は、プリンの怒りを煽るには十分だった
怒り狂っているプリンが凄い速さで転送装置を操作すると、大乱闘部屋の扉が開かれる
プリンは先に掛けて扉の所に向かうと、入る寸前にマルスの方へ振り返った
「掛かって来いよ貧乏王子様、お前には手の届かない空の戦いを見せてやる」
流石にこの挑発は効いたのか、普段凄い穏やかなマルスなのに
途端に真顔になると「そうだね」と呟いて、彼も凄い早歩きで部屋に入っていった
「…それで、どうしてこうなった?」
「分からない。」
心配そうにしてるナナと一緒にあたしも部屋の中を覗くと
確かに宣言通り、見事な空中戦を魅せているプリンだった
でもリーチに差があるので、ほんの少しだけダメージはプリンの方が上。
「事情は知らんけど、あたしはプリンに勝ってほしいね」
「どうして?」
「さっきはマルスにボコボコにされたんでしょ?
これでまた負けでもしたら、プリン大爆発するでしょ。あたし達も被害受けるよ」
「確かに…」
暫く試合を見ていたのだけど、普通のやりあいではマルスの優勢だ
でもバースト圏内になった途端のプリンの眠る連続で、結構な差を付けてプリンが勝ったのだった
「あーあ…、本当にマルスさんをボコボコにしちゃった…」
「だ、大丈夫なの? マルス怒ってるんじゃないの…?」
「勝って当然」と言わんばかりのすまし顔で戻って来たプリン
「プ、プリン…、ちょっと遠慮無さすぎじゃ…?」
「普通に戦っても勝てないんだから、こんぐらいするわ。」
「…」
後から戻って来たマルスだけど
もう事情が事情で怖くて顔見れないよ…
恐る恐る表情を確認すると、変わらずの無表情
これで終わってくれればある意味平和だったのだけど、やっぱりそういうわけにはいかなかった様で…
「なるほどね、それが君のMAXっていうわけだ」
「…。」
何か不穏な発言だと思っていると、やっぱりプリンは反応をした
プリンは何も答えずにマルスの方へ振り返る
「どうせ口だけだろうと油断したよ、…まぁ良いや。もう大丈夫」
「お前こそ口だけだろう、負けは負けだ」
「そう? それじゃぁもう一回戦ってみる?」
「あーん?」
「プリン…、そんな悪意満点でなくても良いのに…」
「そもそも何で二人は争ってるの…?」
このバチバチ具合は、あんまり理由を聞いちゃいけない様な気がするけど
多分この様子じゃ暫く戦いが続きそうなので、一旦間を入れたい。
とりあえず尋ねてみると、二人は同時にこちらを向いた
「おマルがユズちゃんを独り占めするからだぞ!」
「プリンちゃんがユズちゃんを寄越せって言うからね!」
そう二人は力強く答えた
「なんだそりゃ」という感想しか出てこないのだけど…。
「ユズちゃんはおマルばっかりだー!
というかおマルがユズちゃんを持ってくから、全然ゲーム進まないじゃないか!」
「別に良いでしょ? 彼氏なんだから独り占めしたって」
「な、なるほど…。」
二人から事情を聞いてみれば
最初は不満たらたらなプリンがマルスに文句を言いに行き、なんだかんだで決闘をする事に。
内容は今日のあたしの所有権とか何とか…。
さっきプリンがシールドブレイクでボコボコにされたのがその試合。
それで更に怒り狂ったプリンは、挑発して仕返しをしたと…
何がきっかけと思えば、あたしの事でしたか
確かに最近、マルス相手ばかりしてるっちゃしてるかもしれない。
付き合う前と後でプリン達との時間が減ってしまってはいる
付き合う前から三人共同で遊んで進めていたゲームがあるのだけど、それが進められないとプリンはお怒りだったのですね…
これはちょっとプリンには申し訳ない事をしたかも。
今日だってたまたまマルスが居ないから二人の所に来たわけだ。…ナナしか見つからなかったけど。
多分プリンとマルスの二人だけじゃ解決出来ない問題だろうから、ここはあたしが案をあげよう
「じゃぁ今日の日中はプリン達と遊ぶよ。マルスは夕ご飯の後でも良い?」
「…ユズがそう言うなら我慢するよ。…最後に抱きしめていい?」
「あはは、良いよ」
何が最後なのかは分からないが、そっと抱きしめて来たマルス
きっと彼は真面目な言動だと思うけど、変わって二人と言えば
苦笑いをしているナナと、異様な目で彼を見ているプリンだった…。
マルスと分かれて三人、リビングに向かう…
「全く、おマルはどうしようもないな…。最後のあれは何だ。
朝ご飯の片付けの後、待ち伏せしてそこから夕ご飯作りまでずっとだもんな、夕ご飯後もそうだし。
ユズちゃん達はそんなに何をしてるんだ?」
「何かどっちかの部屋で喋ったり、外庭でお茶しながら喋ったりかなー
外庭だったらピーチ達ともよく会うし」
「毎日毎日そんなに喋ってるの…?」
「そうだね…。我ながらよく話題が無くならないよなって程喋ってる…。」
「というかエムブレム組はどうしたんだ? もしかしておマル全然行ってないのか?
ユズちゃんに夢中なのは良いが、たまには仲間の方へ行った方が良いと思うが…」
「多分行ってないと思う。一日の内で殆ど一緒だもん」
「マルスさん、ユズちゃんの事凄い好きなんだね…。こっちが引くくらい…。」
「プリンだったら束縛男は嫌だな…。もっと自由が欲しい!」
「ファルコさんは束縛しないでしょ。友達大好きだから」
「そうそう。ファルコとプリンならあたし達とは違うさっぱりしたカップルになるよ」
「なーんで焼き鳥なんだよっ!!」
結局爆発したプリンは、飛び蹴りでリビングの扉を開けていた。
…寧ろ扉が倒れて開いたので、壊したと言っても過言ではない。
溺愛王子様
夕ご飯の後はマルスとの時間です
何時もの待ち伏せを越えて、片付けのお手伝いもしてくれました。
終わって解散、と思ってた所、二人が居るのにサッと抱き付いて来たマルス…
「会いたかった…」
「いやいや、今さっき一緒だったよ。」
「おマル、軽くヤバいな。」
「はぁ…、ユズ(ピー)しよう…?」(自主規制)
「プリンが間違っていた。おマルは軽くじゃなくてマジでヤバいな。」
「本当、人は見かけによらないね…。」
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