恋の始まり?
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「暇だ、遊ぼうよ」
「知るか」
ついつい暇だから構ってもらおうとファルコの部屋を訪問して話かけるが
相変わらずクールなのかツンデレなのか冷たいのか冷酷なのか…
彼は彼でブラスターの掃除?をしている様です
「そうだよね、お取り込み中だもんね、終わるまで待ってる」
「暫く時間が掛かる、何処かへ消えろ」
「…。」
これはもうツンというよりも嫌われているのではないのかと疑う勢い
避けようという意思がありそうな気がします
正直、ここはほっとけば良いって分かってるんですが
今回は別の手を使う事にします
こっそりとファルコの後ろに回る
机を覗き込むとバラバラになったブラスターが散らばっている
「なんだ、消えろと言ってるだろうが」
「うん…」
ファルコが機械の間を覗き込んで隙を見せた瞬間
机においてあったなんかの部品をこっそりと取り上げる
…相当覗きに集中してるのか、盗んだ事に気付いていない様だ
「じゃぁ終わったら遊ぼうね」
「…」
何も返事しないファルコを置いて部屋を後にした
勝手に部屋に乗り込んだ上に部品をパクるとは…
なんて自分は悪な人間なんだろうか。
「構って欲しくてついつい」だなんて
でも時々こういうオトメ(?)なワガママも良いだろう
仕方無くたまたま向かった図書室に居たクッパに本を読んで貰う事にしました
「…こうしてお姫様と王子様は何時までも幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし…。」
「おぉ~!」
絵本を閉じたクッパに拍手する
「お前は暇人か。」
「その通り。」
そしてもう1つ持ってきた分厚い本を渡す
「今度はこれ読んでよ~」
「!、随分厚い本だと思ったら辞典じゃないか!読めるか!」
「ユズ」
急に勢い良く開いた図書室の扉
そこにはファルコが立っていた
「部品返せ」
目の前にやってきてそれだけ言うとファルコは手を出す
「部品?」
「とぼけるな、ミュウツーから聞いた」
「…。」
…そんな確信突く事されたらどうしようもない
嘘突き通せないじゃない
仕方なく隠し持っていた部品を取り出して手に乗せると
何にも言わずに図書室から出て行った
「…??、何があったのだ?」
「クッパ…、もう駄目だ…、あたしはファルコと仲良くなれない…」
「え?え?」
まずは出来事の詳細を説明…
その後無念と机に沈む…
「たまたま今回は忙しい時に当たっただけだろ」
「分かってる…、分かってる…」
「そんな悪戯して怒ってないのだ、悪くは思ってない、ポジティブになるのだ」
「それはあたしなんて眼中に無いからじゃぁ…」
せっかくあたしは好意持ってるのに…
…他の方と比べて比較的ですが
「もういいや、今夜のご飯はケン○ッキーおかずに鶏炭火ご飯だ」
「陰湿な嫌がらせか。」
そうと決まったら早速夕ご飯の買出しに行かないと…
お礼の意味込みでクッパの食べたいおかずを作る約束をして図書室を後にした
途中通る中庭
そこには目を瞑っていて瞑想中っぽいミュウツーが居た…
…先ほどは彼の力によりあたしのワガママは粉砕された。
「ミュウツ~!」
「…ファルコが本当に困っていたからだ」
「…」
まだ内容を言ってないのに先に答えを出すという変な会話をするミュウツー
ファルコもこんな感じだったんだろうな~
ファルコ「ミュウt…」
ミュウツー「図書室のユズ。」
っていう風な。
「確かに部品が無いと困るもんね、直せないわけだし」
「あぁ…、それもある…」
「でしょ…?何してんだ自分はって話ですよ…、ところで…
「直さないとお前との約束が実行出来ないからだ」
「…。」
「それもある」って、他にも理由があるって事?
と聞こうとしましたが先に答えが帰ってきましたね…。
「お前が遊ぼうと言ったのだろう?」
ミュウツーは目を開くとそう呟いた
「…。」
…それはつまり
ファルコはあたしと遊んでやろうと思ってくれてたって事…?
「そうなるだろうな」
「うわっ…、自分で自分を潰すような事したなぁ…」
まさか部屋出る時の言葉聞いていた上に了承していたとは…
何にも答えないから聞いてないと思ってた
これはヤバイな…
あたしが盗ったの知って
やっぱりウザいから遊び相手するの止めようとか思ってるかも。
どっちにしろ自分の望む展開に上手く向かってない。
「もう良いや、あんまりごちゃごちゃ考えても良くならない」
悪い方向に向かわない様に手を打っても
寧ろ余計に悪い方に行くかもしれないから
もう自分の中では何も無かったかの様にしよう
「あたし買い物行ってきま~す」
「…あぁ」
ミュウツーに手を振りながら中庭を後にした
中庭を出て廊下を歩いていると後ろから呼ばれる声がした
「ユズ~!何処行くの~?」
「ん~?」
振り返るとヤンガーズ…、相変わらずわんさかしている
「今夜のご飯は何~?」
カービィがウキウキして目を輝かせている。
これは食べ物関係の時にしか見られないカービィである
「○ンタッキーとか、から揚げとか、ささみのサラダとか
メインは鶏炭火ごはんだよ」
「わ~い!美味しそう~!」
「鶏肉ばっかりだね…」
「良いんだよ、美味しいんだから」
皆に調理室荒しの禁止令と
あんまりお菓子を食べない様に言い聞かせて再び廊下を進む
すると再び後ろから呼ばれる声がした
「ユズさん、買出しですか?」
振り返ると剣士4人組み…、相変わらず仲良いなぁ~
「まぁ夕飯の買い物を」
「ちなみに献立は?」
「ケンタッ○ーとか、から揚げとか、ささみのサラダとか
メインは鶏炭火ごはんです」
「…鶏肉ばかりですね」
「寧ろ良い。」
『…。』
そう深く頷くアイク…
この人も食べ物大好きなんだよね(お肉に限る)
鶏肉料理以外のおかずを用意する約束をアイクを除く3人として再び廊下を進む
するとまた後ろから呼ばれる声がした
「ユズちゃん、お出かけかしら?」
振り返ると美女3人組み、…相変わらず綺麗だわ。
「夕ご飯の買出しに」
「そうなの、何時もありがとね」
「今夜のご飯は何かしら?」
「ケ○タッキーとか、から揚げとか、ささみのサラダとか
メインは鶏炭火ごはんです」
「まぁ、フフフ、鶏肉ばっかりね」
「他のおかずも用意しますけどね」
料理のお手伝いしてくれると3人が言って下さったので喜んでお願いした
広い館を進み終えて玄関…
材料はほぼ揃っているんですが、ケンタ○キーは買わないと手に入らない。
靴を履こうとすると後ろから呼ばれる声がした
「ユズ、夕ご飯の買い物だろ?送っていくぞ」
振り返るとマスターハンドが居た
「大丈夫ですよ~、店は案外近くなので」
「そうか?荷物持ちは大丈夫か?」
「うん、そう沢山は買わない予定なので~」
「それならいいんだが」
気遣ってくれるマスター…
そんなあなたを愛してます。
冗談はおいといて、お財布良し、携帯良し、鍵良しと
確認もちゃんと終わらせて玄関を出る
何事も無く2歩進むと急に目の前に何か降り立った
あまりにも急な事に身体が跳ねたぞ…
「びっ、びっくりしt…
「ユズ、出かけんのか?」
上から降って来たのはファルコ、彼の視線は此方から外れている
…相変わらず目をあわせてくれない
「ま、まぁ夕ご飯の準備を…」
「ふーん…、何を買いに行くんだ?」
「…ケン○ッキーにフライドチキンを」
「・・・。」
「…」
…そりゃぁ無言になるわな
なんて言ったって鶏肉だもん。
…ファルコから見るとある意味仲間が揚がってる物だし
「…なんでそんなもん」
「ファルコには別の物あるから大丈夫だけど…」
「…。」
「…。」
「あぁ~!さっさと行って来い!あんなの何処が良いんだ!」
急にそう叫ぶと自分の身体を激しく擦り始めた彼
…考えたくもないんでしょうね。
「早く帰って来いよ!相手する時間が減るからな!」
「!」
そう彼は身体の至る所を擦りながら館に入った…
…それよりも最後の言葉。
…あれは本当だろうか?
やっぱりミュウツーの言ってた通りに遊んでやろうと思ってたんだ
…悪戯したの知ったのに?
「…急いで買ってこよう」
大乱闘中以外に走る事なんて滅多にしないあたしですが無性に走りたい
急いで買い物に行きたいからって事なんですが
それは早く長くファルコに遊び相手してもらいたいからなんだろうな
…もうなんか自分、ファルコに恋してんじゃないのか?
と聞きたくなるくらい、気が付けば「嬉しい」で頭はいっぱいだった
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