パンツ見るおっさん
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ある日の夕飯準備中
あたしはとある事を思いついた
それはそれはどうでも良い事なのですが
試しにやってみたいと、ただの好奇心で決心したのだ
「マスター、ちょっとお願いがあるんだけど」
調理室ではお手伝いのプリンとナナが居る、マスターは居ない
でも、そうマスターを呼ぶと
「なんだー」と、何事も無く扉を開いてマスターはやってきた
「とんだ地獄耳だな、右手は。」
「今日もあの人が来ると思うの
何時も何時も黙ってパンツ見られるのは嫌だから、今日は焦らしてやろうと思って」
「ユズちゃんとんでもないな。あのおっさんを焦らすだと?」
「そうか、それでどうすれば良いんだ?」
題して、「剥いても剥いてもたどり着かない」作戦
長いスカートをまくろうが、中の超短パンジーンズでガード
ズボンを脱がされ様が中の長スパッツでガード
スパッツを脱がされ様が、中のサム姉さんみたいなボディースーツでガード
ボディースーツを破られようが、中のボディースーツでガード
しかし着るには限界があるので、そこはマスターの力で
無限のボディースーツです、剥いても剥いてもボディースーツです
一体何枚着てるんだって程です。
「ユズちゃんの想像力は豊かだな」
「何時もやられっぱなしじゃ嫌なんだよ!」
「よく言ったユズちゃん! プリンは応援してるぞ!」
マスターはひっそりと隠れて
あたしとウルフの攻防戦を観覧してお願いを叶えてくれる事になりました
その数分後
何時も通りウルフが調理室にやってきた
「今日も飽きずに本当に来たな狼…」
「よぉ、今日の晩御飯は何だ?」
と、全くご飯の方に目も向けず、こっちにやってきたウルフ
「随分と大事に隠してるな」と呟くと、早速スカートを捲くった
…頼んだよ! マスター!
「あぁ? なんで色々穿いてんだ。だったらスカート要らねぇだろ。」
「そうかな…?」
そう言いながら、今度は短パンに手が掛けられる
あのプリンの白い目とナナの遠い目は、何時見て残酷だな
そりゃそうか
わざわざ短パン脱がせてくれるんだもん
誰だってそういう目になるわ。
直接見てないけど、感覚的にスパッツを引っ張られている感じが…
でも大丈夫、中にはゼロサム姉さんと同じデザインのボディースーツが。
「あぁっ?! お前こんなもん着てるのか?!」
「うん、これ着てる方が涼しいんだもん」
スカートの中に潜ってごそごそ何かしてるおっさん…。
他の人から見たら、本当
普段のクールドライワイルドウルフは吹き飛ぶな…
「だー! 鬱陶しいー!」
急に声を荒げてスカートから出て行ったウルフ
諦めた?と様子を見ると、なんとスカートを引き裂いて取り払った
「…とんだおっさんだな。」
「目も当てられないよ…」
足上げろと、下ろされた短パンもスパッツも脱がされた
こんな事、恥ずかしさもあるが
まずは「何をしてるんだ自分」という思いが沸いて出ている
着てるものはボディースーツと上の洋服だけ
…出来るなら早く普通の服に戻りたい
何かを確認する様にスーツを引っ張るおっさん
スーツ生地でも見ているのか?
途中、おっさんはこちらを見上げる
「お前、パンツ穿いてるのか?」
「穿いてるよっ! …今日は水色っぽい。
あぁっと、スーツは破らないでよ? 高いんだから」
「んなの幾らでも買ってやるよ」
やっぱり願いは聞き入れられる事は無く、腰の辺りから派手に破られた
でも中には赤色版のサム姉さんボディースーツが。
「おいおい! まだ着込んでるのかよ!」
「だって涼しいから!」
また赤色を破ると、今度は青色版のスーツが出てきた
「まるでマトリョーシカスーツだね…」
「確かに。脱いでも脱いでもスーツ。」
ぼそぼそ喋るナナとプリンの見つめる先
無言でウルフが青いスーツを破ると、緑色のスーツが出てきた
「だー!! いい加減にしろー!」
そう突然吠えて立ち上がって、頭を掻き毟るおっさん…。
「何時になったらパンツ見れんだよー!」
「おっさん…、諦めるという脳は無いのか…。」
「黙ってろ風船! 俺様の楽しみを邪魔すんじゃねぇえ!」
突然腕を引かれると、そのまま床に沈められた
そしてあれよあれよと破られていくスーツ
幾ら遊びが入ってるって言っても、状態が…。
恥ずかしいから足を閉じると、思いっきり掴まれた
「足開いてろ! 俺様の邪魔をするんじゃねぇ!」
「とんだド変態狼だなおい!」
思いっきりお玉を投げ飛ばして驚くプリンと
いよいよ見れなくなったのか、手で顔を覆うナナ
…まぁ、二人の以外の人に見られなければ大丈夫。…多分
それにどうせ幾ら破っても永遠スーツなので、良いでしょう。
…ただあたしとウルフのやってる事が恥ずかしい。
スーツは基本色、赤、青、緑、黒、紺白をループする
三週くらいしたら、やっと「無駄だ」と理解したのか
何も言わずに厳しい眼差しを向けてきたおっさん
ほんの少しだけ「可愛そうな事したな」と思った瞬間
勢い良く首に噛み付いてきた
「何してんだー!!」
助けを求めるよりも先に飛び出してきたマスターは、ウルフにチョップを食らわせる
即落ちしたウルフは力無く寄りかかってきた
「気絶…?」
「なんつー変態だ。仕舞いには首絞めか?」
ウルフは横に除けて寝かせておこう
それにしてもあの必死だったおっさんたら…。
「ウルフさん、相当見たかったんだね…
何がそんなに良いのかわからないけど…」
「見るに耐えないおっさんだったな」
「ありがとうマスター、馬鹿なおっさんが見れて楽しかったわ」
「全く、これほどとは…、こいつを甘く見てたな」
「それじゃぁスーツは無しにして、スカート・短パン・スパッツを戻してくれる?
ウルフには「夢だったんだ」って感じにしようと思う」
「ユズちゃんは変な所で優しいな…。」
今度はスカート・短パン・スパッツ・パンツです。
そうすればおっさんも怒る事はない。
マスターが調理室を後にして暫く
ガサガサ音が鳴ってそっちに目を向けると
何も言わずにウルフが身体を起こしていた
「あ、起きた。」
「ん? 本当だ」
「大丈夫ですかウルフさん?」
「…」
プリンとナナには
「何時も通りパンツを覗き込みに来たけど、スカートに手を掛けた瞬間ウルフが倒れた」という設定でお願いしています。
「おっさん、何時も通りパンツ覗くんだなって見てたら、突然倒れたんだぞ。
一体どうしたんだ。歳なら無理すんじゃないよ。」
ウルフは何も言わずに頭に手をやって、時計を確認する。
その後あたしの方を見ると、何も言わずに長いスカートを捲くる
「気絶回復直後でもパンツ求めて変態行動とは
プリンはおっさんを舐め過ぎていたな。」
「プリン…、言い方…。」
中には短パンとスパッツ
さっきみたいに短パンを脱がされて、スパッツを引っ張られる
今回、ボディスーツはありません
悲し虚しだけどある意味慣れたパンツ状態…。
「はぁ…、落ち着く…」
「落ち着くって…、おっさん大丈夫か…? 精神の方の病気じゃないのか…?」
「水色のパンツ…」
「実況解説は要らん。」
落ち着いたならもう良いでしょ、とスカートを引っ張ってウルフを追い出す
「それにしてもおっさん、なんでそんなにパンツが好きなんだ?」
「…わかんねーな。 …でも良い意味でゾクゾクする」
「よし。とんだ変態だな。
世の中の女が皆パンツで過ごしたら、お前は万々歳だ。」
「最高だな。」
「正直過ぎて救えないな。
でもなんで何時もユズちゃんばかりなんだ? ピーチとかも見たい放題だろ」
「一番好みだ。
お尻の形とか、太ももの感じとか、匂いとか」
「おろろろ…!」
プリンが吐いた…。(吐いたふり)
あのプリンでも耐えられない、おっさんの変態っぷりと言う事か…
「そこまで言われたらもう恥ずかしいから、もうパンツ見ないで。」
「あぁ!?」
「なんで逆切れしてるんだ!
だってパンツじゃなくて、足とか見て匂い嗅いでるんでしょ…?!」
そんなの耐えられるかよ!
今まではパンツが好きって言ってたから、パンツだけだって思ってたけど、話が違うじゃないか!
「駄目なのかよ」
「自分、そんなに自信無いよ…。
ピーチとかサムスと比べたら自分丸いし…。ウルフ程鼻良くないし…。」
「お前は今のままで良い。
触ったら柔らかそうだし、匂いも興奮するし」
「おろろろ!」
さっきの倍の音量で吐いたプリン。(勿論吐いたふり)
吐くほどに恐ろし気味の悪いおっさんの発言という事か。激しく同感するけど。
「いや…、もう良いや…」
このまま話を続けても無駄だ。危ない。
プリンやナナが居るから、いったんこの話は止めよう。
「料理続けないといけないから、早く出て行ってよ。もうパンツ見たでしょ」
「もうちょっと。」
「なんでだ! もう見たでしょ! ほら!」
そう、自分でスカートを持ち上げてパンチラをする
「…なぁ、前々から聞きたい事があったんだが」
「何?」
「…パンツに触っても良いか?」
「おろろろ…!」
なんと今度はナナが吐いた(当たり前だけど吐いたふり)
ナナがおふざけでプリンの真似をするなんて、流石おっさんだ。
滅多に見られるものじゃないんだぞ。ナナちゃんのおふざけは。
「駄目だよ。見るだけなんだから」
「ちっ…」
物凄い不満そうに舌打ちをしたおっさん
そのまま扉の方へ歩いていく
「わかりましたわかりましたー。
…だが何時までも我慢してられると思うなよ」
「「「…。」」」
そう意味深の言葉を残してウルフは出ていった
「今の言葉は明らかに「襲うぞ」宣言ではないのか?」
「止めて止めて、勘弁してよ」
「それにしてもまさかナナがおろろをするとはな。
プリンの悪影響を受け過ぎだぞ。ナナは綺麗なままで良いんだぞ。」
「…その発言は、プリンは自分が汚いと思ってると言う事ですか。」
「プリンの真似というか…
ウルフさんがあれ以上何も言わない様に何かしないと、と思って」
「それがおろろだったのか。…別の選択肢があったのでは?」
それぞれぶつぶつ呟きながら、やっとのお料理に戻った
パンツ見るおっさん
「てか、あのレベルってむしろ病気じゃね?」
「確かに。」
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