閉じ込められた事件
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今日はあたしとプリンVSファルコとウルフのチーム戦でした
結果はサドンデスまで持ち込んだんですが、ギリギリ負けてしまいました。
軽く殴られてちょっと飛んだプリンがあたしにぶつかって、あたしはKO
二対一で勝てるわけもなくプリンはお星様です
それで気に入らないっぽいプリンはブーブー言ってました
たまたま運が無かっただけなのに。
「こんにゃろう!」
一番最初に出たプリンは怒鳴り散らしながら
近くの機械に横スマッシュ!(メガトンキック)
…しかし今は大乱闘外なのでプリンの足にダメージ
「痛てー!」
「お前馬鹿だろ…」
喚きながらゴロゴロのたうち回るプリンを遠い目で見るファルコだった…
「うるさい! プリンは怒ってるんだー!」
「今は痛がってる様にしか見えないけどな…」
「プイッ!」
転送扉に横B!(はたく)
しかしやはりプリンの手にダメージを受けた
「痛てー!」
「展開読め過ぎだぜ。」
「はーあ…、なんなの今の試合…、調整上手すぎでしょ…」
「てめぇの運が無かっただけだろ…」
後からブツブツと呟きながら部屋に戻ろうとするユズとウルフ
しかし扉は見当たらない…
「あれ? 扉ってここらへんじゃなかったっけ?」
「あ?」
さっきはあった筈の戻る為の扉が無い。
「おかしいな…、場所が変わったのか?」
「んな事があるのか?」
ステージはグリーングリーンズ
比較的狭いこのステージ、扉の位置を変えるとか意味が分からない。
「それにしてもユズちゃん、遅いな…」
足と腕(?)にシップ&包帯のプリンは、バチバチ音を鳴らす扉の前に立つ
「なんかこの扉壊れてねぇか?」
「えぇ!?」
ファルコの言葉に吃驚したプリンは、急いで操作機械を確認する
しかし画面は真っ黒である。
「壊れてる…。」
「はぁ?!
お前蹴ったり殴ったりしたから壊れたんじゃねぇの?」
「…マスターだ! マスターを呼ぼう!」
慌てだしたプリンは急いで「用があったらこの鐘を鳴らしてくれ」という
鐘のある部屋へ飛んで行った
「はーあ…、何処にもありそうにないよ…」
「…」
扉は見当たらない
探すのも疲れたので休憩中
多分「あたしとウルフが帰ってこないよー! マスター!」
ってナナ達がなんとかしてくれるだろう。
…多分。
「もういいや…、グリーンズ堪能しよう」
「おい」
ウルフに呼ばれてそっちを見ると
手の平を上に人差し指だけで「来いよ」という挑発的な仕草
「よーし…!」
そう呟いて駆け寄って飛び膝蹴りを食らわせた
(ゼロスーツサムススタイル、ダッシュ攻撃)
軽く吹っ飛ばされて一回転して地面に落ちたウルフ
直ぐに立ち上がると歩みよってきて、肩を捕まれ激しく揺らされた
「何しやがる!」
「え? 大乱闘じゃないの…?」
「誰が大乱闘って言った!」
「てっきり暇潰しで大乱闘をするのかと…!」
肩を解放されると奴は近くにあった花をむしり取った
「あー! なんて事を!」
「作り物かと思いきや本物だぜ」
「だからってむしりとらなくても…。」
「てめぇにやるよ…」
「え?」
花をそのままにこっちにやってきたウルフ
左耳の上、髪の毛に花は差し込まれた
「…。」
「しかも見ろよ、摘んでも元通りだし」
ウルフの見る先、摘まれた花の所を確認すると花は元通りになっていた
「流石マスターだな。じゃぁあたしも摘もう。」
あたしは花と遊ぶ事にしよう
正直花を摘むのは申し訳ないと思っていますが
無限らしいので、一つ一つ詫びながら摘む事にします
ステージ中央を花の海にしてみようと思いマス。
ブロックの山に囲まれた所があるので
木が風を起こしても全部飛んでいくという事はないだろう
花の海にして、潜って下からわぁ!って出てきて花を撒き散らす…
…楽しそうです。
早速当たり一面の花を摘んで中央に向かう
「…全部摘むのかよ」
「いいんだよ、良い機会だ」
「そうかい、まぁ俺様は昼寝してるからな」
そう言いながらその場で寝転がり始めたおっさん
まぁ、邪魔ではないので良しとしましょう
「だいぶ壊れてるな…、どうしたらこうなるんだよ…」
「風船が機械に暴力を振るったんだよ」
「反省してるよ!」
転送室、壊れた扉の前にマスター
そしてプリン、ファルコ、ナナ、フォックス
「ユズとウルフが閉じ込められてるんだろ?」
「そうだろうな、出で来ないから」
「はーあ、扉直して開いてみたら
いちゃいちゃしてる二人が居ました。って展開は無い事を祈る」
「何言ってるのプリン…」
「何故なら邪魔した感を否めないからな…」
「そういう問題かよ…。」
「よしよし…、少し集まってきたな…」
かれこれ一時間二時間、花摘みをしていた
やる事が無いんですよ! 本当に。
時々寝転がっているウルフの鼻に花を押し付けたりしながら
ステージ中央に花を溜めています
ウルフのくしゃみを聞きながらどれぐらいかなー、と思ったら
予定の六割くらいかな…
「あ、そういえば中央にも花咲いてたな」
中央で摘み置きを繰り返せば
左右から運ぶよりも効率良く溜まるのではないか?
そう思いながら花の山の中、咲いてる花を見つけて摘み続けた
その途中、上から数枚花がパラパラと降ってきた
なんだと確認してみると、上の足場からこっちを覗き込んでいるおっさん
「目標は達成できたか?」
「いや、まだもう少しかなー」
「そうか…」
また何処かへ行って、少しして戻ってきたウルフの手には
向こうから摘んできたっぽい花の山
「手伝ってくれるなんておっさん優しい」
「おっさんって言うんじゃねぇよ…」
そう言いながら花を落として、再び何処かへ行った
…それにしてもプリン達
あたし達が出られずに困ってるって事気付いているのか?
「マスター、あとどれくらいで直る?」
「一時間もあれば直るな…」
「まだ中の様子は見れない?」
「あぁ…、画面も壊れてるな…。」
「わざわざ画面にもパンチしてたからな…
自分にダメージが来るって分かってるくせして」
「うぅ…!」
「ユズちゃんとウルフさん大丈夫かな…」
「確かにな…、ユズがウルフに襲われてたら…」
「そういう事じゃないですよ…!」
「よし! 良いでしょう!」
早く花を溜める為に考えた、効率良く早く花を摘む技を編み出した上に
「俺様も中央で花を摘もうかな」ってウルフも手伝ってくれたお陰で、あっという間に花の海は完成した
両ブロックの壁のお陰で
立ち上がった時腰の辺りまでの深さの花の海です
「…随分摘んだな。」
「流石マスターの作った世界、やろうと思えばなんでも出来るな。」
という事で花の中に潜って顔だけ出した
「花の良い匂い…」
「俺様には辛いがな」
「そういう事言わないでよ…。」
なんて空気読めないんだ
まぁどうでも良いんだけど、と頭も花の中に沈めた
そして念願のわぁって飛び出る行為
勢い良く立ち上がって、辺りに花を撒き散らした
「うーん、楽しいー♪」
「頑張って花を溜めたからな」
「こんなの滅多に出来ないよー」
「マスターに頼めばすぐに出来るだろ」
「自分でやんなきゃこんな感動は無いよ」
「まぁな…」
適当に近くにあった花を手にウルフに近寄る
「なんかウルフとちゃんと話したのって初めてじゃない?」
「あぁ…、そうだな」
そして一瞬でウルフの左目に付いてる機械の所に花を差し込んだ
「これはお礼という事で」
「要らねぇよ…。」
「おっ! 扉だ!」
「あぁ?」
ふと、何時も扉がある所を確認すると、見慣れた扉が現在進行形で現れた
「良かった! ちゃんと気付いててくれたんだ」
「当たり前だろ…」
喜んで扉に駆け寄って、グリーングリーンズを後にした
「良かったー! ユズちゃん無事だったかー!」
泣きながら飛びついてきたプリンは、何故か包帯まみれである
「その風船が機械に八つ当たりしたら、お前等が出られなくなったってわけだ」
「何してくれてんだ、風船野郎…」
「ついついイライラして…」
「でもその八つ当たりは自傷行為に繋がったのね」
「でも良かったよ、二人とも無事で」
とっても安心した表情を浮かべるナナちゃん
ナナちゃんだけが、真面目に考えてくださっているなぁ…
「ところでお前等、その花はなんだ。」
「ん、これ? ウルフに貰ったのー」
「…外に出てもそのままか、これ」
左耳上に手をかけると、花は残っているし
ウルフを見てみれば、花はささったままだった
「…何時の間にそんなに仲良くなってたのか」
「やる事無いんだもん、花で遊んでただけ、仕方無いでしょ」
「良かった、部屋を覗かなくて」
「…別にやましい事はしてないし。」
そうプリンに言い聞かせると、つまんなそうにぶー、と口を突き出すプリン
「逆にやましい事しろよ。」
「しないよ!」
閉じ込められた事件
「うわ!」
「何これ!」
数時間後
事情を知らないヤンガーズは大乱闘でグリーングリーンズにやってきた
ステージ中央スタートだったカービィとネスは、驚きの声を上げる
何事かとリュカとピカチュウが中央へ向かうと、そこには花の山、花の海
辛うじて見えるのはネスの頭部だけ
カービィは移動して動く花で位置の特定が出来る状態
大乱闘をそっちのけでひゃっほーいと花に飛び込むピカチュウと、ズボっと降り落ちるリュカ
結局時間切れまで、花で遊ぶヤンガーズだった
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