噛み付く奴
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「ユズちゃん、随分凄い痕がついてるわね」
「え?」
食堂でピーチと色々喋っていると、何かに気付いたピーチ
あたしの目より少し下の方で目が止まってる
「なんですか?何があるんですか?」
そう自分の服を見る
「違うわよ、首よ首」
「…首」
何処からかピーチが鏡を取り出したのでそれで自分の首を確認すると
なんとも痛々しい歯形…
「あ、あぁ…、コレですか…」
「何それ?床事情?」
「ストレートに聞きますか、それを」
とっても心配そうにその痕を触るピーチ…
なんか追及されたので渋々事情を説明して上げる事にしました
あたしはウルフととても仲良くさせて貰ってます
ちゃんとしたお付き合いではないんですが
もう皆さんが「お前等付き合ってるんじゃ?」って言うくらいに。
ウルフは断固として無いと言ってますがね、わたしも同意見です
まぁそれでつい最近の夜、隙を付かれて襲われました
「まぁ!そんな事が!?やっぱり床事情なのね…」
「あんま大きい声で言わないで下さいよ…」
まぁ襲われた事はどうでも良いんですが(ぇ。)
1つになってる最中、困った事に奴はあたしを押さえつけると首を噛んでくるのだ!
これがまた止めて欲しいのだがなかなか止めてくれない。
理由を聞けば、本能的に噛み付いて押え付けたいらしいです
獲物を捕らえてる時の気分だとか…
だから彼は後ろからが好きです。
「これ故に命の危機を感じてるわけです」
「まったく、危ない狼ねぇ」
「年取ってるのに…
止めろって言っても聞いてくれないんです…、如何すれば良いんだよ」
こんなのこれからも続いたらいつか窒息死するんだろうな、自分
「大丈夫なの?皆に見られても」
「大丈夫ですよ、無用心に狼を怒らせた結果
本当に殺されそうになったという事で説明しておきます」
「そ、そう、それなら良いんだけどね」
「ん?何処に行ったかと思えばこんな所に居たのか」
「あ、ウルフ」
開かれた扉から入ってきたのはウルフ
どうせまた遊んで欲しいとか言うんだろう。
例えば、大乱闘とかレンタルアーウィンとウルフェンで鬼ごっことか
部屋でテレビゲームとか、調理室でなんか作ってって、その観覧とか
「あらウルフじゃないの、あんまりユズちゃんを虐めちゃだめよ」
「あぁ?」
「ユズちゃんはあなたの私物じゃないんだから」
「何時俺様が私物扱いしたんだ」
「じゃぁこれは何よ」
そうピーチはユズの首の痕を指差す
「そりゃぁ(ピ――)してる時に俺様が噛んだ痕だ」(規制対象)
「おい!ストレートに言うなよ!」
「遠慮無い人ね、本当に…」
やれやれとため息をつくピーチお嬢様
許してやってください、この残念な狼を
この人には何言っても駄目なんですから…
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