2016
■ステージスターのコーデバトル
++++
今日は、久し振りにショッピング。何と、朝霞クンと一緒! すごいでしょでしょ~……って、俺のファッションセンスがあんまりヒドくて朝霞クン呆れちゃって~、せめてステージ衣装だけはっていう、見繕いだね~。
チェックのシャツを腰に結んでおはよ~って待ち合わせ場所に顔を出したら、早々になんだそれって言われちゃったよネ。ドット柄のハーフパンツにチェックを合わせるかって。しかもそのシャツ、冬物のネルシャツだろって。
「まさか朝霞クンと買い物出来るなんて~」
「お前のセンスで服を選んでたらMCが悪目立ちする。他の時は何をどう着てもいいけどステージの上でだけは俺が選んだ物を着てくれ。いいな」
「は~い」
朝霞クンは結構なおしゃれさん。いつもカーディガンを肩でプロデューサー巻きしてるからそういう印象は持たれにくいらしいけど、小物とかにも気を遣ってるし。TPOっていうの? そういうのにも上手く対応してるよね~って。
地下鉄を乗り継いでやってきたのは星港中心街のショッピングビル。CDショップや本屋、俺的にはベーグルの店もあって目移りするけど今日の目的はあくまでも俺のステージ衣装。ファッションゾーンへまっすぐ向かう。
「ちょうど夏服欲しいと思ってたんだ~」
「お前の趣味だったらカジュアルだよな。スポーツテイストを取り入れるのがいかにもらしいかな」
いろんなお店があるな~って見てたら、見たことある顔が。こんなところだし、知ってる人に会ったとしても全然不思議じゃないんだけど。
「あれ、ロイにアニじゃない。どうしたの?」
「ようミッツ。俺らは夏服を買いに来た」
「俺も似たような用事ー。5階のショップに知り合いがいるんだ」
向島の三井クンとまさかの遭遇。どうやら三井クンもファッションのことには興味があるらしくて、ちょくちょくここに来て買い物をしたり情報を収集したりしているとか何とか。
て言うか~、三井クンてめっちゃスタイルいいんだよね~。シュッとして背も高いし、何でも着れそうで羨ましいでしょでしょ~。
「えー、アニもスタイルいいじゃない。スポーティーだし、ハーパン似合うの羨ましいよ。それに、そういうポップな柄って人を選ぶからね。これが似合うのは天性だよ」
「ほら朝霞クン、悪くはないんだよね~?」
「アイテム自体は悪くないって言ってるだろ。お前が下手糞なのは組み合わせだ」
「アニってコーディネート苦手なの? そう見えないけどなあ」
「今日はもう朝霞クンの手直しが入ってるからね~。この買い物も~、ステージ衣装を朝霞クンに選んでもらうんだ~」
「へえ、楽しそうだね。俺もついてっていい?」
三井クンを加えた3人でうろうろと回るフロア。いろいろあって俺にはよくわからなくなりつつある。普段来ないようなフロアにいるからかもしれない。いつもはもっとカジュアルなゾーンでサクッと済ませるし。
「あっ。アニ、こういうのはどう?」
「重っ! すごいネックレスだね~。あっ、これはドクロ? その手のお兄さんがつけてそうでしょでしょ……」
「そっか、ちょっと違ったかな」
「山口、こういうのはどうだ」
「あっ、このラバーバンドかわい~」
「アニアニ、こっちの店のさ、こういうTシャツはどうかな?」
「あっ、かっこいーでしょ! ステージ衣装にはならないかもだけど~、これは私服にしよ~っと。三井クン選んでくれてありがとね~。でも何を合わせよう」
「山口、そのTシャツだったら一昨日穿いてたパンツと相性がいい」
それからも、あーだこーだと俺に合いそうな物を朝霞クンと三井クンが切れ間無くプレゼンしてくれた。着せかえ人形みたいになるのはちょっと体力が要ったけど、こういうのもたまには悪くないかな~って。
ただ、最初の目的だったステージ衣装は決まらなかったよネ。朝霞クン、ショップ巡りしながら自分の買い物しちゃってたから。結局、後日俺のクローゼットを見てコーディネートしてくれるって。
「朝霞クン結構買ったね~」
「何でお前の荷物がTシャツとポロシャツとベーグルだけなのか。俺としたことが本題を忘れるなんて」
「まあまあ。たまにはこ~ゆ~のもイイでしょ?」
end.
++++
たまにはこ~ゆ~のもイイでしょ?というノリで洋朝のショッピングに三井サンが参戦した件。今回の三井サンはただの三井サン。
洋平ちゃんのコーディネートセンスが壊滅的だという設定が去年あたりからちょいちょい見え始めているのですが、ステージ上でMCが悪目立ちするってどんだけだ
こういう何気ない休日の洋朝だけども、これも根っこの部分にはステージがあるんだぞ!
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今日は、久し振りにショッピング。何と、朝霞クンと一緒! すごいでしょでしょ~……って、俺のファッションセンスがあんまりヒドくて朝霞クン呆れちゃって~、せめてステージ衣装だけはっていう、見繕いだね~。
チェックのシャツを腰に結んでおはよ~って待ち合わせ場所に顔を出したら、早々になんだそれって言われちゃったよネ。ドット柄のハーフパンツにチェックを合わせるかって。しかもそのシャツ、冬物のネルシャツだろって。
「まさか朝霞クンと買い物出来るなんて~」
「お前のセンスで服を選んでたらMCが悪目立ちする。他の時は何をどう着てもいいけどステージの上でだけは俺が選んだ物を着てくれ。いいな」
「は~い」
朝霞クンは結構なおしゃれさん。いつもカーディガンを肩でプロデューサー巻きしてるからそういう印象は持たれにくいらしいけど、小物とかにも気を遣ってるし。TPOっていうの? そういうのにも上手く対応してるよね~って。
地下鉄を乗り継いでやってきたのは星港中心街のショッピングビル。CDショップや本屋、俺的にはベーグルの店もあって目移りするけど今日の目的はあくまでも俺のステージ衣装。ファッションゾーンへまっすぐ向かう。
「ちょうど夏服欲しいと思ってたんだ~」
「お前の趣味だったらカジュアルだよな。スポーツテイストを取り入れるのがいかにもらしいかな」
いろんなお店があるな~って見てたら、見たことある顔が。こんなところだし、知ってる人に会ったとしても全然不思議じゃないんだけど。
「あれ、ロイにアニじゃない。どうしたの?」
「ようミッツ。俺らは夏服を買いに来た」
「俺も似たような用事ー。5階のショップに知り合いがいるんだ」
向島の三井クンとまさかの遭遇。どうやら三井クンもファッションのことには興味があるらしくて、ちょくちょくここに来て買い物をしたり情報を収集したりしているとか何とか。
て言うか~、三井クンてめっちゃスタイルいいんだよね~。シュッとして背も高いし、何でも着れそうで羨ましいでしょでしょ~。
「えー、アニもスタイルいいじゃない。スポーティーだし、ハーパン似合うの羨ましいよ。それに、そういうポップな柄って人を選ぶからね。これが似合うのは天性だよ」
「ほら朝霞クン、悪くはないんだよね~?」
「アイテム自体は悪くないって言ってるだろ。お前が下手糞なのは組み合わせだ」
「アニってコーディネート苦手なの? そう見えないけどなあ」
「今日はもう朝霞クンの手直しが入ってるからね~。この買い物も~、ステージ衣装を朝霞クンに選んでもらうんだ~」
「へえ、楽しそうだね。俺もついてっていい?」
三井クンを加えた3人でうろうろと回るフロア。いろいろあって俺にはよくわからなくなりつつある。普段来ないようなフロアにいるからかもしれない。いつもはもっとカジュアルなゾーンでサクッと済ませるし。
「あっ。アニ、こういうのはどう?」
「重っ! すごいネックレスだね~。あっ、これはドクロ? その手のお兄さんがつけてそうでしょでしょ……」
「そっか、ちょっと違ったかな」
「山口、こういうのはどうだ」
「あっ、このラバーバンドかわい~」
「アニアニ、こっちの店のさ、こういうTシャツはどうかな?」
「あっ、かっこいーでしょ! ステージ衣装にはならないかもだけど~、これは私服にしよ~っと。三井クン選んでくれてありがとね~。でも何を合わせよう」
「山口、そのTシャツだったら一昨日穿いてたパンツと相性がいい」
それからも、あーだこーだと俺に合いそうな物を朝霞クンと三井クンが切れ間無くプレゼンしてくれた。着せかえ人形みたいになるのはちょっと体力が要ったけど、こういうのもたまには悪くないかな~って。
ただ、最初の目的だったステージ衣装は決まらなかったよネ。朝霞クン、ショップ巡りしながら自分の買い物しちゃってたから。結局、後日俺のクローゼットを見てコーディネートしてくれるって。
「朝霞クン結構買ったね~」
「何でお前の荷物がTシャツとポロシャツとベーグルだけなのか。俺としたことが本題を忘れるなんて」
「まあまあ。たまにはこ~ゆ~のもイイでしょ?」
end.
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たまにはこ~ゆ~のもイイでしょ?というノリで洋朝のショッピングに三井サンが参戦した件。今回の三井サンはただの三井サン。
洋平ちゃんのコーディネートセンスが壊滅的だという設定が去年あたりからちょいちょい見え始めているのですが、ステージ上でMCが悪目立ちするってどんだけだ
こういう何気ない休日の洋朝だけども、これも根っこの部分にはステージがあるんだぞ!
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