2025
■進化のおにぎり弁当
++++
社会人2年目に突入。カオちゃんとのニコイチ体制は相変わらずなので、弁当サブスクも好評継続中。今日は朝からバタバタしてたので、午後2時半からちょっと遅めのランチタイム。
「はー、やっと落ち着いてご飯が食べられるー」
「こうじゃないとなって気もするけどな」
「それもわかるけど、ご飯はご飯でちゃんと食べたい」
カズの作ってくれるお弁当は、今日も彩り鮮やかで美味しそう。2年目に突入してわかってきたのは、今日みたいにバタバタしてるとなかなかお昼時間が決まらなくて、落ち着いてご飯を食べるタイミングが後ろ後ろにずれ込むことがあるってこと。
その対策として、お弁当箱に詰めるご飯の部分をおにぎりにすることにした。そうしたら、ちょっとおなかが空いたときにおにぎり1コつまもうかなってムーブが出来て、おなかが空きすぎて仕事出来ないってことを避けられる。
このおにぎり作戦はうちだけじゃなくてカオちゃんにも結構刺さったらしい。うちがバタバタ走り回る中、カオちゃんはデスクワークもちょこちょこやってる。おにぎりを食べながらペンを持つなりキーボードを叩くなり、資料を読むなり出来てとても良いとの評価をいただきました。
「カオちゃん」
「はい」
「今度一緒にスイーツヘヴンに行きましょう」
「コースター狙いに?」
「はい。確率を上げさせてください」
うちは趣味の方も楽しくやらさせていただいています。今カオちゃんを誘ったのは配信者集団とスイーツ店のコラボキャンペーンで、推しの考案したメニューを食べに行きつつ、ランダムでもらえるコースターが欲しいなっていうヤツ。カオちゃん甘いの好きだし来てもらえるかなって。
「推しの…! レイ君のコースターが欲しい…!」
「こればっかりはランダムだし、本人パワーでもどうにもならないもんなあ」
ちなUSDXとカミツレで活動しているレイ君は、個人での活動も精力的に行っていて、今回うちが狙ってるスイーツ店とコラボしてる配信者集団の中にもメンバーとして名を連ねてるんですよね。レイ君考案のスイーツはもちろん固めプリン系! 外さないよねこの人!
「って言うかレイ君今度実況者たちの大運動会にも参加することになってるよね?」
「なってますね」
「うちの記憶が確かなら、カオちゃんてスポーツ全般苦手じゃなかったでしたっけ…?」
「苦手ですね。運動神経は圧倒的にないです。文武の文に極振りです」
「運、動会…?」
「苦手だし、チーム競技は穴になって狙われるから心苦しくはあるんだけど、絶対楽しいじゃんか」
「そうですね」
「それに、今回の実況者大運動会って年上の方も多いし、専業で引きこもりがちで、配信者になってから何十キロ大きくなりましたみたいな方もいるからあんまりケガしないような内容かな、と思って」
「確かに若くて普段から外に出て通勤してるってだけでもちょっとアドかも」
「何より絶対楽しいじゃん、面白い人たちが揃うんだから。自分が運動出来る出来ない以前にその現場にいたいなって思って」
「レイ推し枠でチケット買います!」
「いや、俺がいないってことは」
「あああーっ! 悲しき宿命が!」
ニコイチの一番の弊害がこれ! 2人同時にいないことは極力避けてくれと言われてること。つまりカオちゃんがリアルイベントで演者として現場にいるとき、うちは仕事をしていなければならないということ! 実況者イベントなんて絶対に現場に行けないんだ……。こないだのカミツレオフイベも行けなかったし。
「でも、専業の先輩たちがジム通い始めましたーみたいなポストしてんの見たけど俺は兼業だしイベントプランナーが本業だし、チャリで通勤するとかしか出来なくないかって」
「それだけでもやらないよりいいと思うけどね、体力作りの一環であるなら」
「3、4年前かな、農学部のダチが学部の球技大会があるってんで練習に付き合えって言われて山口からサッカーのコーチングを受けたことならあるんだけど、あの山口が匙を投げたレベルの運痴なんだよ俺は」
「ヒーローが放り投げちゃったのかー。カオちゃんバスケやってたら自然とサッカーになるのにね」
「そうそう、ってあれも結構残念エピソードだもんなあ」
うちはある程度体が動く方なので、スポーツが苦手な子がどう体を動かしてああなっているのかっていうことがよくわからないんだけど、苦手な子からすれば出来る子がどうやってあんなことをしてるのかがわからないみたい。
カオちゃんは特に文武の文に寄ってるから、レポート1万字なんてすぐだし1000字を10回やるだけじゃん、みたいなことを普通に言ってドン引きされるタイプなんだよね。レポートの文字数書けない人の気持ちが理解できないヤツ。得意なことが強すぎるんだよねえ。うらやま。
「あれっ、伊東さんてスポーツ出来るよね、バスケやってるし」
「ある程度は出来ます」
「勉強も出来るよねえ、文字数書けるし」
「勉強は人並みですけど、文字は叩き込みますね」
「実は最強なのでは?」
「あっ、気付いちゃった? うちはね、料理以外特に大きな苦手がないんですよ実は」
「その料理で人を殺しかけてんだよなあ……」
「高崎クンがいくらか悪い風に言ってるでしょ、それ」
「高崎が寝込んだ話を知ってる奴らからそれぞれ聞いてるけど、みんな伊東さんの料理はヤバいって言ってるぞ」
「今はちょっと良くなったのに」
でも、ちょっと良いくらいだったらすごく良いカズには敵わないので、お弁当はこれからもカズのお世話になります。
「あとホントに最強なのは高崎クン、これ豆ね」
end.
++++
レイ君の活動を盛り上げたくて無駄に1年進めたけど今後は多分普通にフェーズ3でやる
慧梨夏の料理はヤバいしやまよはヒーローだけどPさんレベルは手に負えない
(phase4)
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社会人2年目に突入。カオちゃんとのニコイチ体制は相変わらずなので、弁当サブスクも好評継続中。今日は朝からバタバタしてたので、午後2時半からちょっと遅めのランチタイム。
「はー、やっと落ち着いてご飯が食べられるー」
「こうじゃないとなって気もするけどな」
「それもわかるけど、ご飯はご飯でちゃんと食べたい」
カズの作ってくれるお弁当は、今日も彩り鮮やかで美味しそう。2年目に突入してわかってきたのは、今日みたいにバタバタしてるとなかなかお昼時間が決まらなくて、落ち着いてご飯を食べるタイミングが後ろ後ろにずれ込むことがあるってこと。
その対策として、お弁当箱に詰めるご飯の部分をおにぎりにすることにした。そうしたら、ちょっとおなかが空いたときにおにぎり1コつまもうかなってムーブが出来て、おなかが空きすぎて仕事出来ないってことを避けられる。
このおにぎり作戦はうちだけじゃなくてカオちゃんにも結構刺さったらしい。うちがバタバタ走り回る中、カオちゃんはデスクワークもちょこちょこやってる。おにぎりを食べながらペンを持つなりキーボードを叩くなり、資料を読むなり出来てとても良いとの評価をいただきました。
「カオちゃん」
「はい」
「今度一緒にスイーツヘヴンに行きましょう」
「コースター狙いに?」
「はい。確率を上げさせてください」
うちは趣味の方も楽しくやらさせていただいています。今カオちゃんを誘ったのは配信者集団とスイーツ店のコラボキャンペーンで、推しの考案したメニューを食べに行きつつ、ランダムでもらえるコースターが欲しいなっていうヤツ。カオちゃん甘いの好きだし来てもらえるかなって。
「推しの…! レイ君のコースターが欲しい…!」
「こればっかりはランダムだし、本人パワーでもどうにもならないもんなあ」
ちなUSDXとカミツレで活動しているレイ君は、個人での活動も精力的に行っていて、今回うちが狙ってるスイーツ店とコラボしてる配信者集団の中にもメンバーとして名を連ねてるんですよね。レイ君考案のスイーツはもちろん固めプリン系! 外さないよねこの人!
「って言うかレイ君今度実況者たちの大運動会にも参加することになってるよね?」
「なってますね」
「うちの記憶が確かなら、カオちゃんてスポーツ全般苦手じゃなかったでしたっけ…?」
「苦手ですね。運動神経は圧倒的にないです。文武の文に極振りです」
「運、動会…?」
「苦手だし、チーム競技は穴になって狙われるから心苦しくはあるんだけど、絶対楽しいじゃんか」
「そうですね」
「それに、今回の実況者大運動会って年上の方も多いし、専業で引きこもりがちで、配信者になってから何十キロ大きくなりましたみたいな方もいるからあんまりケガしないような内容かな、と思って」
「確かに若くて普段から外に出て通勤してるってだけでもちょっとアドかも」
「何より絶対楽しいじゃん、面白い人たちが揃うんだから。自分が運動出来る出来ない以前にその現場にいたいなって思って」
「レイ推し枠でチケット買います!」
「いや、俺がいないってことは」
「あああーっ! 悲しき宿命が!」
ニコイチの一番の弊害がこれ! 2人同時にいないことは極力避けてくれと言われてること。つまりカオちゃんがリアルイベントで演者として現場にいるとき、うちは仕事をしていなければならないということ! 実況者イベントなんて絶対に現場に行けないんだ……。こないだのカミツレオフイベも行けなかったし。
「でも、専業の先輩たちがジム通い始めましたーみたいなポストしてんの見たけど俺は兼業だしイベントプランナーが本業だし、チャリで通勤するとかしか出来なくないかって」
「それだけでもやらないよりいいと思うけどね、体力作りの一環であるなら」
「3、4年前かな、農学部のダチが学部の球技大会があるってんで練習に付き合えって言われて山口からサッカーのコーチングを受けたことならあるんだけど、あの山口が匙を投げたレベルの運痴なんだよ俺は」
「ヒーローが放り投げちゃったのかー。カオちゃんバスケやってたら自然とサッカーになるのにね」
「そうそう、ってあれも結構残念エピソードだもんなあ」
うちはある程度体が動く方なので、スポーツが苦手な子がどう体を動かしてああなっているのかっていうことがよくわからないんだけど、苦手な子からすれば出来る子がどうやってあんなことをしてるのかがわからないみたい。
カオちゃんは特に文武の文に寄ってるから、レポート1万字なんてすぐだし1000字を10回やるだけじゃん、みたいなことを普通に言ってドン引きされるタイプなんだよね。レポートの文字数書けない人の気持ちが理解できないヤツ。得意なことが強すぎるんだよねえ。うらやま。
「あれっ、伊東さんてスポーツ出来るよね、バスケやってるし」
「ある程度は出来ます」
「勉強も出来るよねえ、文字数書けるし」
「勉強は人並みですけど、文字は叩き込みますね」
「実は最強なのでは?」
「あっ、気付いちゃった? うちはね、料理以外特に大きな苦手がないんですよ実は」
「その料理で人を殺しかけてんだよなあ……」
「高崎クンがいくらか悪い風に言ってるでしょ、それ」
「高崎が寝込んだ話を知ってる奴らからそれぞれ聞いてるけど、みんな伊東さんの料理はヤバいって言ってるぞ」
「今はちょっと良くなったのに」
でも、ちょっと良いくらいだったらすごく良いカズには敵わないので、お弁当はこれからもカズのお世話になります。
「あとホントに最強なのは高崎クン、これ豆ね」
end.
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レイ君の活動を盛り上げたくて無駄に1年進めたけど今後は多分普通にフェーズ3でやる
慧梨夏の料理はヤバいしやまよはヒーローだけどPさんレベルは手に負えない
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