2021(03)
■皆さん秋はどうですか
++++
「みんなひっさしぶりー!」
「くるちゃん元気だったー?」
「見ての通りあたしはすっごい元気! ちとせちゃんは?」
「あたしは大学祭の準備でちょっと忙しいけど、元気だよ」
「2人とも、近況報告するならどこか店に入る?」
「あっそうだね!」
夏合宿が終わって結構経ったけど、4班で一緒になった4人は変わらず仲良しで、今日は久々にみんなでごはんでも行こーってことになって集合。行く店は決めてなかったから、千颯からどこか店に入ろうかって提案があってからみんなの食べたい物を言い合うって感じ。
時間帯が普通に晩ご飯食べる感じだったから、最近は少し暑さも和らいでたしお鍋でも食べようかってことになった。ちとせちゃんが青女の大学祭でやるステージの練習とかで結構忙しいみたかったんだよね。そんな中で時間を作ってもらって今日の会が出来てるからね。本当にありがとう! って感じ。
「それじゃあ皆さん、かんぱーい!」
「かんぱーい」
「……って、あたし以外みんなノンアルなんだね」
「前から思ってたけど~、くるちゃんってお酒強いよね~」
「ホントに。くるちゃんが飲んでるのを見てるとギャップを感じる」
「ギャップってなに千颯」
「だって、小さくてスイーツが好きで~っていう女の子が、めちゃくちゃ飲むじゃん。しかも甘いお酒ばっかりでもなくとりあえずビールから始まって」
「えっ、もしかして引かれるかな」
「ううん、言い方が悪かったかな。少なくとも俺は悪い意味では捉えてないから。飲んでも酔わないの、結構羨ましいし」
「ホントに~。俺~、お酒は飲めて3杯くらいまでかな~」
「北星は3杯くらいまでって自分でわかってるのがすごくいいと思うよ! ちとせちゃんはどれくらい飲むの?」
「あたしは少しだけかな。3杯も飲めないかも。飲むなら甘いお酒がいいな」
「かわいい~! お手本のような女の子じゃん!」
MBCCでお酒を飲んでるとあたしも弱い方だよなーって麻痺しそうになるんだけど、サークル以外の人と飲むとめっちゃ飲むじゃんってビックリされるんだよね。今も最初だからとりあえずビールで乾杯したらこれだからね。って言うかMBCCの人がみんな強すぎるんだよね!
「MBCCの中じゃあたしもそんなに強くないから感覚マヒしちゃってたよ」
「緑ヶ丘の人ってそんなにみんな強いの?」
「みんなつっよい! あっ、でもシノは全然飲めないかな」
「シノ君はあんまり飲めないんだ」
「うん。缶チューハイ半分飲んだだけですっごい真っ赤になるの。体質ってあるんだな~って思うよ」
1年6人の中だったらササが一番強いのかな。その次がレナかなあ。で、すがやん、サキ、あたし、シノって感じかな。サキは、俺は体も小さいし体格も良くないからあんまり強くはないんだよって言ってたけど、シノなんかは普通に大きいし、レナもほっそいし。体つき以外にもあるんだろうなとは思うけど、調べたりはしてないな。
「そうだ、ちとせちゃんて学祭いつだっけ」
「再来週かな。今月末」
「そうなんだー、緑ヶ丘の学祭より1週早いんだね」
「青敬も~、今月末だよ~」
「えっそうなんだ! 北星は大学祭で何かやるの? 模擬店とか!」
「特に何もやらないよ~」
「じゃあ大学祭を見て回る感じ?」
「そうなるかな~。当麻と~、雨竜と一緒に回ろ~って話にはなってる~」
「よかったら青女の大学祭も見に来てね。大学祭は男の子も入れるから」
「ちとせちゃんて~、何やるの~?」
「ステージと喫茶店だよ。お菓子作りが得意な先輩がいるんだけど、その人の手作りケーキやクッキーを出すんだよ」
「すっごーい! あたしも食べたいなあ!」
「千颯は何をするの~?」
「俺はサークルでワッフルの模擬店をやるよ」
「ワッフルもいいなー!」
ちとせちゃんの話では、青女さんの喫茶は本当にすごい本格的らしいんだよね。試作のケーキもすっごく美味しかったって! 興味しかなーい! 千颯もワッフルのお店をやるって。星大は日付がカブってるから多分行けないけど、青女には行こうと思えば行けるんだよね。
「くるちゃんは何やるの?」
「あたしはね、DJブースと焼きそばのお店だよ! 食品ブースは1年生が仕切るのが伝統みたくって、あたしがリーダーをやらせてもらってて」
「すごーい! 1年生で仕切るなんてなかなか出来ないよ!」
「ううん、全然だよ。試作もお金の計算もサキが引っ張ってくれてるし、買い出しはすがやんがいないと成り立たないし。DJブースの方を仕切ってるシノと打ち合わせてみんなのシフト決めたりはしてるけど、今のところお飾りリーダーって感じ」
「緑大の学祭、見に行ってみようかなあ。いつだっけ?」
「11月の第1週かな。ちとせちゃんの次の週」
「わかったー」
緑大の大学祭も凄そうだけど、他の大学にも行ってみたいし、大学祭ってワクワクするしただただ楽しみだよね! レナとの番組のことも考えなきゃいけないのはわかってるけど完全に浮かれちゃってる。空回りだけしないようにしないと。あっ、ついでだし番組のことも相談してみようかな? ううんううん、これはあたしのこと!
「俺も11月第1週だし、行くとすれば青女と青敬かー」
「星大は日程カブってるんだよねー。結構スケジュールギチギチだから行くのは厳しいなー」
「俺が緑大に行くのはそこまでハードル高くないかも」
「え~、行くんなら俺も連れてってよ~」
「みんなが来るんなら精一杯おもてなしするよ!」
end.
++++
くるちゃんら夏4班の1年生4人はとっても仲良しです。去年の青敬勢の話で会ってたらしい描写があったんでこうなった。
去年はいつの間にか成立していた千颯ちとせのお付き合いも、この時点ではまだだし、これからどうなるのかな
北星は大学に入ってから友達付き合いというものを覚えたし、それを本人も楽しんでいるようなのでよかったね
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「みんなひっさしぶりー!」
「くるちゃん元気だったー?」
「見ての通りあたしはすっごい元気! ちとせちゃんは?」
「あたしは大学祭の準備でちょっと忙しいけど、元気だよ」
「2人とも、近況報告するならどこか店に入る?」
「あっそうだね!」
夏合宿が終わって結構経ったけど、4班で一緒になった4人は変わらず仲良しで、今日は久々にみんなでごはんでも行こーってことになって集合。行く店は決めてなかったから、千颯からどこか店に入ろうかって提案があってからみんなの食べたい物を言い合うって感じ。
時間帯が普通に晩ご飯食べる感じだったから、最近は少し暑さも和らいでたしお鍋でも食べようかってことになった。ちとせちゃんが青女の大学祭でやるステージの練習とかで結構忙しいみたかったんだよね。そんな中で時間を作ってもらって今日の会が出来てるからね。本当にありがとう! って感じ。
「それじゃあ皆さん、かんぱーい!」
「かんぱーい」
「……って、あたし以外みんなノンアルなんだね」
「前から思ってたけど~、くるちゃんってお酒強いよね~」
「ホントに。くるちゃんが飲んでるのを見てるとギャップを感じる」
「ギャップってなに千颯」
「だって、小さくてスイーツが好きで~っていう女の子が、めちゃくちゃ飲むじゃん。しかも甘いお酒ばっかりでもなくとりあえずビールから始まって」
「えっ、もしかして引かれるかな」
「ううん、言い方が悪かったかな。少なくとも俺は悪い意味では捉えてないから。飲んでも酔わないの、結構羨ましいし」
「ホントに~。俺~、お酒は飲めて3杯くらいまでかな~」
「北星は3杯くらいまでって自分でわかってるのがすごくいいと思うよ! ちとせちゃんはどれくらい飲むの?」
「あたしは少しだけかな。3杯も飲めないかも。飲むなら甘いお酒がいいな」
「かわいい~! お手本のような女の子じゃん!」
MBCCでお酒を飲んでるとあたしも弱い方だよなーって麻痺しそうになるんだけど、サークル以外の人と飲むとめっちゃ飲むじゃんってビックリされるんだよね。今も最初だからとりあえずビールで乾杯したらこれだからね。って言うかMBCCの人がみんな強すぎるんだよね!
「MBCCの中じゃあたしもそんなに強くないから感覚マヒしちゃってたよ」
「緑ヶ丘の人ってそんなにみんな強いの?」
「みんなつっよい! あっ、でもシノは全然飲めないかな」
「シノ君はあんまり飲めないんだ」
「うん。缶チューハイ半分飲んだだけですっごい真っ赤になるの。体質ってあるんだな~って思うよ」
1年6人の中だったらササが一番強いのかな。その次がレナかなあ。で、すがやん、サキ、あたし、シノって感じかな。サキは、俺は体も小さいし体格も良くないからあんまり強くはないんだよって言ってたけど、シノなんかは普通に大きいし、レナもほっそいし。体つき以外にもあるんだろうなとは思うけど、調べたりはしてないな。
「そうだ、ちとせちゃんて学祭いつだっけ」
「再来週かな。今月末」
「そうなんだー、緑ヶ丘の学祭より1週早いんだね」
「青敬も~、今月末だよ~」
「えっそうなんだ! 北星は大学祭で何かやるの? 模擬店とか!」
「特に何もやらないよ~」
「じゃあ大学祭を見て回る感じ?」
「そうなるかな~。当麻と~、雨竜と一緒に回ろ~って話にはなってる~」
「よかったら青女の大学祭も見に来てね。大学祭は男の子も入れるから」
「ちとせちゃんて~、何やるの~?」
「ステージと喫茶店だよ。お菓子作りが得意な先輩がいるんだけど、その人の手作りケーキやクッキーを出すんだよ」
「すっごーい! あたしも食べたいなあ!」
「千颯は何をするの~?」
「俺はサークルでワッフルの模擬店をやるよ」
「ワッフルもいいなー!」
ちとせちゃんの話では、青女さんの喫茶は本当にすごい本格的らしいんだよね。試作のケーキもすっごく美味しかったって! 興味しかなーい! 千颯もワッフルのお店をやるって。星大は日付がカブってるから多分行けないけど、青女には行こうと思えば行けるんだよね。
「くるちゃんは何やるの?」
「あたしはね、DJブースと焼きそばのお店だよ! 食品ブースは1年生が仕切るのが伝統みたくって、あたしがリーダーをやらせてもらってて」
「すごーい! 1年生で仕切るなんてなかなか出来ないよ!」
「ううん、全然だよ。試作もお金の計算もサキが引っ張ってくれてるし、買い出しはすがやんがいないと成り立たないし。DJブースの方を仕切ってるシノと打ち合わせてみんなのシフト決めたりはしてるけど、今のところお飾りリーダーって感じ」
「緑大の学祭、見に行ってみようかなあ。いつだっけ?」
「11月の第1週かな。ちとせちゃんの次の週」
「わかったー」
緑大の大学祭も凄そうだけど、他の大学にも行ってみたいし、大学祭ってワクワクするしただただ楽しみだよね! レナとの番組のことも考えなきゃいけないのはわかってるけど完全に浮かれちゃってる。空回りだけしないようにしないと。あっ、ついでだし番組のことも相談してみようかな? ううんううん、これはあたしのこと!
「俺も11月第1週だし、行くとすれば青女と青敬かー」
「星大は日程カブってるんだよねー。結構スケジュールギチギチだから行くのは厳しいなー」
「俺が緑大に行くのはそこまでハードル高くないかも」
「え~、行くんなら俺も連れてってよ~」
「みんなが来るんなら精一杯おもてなしするよ!」
end.
++++
くるちゃんら夏4班の1年生4人はとっても仲良しです。去年の青敬勢の話で会ってたらしい描写があったんでこうなった。
去年はいつの間にか成立していた千颯ちとせのお付き合いも、この時点ではまだだし、これからどうなるのかな
北星は大学に入ってから友達付き合いというものを覚えたし、それを本人も楽しんでいるようなのでよかったね
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