メモと小ネタ帳

噂(クライヴ・ジル・シド+ディオン)

2024/08/16 20:50
FF16
ザンブレク皇国、オリフレム地下―。
マザークリスタルドレイクヘッド目前、神殿付近にてー。

上層階に空いた大穴を3人とトルガルは眺めながら。


シド「当時のバハムートのドミナントとかち合ってよ。あそこに大穴開けて逃げ切ったんだ」
クライヴ「召喚獣同士に力の差はほとんどないと言われているが…良く逃げ切れたな」
シド「ザンブレクは竜を崇拝の対象として掲げる。女神グエリゴールの影響なのか竜騎士団は殆ど槍だ。中には魔法や剣の奴もいるが…向こうが長物で穴に引っかかって手間取った隙になんとかな。戦場では信頼出来る部下に槍を預け受け取ってから出陣をすることが多い。そうした習わしでは想定外の事態で穴の大きさが咄嗟に頭の計算に入らなかったんだろう」
クライヴ「成程。ロザリアでは剣を突き立て敬礼を行なうから他者に預けたりはしない。ウォールードにも何かあるのか」
シド「さあ…これと言ったものはな」
クライヴ「…ああ、ジルすまない。先を急ごう」
ジル「…ううん」
クライヴ「‥‥?」
シド(さっきこいつが俺を助けた時もちょっと柔らかくなっていたな…)
「さて、バハムートのドミナントほどではないが、これから先は厄介なお相手が続くぞ。ふたりとも、いいな」



その頃、オリフレムから自治領へ軍を仕掛けようとする竜騎士団と皇国兵の中―。
ディオン「…っ」(小さいくしゃみを抑える)
テランス「寒いのですか、ディオン様」
ディオン「いや、余…ではなさそうだが何やらバハムートのことで噂されているような」
テランス「オリフレムに残った皇国民でしょうか。
戦地から戻られたディオン様が皇都からすぐに姿を消し―…今は我々と共に自治領へと向かっておられる…」
ディオン「生まれ故郷を離れていくのも離れられないのも、どのような心境なのだろうな…」
テランス「私はどこへでもお供致します」
頷くディオン。
ディオン(この槍を預けるのもそう遠くない日に終わりがくる…)
「噂自体は別に悪い事ではない。誰かの記憶に留まっている」
テランス「根も葉もない悪意でしかないのであれば、傍に居る私が真実を語ります」
ディオン「テランス、感謝する」



マザークリスタルドレイクヘッド。コアの部分を眺める3者とトルガルー。

シド「これからやることは噂では収まらねえ。歴史、だな」
ジル「名を残すのね。大罪人と呼ばれても」
シド「悪くない人生だろ、お前はどう思う」
クライヴ「言ったはずだ。信じるさ」

コメント

[ ログインして送信 ]

名前
コメント内容
削除用パスワード ※空欄可