DFF
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
Active Time Event『シャツの出どころ』
キリカとバッツが食料を調達しに行っている間、俺達は大人しく留守番をすることになった。
この世界に一度でも足を踏み入れた事のあるバッツを連れていくのは適役だ。ただ、服装に困っていたようだが。本音は俺についてきて欲しそうだった。あれだけちらちら見られたら俺でもわかる。
此処は俺の世界と似ているようだ。車の走る音も聞こえる。町の風景は少し変わっているが、生活様式はさほど大差ないんじゃないか。ぼんやりとしか思い出せない、ガーデンの仲間達の顔。
あいつらは元気にしているのか。もう、ずっと会っていないような気さえする。あの約束だけは、忘れない。
「怪しいな」
ジタンの独り言が聞こえた。そっちに視線を向けて何がだと問いかけた。胡坐をかいたまま肘をついて、考え事をさっきから続けている。
「女性の一人暮らしで、ほいと男物のシャツが出てくるわけがない。かと言って、他にそれらしい物はない」
「…それで?」
「あれは元カレのシャツだな。間違いない」
この短時間でよくそこまで詮索できたな。しかもキリカに妙な真似しないようにと釘を刺されていたのにだ。いつの間に部屋中嗅ぎまわったんだ。
「元カレとは限らないんじゃないか」
「いーや、絶対そうだぜ。あのシャツ見つけた時のキリカの表情見ただろ?」
「俺は見てない」
「…まあ、いいけど。捨て忘れか、それともまだ未練があるのか」
そんなこと俺に聞かれてもわかるはずがない。勝手に想像していればいいだろ。俺には関係の無いことだ。ああ、でもあいつには関係があるのか。
これで後者の方だと面倒なことになりそうだな。あまり関わりたくはない。
キリカとバッツが食料を調達しに行っている間、俺達は大人しく留守番をすることになった。
この世界に一度でも足を踏み入れた事のあるバッツを連れていくのは適役だ。ただ、服装に困っていたようだが。本音は俺についてきて欲しそうだった。あれだけちらちら見られたら俺でもわかる。
此処は俺の世界と似ているようだ。車の走る音も聞こえる。町の風景は少し変わっているが、生活様式はさほど大差ないんじゃないか。ぼんやりとしか思い出せない、ガーデンの仲間達の顔。
あいつらは元気にしているのか。もう、ずっと会っていないような気さえする。あの約束だけは、忘れない。
「怪しいな」
ジタンの独り言が聞こえた。そっちに視線を向けて何がだと問いかけた。胡坐をかいたまま肘をついて、考え事をさっきから続けている。
「女性の一人暮らしで、ほいと男物のシャツが出てくるわけがない。かと言って、他にそれらしい物はない」
「…それで?」
「あれは元カレのシャツだな。間違いない」
この短時間でよくそこまで詮索できたな。しかもキリカに妙な真似しないようにと釘を刺されていたのにだ。いつの間に部屋中嗅ぎまわったんだ。
「元カレとは限らないんじゃないか」
「いーや、絶対そうだぜ。あのシャツ見つけた時のキリカの表情見ただろ?」
「俺は見てない」
「…まあ、いいけど。捨て忘れか、それともまだ未練があるのか」
そんなこと俺に聞かれてもわかるはずがない。勝手に想像していればいいだろ。俺には関係の無いことだ。ああ、でもあいつには関係があるのか。
これで後者の方だと面倒なことになりそうだな。あまり関わりたくはない。