がんばれゴエモン
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万能からくり忍者
「サスケさんって目からビーム出そうですよね」
「流石に出ないでござる」
「肩から風船なら出るけどな」
「ほんと?すごいですねえ」
私達は三人で囲炉裏をぐるりと囲んで、お茶を飲んでいた。
話の内容は他愛のないもの。最初は長屋付近にいる猫の話をしていた。
そこから転々と話は変わり、サスケさんのからくりボディの話になっていた。
体がからくりというだけあって色々な機能があるらしい。
頭の髷が上方向に伸びたり、泳げるように改造されたり。
なんでも出来てしまいそうで、私は度々感嘆の溜息を漏らしていた。
「少しの間なら空中に留まっていられるでござる」
「サスケさん軽そうだから」
「そうでもないでござる。部品が多いでござるから」
「それでもエビス丸よりは軽いだろ」
「ふふ」
エビス丸さんとサスケさん、見た目はサスケさんの方が軽そう。
あれだけの大食い、他に見たことがないとゴエモンさんが皮肉交じりに言っていた。
サスケさんは「そうでござるな」と頷き、はお茶をずずっと啜る。
目を線のように細めてふうと息をついていた。
外でからん、からんと音がした。誰かが桶を転がしてしまったのだろう。
それに気を取られたのは私だけだった。二人にとっては日常茶飯事なのかな。
「そういえばそろそろお祭りの時期でござるな」
「ああ、もうそんな時期だったか」
「お祭り?」
「年に一度のお祭りと花火大会があるでござる」
「賑やかで、そりゃあいいもんだぜ」
お祭りかあ。最後に行ったのはいつだったかな。
記憶の糸を手繰り寄せてみるけれど、ぼんやりとした映像しか見つからない。
浴衣を着ている自分と手を繋いでいる誰かが映った。相手が誰なのか、思い出すことが出来ない。
「拙者が花火を打ち上げる手伝いをするので、キリカ殿も見に来て欲しいでござる」
「サスケさん花火も打ち上げられるんですか?わあ…本当にすごい」
「花火師のおやっさんにも誉められる腕前でい」
「楽しみにしてますね」
私はお祭りも花火も大好きだったはず。
そうじゃなきゃ、思い出の中の私があんなに楽しそうに笑っているはずがないもの。
それにしても、あれは誰なんだろう。
サスケさんが打ち上げる花火、楽しみだな。
忘れずに見に行かなくちゃ。
二人はお祭りの話で盛り上がっていた。
それを聞いて、相槌を打って、笑う。
お茶請けに買ってきたお団子も美味しい。
何気ないおしゃべりが楽しかった。
「キリカ殿、お茶をもう一杯貰えるでござるか」
「うん。わかりました」
お盆に"サスケ"と書かれた湯呑みを乗せて、台所へ。
この湯呑みは愛用しているものだとサスケさんが言っていた。
サスケさんは本当にお茶が好きなんだなあ。
「サスケさんって目からビーム出そうですよね」
「流石に出ないでござる」
「肩から風船なら出るけどな」
「ほんと?すごいですねえ」
私達は三人で囲炉裏をぐるりと囲んで、お茶を飲んでいた。
話の内容は他愛のないもの。最初は長屋付近にいる猫の話をしていた。
そこから転々と話は変わり、サスケさんのからくりボディの話になっていた。
体がからくりというだけあって色々な機能があるらしい。
頭の髷が上方向に伸びたり、泳げるように改造されたり。
なんでも出来てしまいそうで、私は度々感嘆の溜息を漏らしていた。
「少しの間なら空中に留まっていられるでござる」
「サスケさん軽そうだから」
「そうでもないでござる。部品が多いでござるから」
「それでもエビス丸よりは軽いだろ」
「ふふ」
エビス丸さんとサスケさん、見た目はサスケさんの方が軽そう。
あれだけの大食い、他に見たことがないとゴエモンさんが皮肉交じりに言っていた。
サスケさんは「そうでござるな」と頷き、はお茶をずずっと啜る。
目を線のように細めてふうと息をついていた。
外でからん、からんと音がした。誰かが桶を転がしてしまったのだろう。
それに気を取られたのは私だけだった。二人にとっては日常茶飯事なのかな。
「そういえばそろそろお祭りの時期でござるな」
「ああ、もうそんな時期だったか」
「お祭り?」
「年に一度のお祭りと花火大会があるでござる」
「賑やかで、そりゃあいいもんだぜ」
お祭りかあ。最後に行ったのはいつだったかな。
記憶の糸を手繰り寄せてみるけれど、ぼんやりとした映像しか見つからない。
浴衣を着ている自分と手を繋いでいる誰かが映った。相手が誰なのか、思い出すことが出来ない。
「拙者が花火を打ち上げる手伝いをするので、キリカ殿も見に来て欲しいでござる」
「サスケさん花火も打ち上げられるんですか?わあ…本当にすごい」
「花火師のおやっさんにも誉められる腕前でい」
「楽しみにしてますね」
私はお祭りも花火も大好きだったはず。
そうじゃなきゃ、思い出の中の私があんなに楽しそうに笑っているはずがないもの。
それにしても、あれは誰なんだろう。
サスケさんが打ち上げる花火、楽しみだな。
忘れずに見に行かなくちゃ。
二人はお祭りの話で盛り上がっていた。
それを聞いて、相槌を打って、笑う。
お茶請けに買ってきたお団子も美味しい。
何気ないおしゃべりが楽しかった。
「キリカ殿、お茶をもう一杯貰えるでござるか」
「うん。わかりました」
お盆に"サスケ"と書かれた湯呑みを乗せて、台所へ。
この湯呑みは愛用しているものだとサスケさんが言っていた。
サスケさんは本当にお茶が好きなんだなあ。