#04 たまには色相の曇らない24時
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ったく何で俺まで……」
出来上がったケーキにブスリとフォークを刺しながら、向かいを睨む。
そうして口に運んだケーキは、我ながら、かなり旨い。
「…光ちゃんさぁ。」
『んー?』
気の無い返事でカップに口をつけるのを見ながら、肘をつく。
「何で監視官になったの?」
『何を突然。』
「いや朱ちゃんにも聞いたんだけど。やっぱ気になるじゃん?」
『んー…』という声を聞きながら、ケーキに載った生クリームをカップに落とす。
『喧嘩をね、売ってやろうと思って。』
思わず眉を寄せて上げた視線の、先。
『神様に。』
こちらを見つめる瞳の薄さに一気に顔から表情が抜けたのを自覚した、次の瞬間
『…なーんてね。』
残念、その笑い方は、好みじゃない。