#03 飼育の作法
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恐怖に色を失くした金原に顔を近づけ、その後ろ襟を掴む。
「早速ネットに言いふらしてやるよ。」
もう少し
「金原祐治はサイコパスの濁った人殺しだってな!」
もう少しだ。
バングルに目を落とし、もう一押し。
「おっとここは圏外だっけなぁ、仕方ない。」
放り出したその体に、口の端を上げる。
「ちょっと玄関まで言ってくる。キサマはここで這い蹲って震えながら待ってるがいい。……自分の人生がブチ壊しになっちまうのをなあ!!」
よろよろと立ち上がった金原が汗を飛ばして駆け出し、ドア横の影が泡を食って飛び退く。
『な、何やってんですか!』
完全にテンパっているその顔に知らず笑い、口を開く。
「これで金原が人を殺せる奴かどうか、はっきりする。」
『や、……って……?』
「奴には下準備をしている時間もない。今すぐ俺を殺そうとするなら、前と同じ手口を使う筈だ。そこで犯罪が立証できる。」
こちらを見上げていた薄茶の目が、自身の足元に向けられる。
ややあって戻ってきた視線に、思わず、たじろいだ。
『――っ2万5千円!!』