あとがきです。


さてさてさて、動いていきますよー話が笑。


夢主あんまり動いても…というか喋ってすらいませんが、このepは転換期ですね。

この世界がどんなに間違っているか、少なくとも自分にとってはおかしいかを嫌と言う程見せつけられていても、そこに生きている人達がいて、実際に世界は在って、続いていく。

それを認めて、受け入れざるを得ずに生きてきた夢主にとって、禾生/藤間の語ったシビュラシステムとは…というワケです。

そしてそれより何より、兄を殺した藤間という存在がのうのうと生きていたという事実に対して衝動的に湧いた感情のままに動いてしまった、という感じです。

槙島さんは、夢主のそんな在り方を初めて会った時から今に至るまでで段々と理解していた。

そんな彼にしてみれば、シビュラシステムは夢主のように”ごく普通で、ありきたりな人間”に対して、もしくはそれ以上に”自らの意思を以って自らの意志を為そうとする人間”に対しての冒涜であり、それを理想もしくは至上とする自分に対しての侮辱。

これから先、二人が何を考えてどう動いていくのか。

残された人達が何を思い、どういう決断を下すのか。

是非最後まで、お付き合いいただきたいと思います。


それでは今回もここまでお読みいただき、ありがとうございました。





　　　　　　　
　　　　　　'15,05,01 REIRA


"Out Of Control"　Nothing's Carved In Stone/"All Alone With You"　EGOIST/"名前のない怪物"　EGOIST/"MUSE"　Supremacy/"桜流し"　宇多田ヒカル/"She Wolf(Falling To Pieces)"　David Guetta Ft.Sia/"Shake It Out"　Florence+ The Marchine