#25 裁きの門
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武装解除させたヘルメット集団を手錠で拘束し、ドローンに繋ぐ。
暴徒化した市民にも同様の処置を施す征陸と六合塚から離れ、リングに顔を近づける。
「間違いないんだな?」
<槙島かどうかは、現在志恩さんが追跡中ですが…ノナタワーに武装集団が侵入した事は疑いようのない事実です。タワーは攻撃を受け、電子的、通信的にも孤立しています。>
「――っく」
思わず唇に歯を立てると、常守の横から佐々山の顔が覗いた。
≪エントランスを突破した状況から見ても、ここの警備システムではしのぎ切れません。≫
「……~わかった。常守、佐々山。後聞こえてるか、狡噛と縢。」
<へーい。>
「暴動はまだ続いている以上、タワーの方は俺達一係で対応する。いいか。もしも本当に槙島がいたら…」
――槙島聖護の身柄を確保しろ。
「逮捕しろ。尋問の必要がある、必ず生きたまま捕まえるんだ。」
<……努力してみる。>
「努力するのは当然だろう!」
思わず声を荒げると、背中に征陸と六合塚の視線を感じた。
「重要なのは結果だ。」
髪を揺らした佐々山が、ニコリと場違いに笑って名を呼ぶ。
≪分かりました。ではこちらはこちらで。そちらも気をつけて。征陸さんと六合塚さんにも宜しく伝えて下さい。≫
「……ああ。」