#22 深淵からの招待
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闇へとダイブする感覚。
暗灰色の世界が、オーロラの様に時折、揺れる。
その中の一番鮮やかで優しい色は、良く、知っている。
…ゆき…
「カミサマってホント不公平。」
「かー、贅沢な悩みー!」
テラスに響く、日の光よりも明るい、ゆきの声。
しかし燦々と降り注いでいた暖かな色合いは次第に薄れて崩れ、鈍色に侵されていく。
「君が手にしたその銃――ドミネーターを司るシビュラシステムが決めるのか?」
<犯罪係数、48。執行対象ではありません。トリガーを、ロックします。>
「…助けて……朱ぇッ」
笑うゆきの顔に、赤い眼をした##NAME1##ちゃんの顔が重なる。
憎悪に輝くその顔は、とても――
「とても残念だよ、常守朱監視官」
まるで動物か何かのようにあお向けられた、白い喉首。
「あ゛あああああーっ」
「朱ぇ!!」
<執行対象ではありません。トリガーを、ロックしま「やめてえええええええええッ」
肉を断つ音に目の前が、赤く染まる。
見開いた瞳の向こうに見えたその、姿は――