#21 Devil's crossroad
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刑事として
人として。
この真実を受け止めるにはそのどちらでもない立場に、立つしかない。
だが
それでも。
藤間や、槙島に殺された犠牲者達は
大事な人間を奪われた者達は。
彼らは、どうなる。
「……提出した報告書には、不備があったようです。」
「結構だ。」
顎を引いた局長が、椅子を回転させる。
「明朝までに再提出したまえ。当然君の部下達にも納得いく説明を用意する必要があるだろうが。」
そんなものは絶対に無い。
自分が今こうして、自分で在ろうとするように
「お任せ下さい。」
「よろしい。宜野座君、やはり君は私が見込んだ通りの人材だ。」
彼らもまた
「槙島聖護の身柄を確保しろ。一日でも早くこの社会から隔離するんだ。ただし殺すな。即時量刑、即時処刑はシビュラあっての制度だ。」
「了解しました。」
「この男を捕らえ、本局にまで連行すればいい。後は何も気にするな。槙島聖護は二度と社会を脅かすことなどなくなる…藤間幸三郎と同様にな。」
彼らで在ろうとするだろうから。